'12/9/27
跡地のサッカー場に消極姿勢
広島商工会議所の深山英樹会頭は26日の定例会見で、市民の一部から要望が出ている旧広島市民球場跡地(中区)へのサッカー専用スタジアムの建設について、「集客性が高いとは言えない」として消極姿勢を示した。
深山会頭は「サッカー場は試合数が限られている」とし、試合がない時の集客力に課題があると指摘。常時、にぎわいの拠点となることが必要との考えを示した。
広島商議所はこの日、同跡地の活用策の基本的な考え方をまとめた。2008年に決めた利用計画案をベースに、「新しい中核をかたちづくる重要な地域」と位置付けた。
若者が集まりやすい「都市的コンプレックス(複合施設)」や川沿いの「緑地ゾーン」、大規模なイベントが開ける設備などを盛り込んだ。商議所ビルの移転は「広島市から要請があれば検討する」とした。
市の委員会で議論が進んでいるため、考え方をまとめた。11月に予定される市の委員会で伝える。