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国際
【尖閣国有化】中国の圧力に日本は断固たる態度を 軍事衝突の危険も ラリー・ウォーツェル氏インタビュー
【ワシントン=古森義久】米国議会の米中経済安保調査委員会の委員で中国の軍事戦略の専門家のラリー・ウォーツェル氏は22日、産経新聞と会見し、「尖閣問題では中国がさまざまな圧力をかけてくることが予想されるが、日本は断固たる態度を保つことが重要だ」などと語った。
ウォーツェル氏は中国側の出方について「正面からの軍事攻撃あるいは軍事対決を除くあらゆる圧力手段、漁業監視船などの公船のほか漁船や活動家らを送りこみ、尖閣周辺を海軍艦艇に航行させるという手段で日本への圧力をかけるだろう」との見解を明らかにした。
軍事衝突の危険については「中国指導部はまだ軍事攻撃は考えていないだろうが、偶発的な事故のような形で衝突が起きる危険はある」と述べた。
ウォーツェル氏は「中国国内の反日デモと尖閣諸島への艦船の送り込みを合わせて、日本の政治指導部に圧力をかけ、揺さぶり、尖閣の領有権について譲歩させることが目的だ」と説明した。
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