「日本の歴史歪曲教科書に強い対応を」=韓国議員

【ソウル聯合ニュース】韓国国会外交通商統一委員会所属で、与党セヌリ党の元裕哲(ウォン・ユチョル)国会議員は1日、「日本は2002年から毎年、極右史観の歴史教科書を採択しているが、韓国政府が公式に修正を要求したのはたった3回に過ぎない」と述べ、政府に強い対応を求めた。

 外交通商部の資料によると、同部は2005年、独島を日本の領土と表記した扶桑社の歴史・地理教科書について、58項目の修正を日本政府に要求した。

 2011年には、歪曲(わいきょく)された中学校の教科書が文部科学省の教科書検定を通過すると、86項目について日本側に修正を要求した。

 しかし、同議員は日本が2000年代に入って毎年小・中・高校の極右教科書を採択してきた点を考えると、韓国政府の対応は消極的で低姿勢だと批判した。

 外交通商部の修正要求は、日本の教科書をモニタリングする教育科学技術部の要請により行われるもので、最もレベルの高い抗議措置の一つだ。

 同議員は「外交通商部の公式修正要求は3回にとどまり、日本政府も何の対応措置も取っていない」とし、さらに踏み込んだ対応を要求した。

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