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中国景況感、2カ月連続50割れ 9月の製造業指数

2012/10/1 11:04
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 【北京=大越匡洋】中国物流購入連合会が1日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.6ポイント上昇し、49.8となった。前月に比べて改善したものの、景気の拡大・悪化を判断する節目となる50を2カ月連続で下回り、低迷が続く。中国政府は投資認可の加速などによる景気の下支えに動いているが、先行きへの不透明感はぬぐい切れない。

 PMIは全国の製造業820社へのアンケート調査をもとに算出。製造業の景況感を反映し、生産や受注などについて50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。

 項目別にみると、新規受注指数は前月比1.1ポイント上昇と大幅に改善したが、49.8と50の節目は下回った。在庫調整が少しずつ進んでいるとみられ、業種別では通信設備、自動車など9業種で50を上回る一方、金属、製鉄関連など12業種では50を下回る低迷が続いた。

 輸出向けの新規受注も、前月比2.2ポイント上昇と改善はしたが、48.8と50を割っている。受注動向に改善がみられたことで、生産指数は0.4ポイント上昇の51.3となった。一方で、輸入指数は50割れが続き、内需の勢いはなお鈍い。

 中国国務院発展研究センターの張立群研究員は「PMIの改善は国内の投資、消費の底堅さを反映しており、中国経済の減速傾向に変化がみられる」との見方を示した。

 中国政府はインフラ投資の認可を加速しており、一定の景気下支えは期待できる。ただ、欧州経済の長引く不振に加え、中国国内でも不動産取引の引き締め策が続き、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化というリスクも抱えた。2012年の中国経済の成長率は13年ぶりに8%を下回る見通しだ。

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