【上海時事】日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化の余波で、11日の記者会見が中断された上海マラソンについて、同組織委員会は29日、12月2日に開催し、10月6日から参加申し込みを受け付けるとホームページ上で正式発表した。ただ、大会名から冠スポンサーだった東レの名前が消えたほか、協賛企業を紹介する欄からも、ユニクロやYKK、日本航空など日本企業8社を含む13社の企業名がすべてなくなった。

 上海市体育局は11日の記者会見中断について「日本政府の釣魚島問題への姿勢に鑑み、日本企業が冠スポンサーのマラソンを始動させるのはふさわしくない」との見解を表明していた。組織委員会の日本側関係者は「中国側からはスポンサーは調整中と聞いており、最終決定したとの報告はない」としている。 

この配信会社の記事一覧へ

テキストサイズ