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本日は「内定式」—卒業&入社までの半年にやっておくといいこと

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2012/10/01


今日は内定式ですね。自分の経験も踏まえつつ、卒業までにやっておくといいだろうなぁ、ということについてまとめてみます。


「興味関心」のつながりを持とう

まずおすすめしたいのは、「家族」と「会社」以外に、第三の居場所として「興味関心」のコミュニティを持っておくことです。

会社に入ると、ソーシャルグラフの形はがらっと変わります。仲が良かった大学時代の友人たちとも少しずつ疎遠になり、交友関係の中心は「同僚」にシフトしていくでしょう。

会社は費やす時間も多いため、自然と関係も固定化されてしまいます。仕事が忙しかったりすると、休日は丸一日寝て過ごしてしまったり、会社以外の人たちとの縁が薄くなってしまいがちです


会社がそれでも楽しければいいのですが、希望しない部署への異動、地方への転勤など、突然仕事が楽しくなくなることも十分にありえます。もちろん、昨今の経済事情では、会社自体がなくなる可能性もあるでしょう。

そういうとき、興味関心のコミュニティを持っていると、それがセーフティネットになる可能性があります。転職先が見つかることもあれば、副業を提供してくれることもあるでしょう。

また、安全という意味だけではなく、専門性を高めるためにも、興味関心のコミュニティは役立ちます。社外の「熱い人」とつながると、それだけで向上心を刺激されるはずです。

例えば皆さんがIT企業に勤めるなら、残り半年、積極的にイベントなどに参加してネットワークを築いておきましょう。パティシエになるのなら、自分が勤める店以外の職人とつながりを持ちましょう。経理を担当するのなら、他社のプロフェッショナルとつながりましょう。今はソーシャルメディアを使えば、そんなことは簡単にできるので(CoffeeMeeting茶会人訪問などがおすすめです)。


月3万円、自力で稼げるようになろう

会社に勤めると、なんとも恐ろしいことに、毎月給料が自動的に振り込まれるようになります。何を言っているんだという感じですが、これは恐ろしいことだと僕は思います。

「月給(サラリー)」は素晴らしい仕組みですが、ともすると、自力で稼ぐ力を失わせることにもつながります。「月給がもらえる会社」という仕組みは、言ってみれば「エサと水が自動的に与えられるオアシス」みたいなものです。オアシスが永遠に豊かであればいいのですが、万が一水が枯渇したとき、そこに依存していた人は大パニックに陥るでしょう。

せめて月3万円でも、皆さんは「自力で稼げる」ようになっておくべきだと僕は考えます。月3万円程度なら、様々なビジネスのタネを見つけることができるでしょう。それこそブログを書く、なんてのもありです。

というか、そもそも自力で月3万円も稼げない人はビジネスパーソンとしてヤバいと思います。どんだけ会社に依存してるんだ、という話です。

例えば、有料のイベントでも企画すれば、すぐに3万円は稼げるでしょう。お祭りで屋台を出してみてもいいかもしれません。音楽が得意なら、パフォーマンスで稼いでもいいでしょう。顔面を広告にしてもいいかも。ぜひ残りの半年間で、「自力で稼ぐ」ことに挑戦してみてください。


一級のエンターテイメント、アートに触れよう

これは超一般的なアドバイスなんですが、社会人になるとやっぱり余裕がなくなっていきます。読む本なんかも小説や教養書ではなく、ビジネス書が中心になっていくでしょう。映画も音楽も、楽しむ機会が減っていきます。

ではエンターテイメントやアートに価値がないかというとそんなわけはなく、自分の心を豊かにしてくれますし、何より「共通言語」になりえます

実際的で下世話な話ですが、例えば皆さんが「寅さん」が大好きなら、上の世代との「共通言語」を持っている可能性が高い、ということです。こうした教養面の共通言語を持っていれば、居酒屋やランチタイムに、意外な人と意外なつながりを楽しむことができます。僕はクラシック音楽や古い映画が好きなのですが、これもやっぱり上の世代との「共通言語」になることが多いです。

もちろん、営業マンでもなければ、「人とつながるために」教養を得ようとする必要はないと思います。教養なりアートなりエンタメなりは、「自分のために」楽しむのが一番です。

ただ、社会人になるとじっくりと何かを楽しむ余裕がなくなりますし、社会に出ると教養は意外に「共通言語」になりえることも事実です。語学留学とかも超素敵ですが、大学の図書館にこもって映画、絵画、小説、音楽の世界にどっぷり浸かる、なんて過ごし方も僕はいいと思います。


と、まだまだありそうですが、僕は自分の経験的にはこの3つを挙げます。未体験なので挙げませんでしたが、フィリピンへの語学留学なんかも今はいいんでしょうね。卒業前に1ヶ月とか行くと超いい経験になりそうです。


関連本。アートの話をしたので、おすすめの小説をいくつか紹介。もう一度読みたいのですが、やっぱり余裕がないですね…。