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【栃木】

宇都宮 百人一首フェスタ 素早い手さばきに歓声

永世クイーンの渡辺さん(左)と勝負する小学生ら=宇都宮市で

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 百人一首の楽しさや奥深さを伝える第二回「みやびぃ百人一首フェスタ」が三十日、宇都宮市江野町のオリオンスクエアであった。市内の小学生代表と、競技かるたの永世クイーン渡辺令恵(ふみえ)さん=神奈川県在住=が火花を散らし、会場を盛り上げた。

 宇都宮は百人一首の生みの親とゆかりがあるとして、学校関係者らでつくる実行委員会が昨年から開催している。実行委によると、鎌倉時代の宇都宮五代城主、宇都宮頼綱の依頼で、歌人藤原定家が百首の和歌を色紙にまとめたものが「小倉百人一首」の起源になったとされる。

 フェスタでは、昨年の百人一首の市民大会小学生部門で上位だった四校が対決。優勝した市立姿川第二小学校の六人が二組に分かれ、三人対一人の形で渡辺さんと対戦した。クイーンに負けない素早い手さばきで小学生チームが札を取ると、会場からは大きな歓声と拍手が起きた。

 一組目の三人は十七枚対二十五枚で敗れた。それでも「クイーンはすごく強かったけれど、みんなでここまで頑張ってきてよかった」と満足そうだった。 (内田淳二)

 

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