ビジネス書で有名なダイヤモンド社のウェブサイトに、森達也が「「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と書いた人に訊きたい」と題する記事を書いている(http://diamond.jp/articles/-/16819)。
その記事によると、森と勝間和代が死刑制度に反対する内容の対談を行った番組が、ニコニコ動画に放映されると、罵倒の渦が巻き起こった。その大半は森たちに「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と迫るものだった。
こういった声に対して、森はこう反論している。
もしも遺族がまったくいない天涯孤独な人が殺されたとき、その犯人が受ける罰は、軽くなってよいのだろうか。死刑制度は被害者遺族のためにあるとするならば、そういうことになる。だって重罰を望む遺族がいないのだから。ならば親戚や知人が多くいる政治家の命は、友人も親戚もいないホームレスより尊いということになる。生涯を孤独に過ごして家族を持たなかった人の命は、血縁や友人が多くいる艶福家や社交家の命より軽く扱われてよいということになる。親に捨てられて身寄りがない子どもの命は、普通の子どもよりも価値がないということになる。
さらにかれは書く。
次に「被害者遺族の身になれw」と書いた人に訊きたい。ならばあなたは、本当に被害者遺族の思いを想像できているのかと。自分の愛する人が消えた世界について、確かに想像はできる。でもその想像が、被害者遺族の今の思いを本当にリアルに再現しているとは僕には思えない。あなたはその思いを自分は本当に共有していると、胸を張れるのだろうか。ならばそれこそ不遜だと思う。
つまり、森は実在しない被害者家族の言葉をかってに「代弁」する人々を問題視しているのだ。ここで森に罵言を投げつけるような人々はネットの至るところに見つけることができる。
かれらは何か凶悪事件が起きると「犯人を死刑にしろ!」と叫ぶ。じっさいの犯人の罪状が死刑に値するものであるかどうかはかれらにとってどうでもいい。かれらは結局、その事件の情報にふれたときわきあがってきた怒りや憎しみといった不快な感情を吐き出したいだけなのだ。
もちろん、かれらはいうだろう。自分たちは被害者の側に立っている。被害者遺族は犯人を死刑にしてほしいと望むのであり、その希望を叶えることこそが正義だ。それを妨害することは醜悪な左翼言説に他ならない……。
そうだろうか。ごく単純に考えてみよう。もしかれらが被害者遺族の意思を尊重しているなら、その遺族が犯人の死刑を望まない場合には死刑賛成の理由が消えるはずだ。そんな被害者遺族がいるのだろうか。それがいるのだ。
小倉孝保『ゆれる死刑』によると、末弟を殺害され人生を狂わされた原田正治さんはそのひとりである。かれは事件当初、加害者の死刑を希望していたが、加害者と交流を続けるなかで、加害者は生きつづけるべきだと考えるようになる。
結局、加害者は死刑執行されることになるのだが、その後、原田さんは死刑に反対の立場で活動するようになる。こういう遺族が実在する以上、「被害者遺族の気持ちを考えろ!」という言葉はやはり一面的な意味しか持たない。
もちろん、被害者の心情を思いやることは大切だろう。しかし、じっさいの遺族の思いは傍観者たちが想定するほど単純ではないのだ。それなのに、傍観者たちはいつでも自分にとって都合のいい「被害者」を想定する。
極論するなら、じっさいの被害者遺族など傍観者にとってはどうでもいいのかもしれない。かれらにとって意味をもつのはかれらのうっぷん晴らしに都合のいい被害者遺族であり、だから現実の被害者家族が少しでもその理想的な被害者遺族像からずれると(たとえば多額の賠償金を要求したりすると)、バッシングの矛先はあっというまに被害者遺族へ向かう。
「被害者遺族のため」と口先ではいいながら、その被害者遺族に自分たちの期待から逸脱することを許さない。これがネットにおける「世論」である。世論を形づくっているものはかれらの行き場のない感情であり、もっというなら気分だろう。「何となくむかつくやつだ」という気分がネットにおいてはすべてなのだ。
ニコニコ動画で森を罵倒した人々は、一冊でも死刑に関する本を読んだことがあるだろうか? 死刑の是非について真剣に考えたことがあるだろうか? もし深慮の末に死刑制度存置を希望しているというのなら、それはひとつの意見として尊重されるべきだろう。
しかし、おそらくは大半の人々は自分が気分よくなることしか考えていない。かれらにとっての被害者遺族とは自分がスカッとするための道具である。道具として利用価値があるうちは尊重するが、そうでなくなれば叩く。非常にシンプルな行動原理といえる。
つまるところ、かれらにとって重要なのは事実ではなく自分にとってカタルシスがある「物語」なのだ。その物語では善悪はきわめて明瞭であり、悪は徹底して、できるだけ残虐な手段で裁かれなければならない。かれらの思考はほとんど時代劇レベルの勧善懲悪で動いている。
ぼくは死刑制度に関しては知識がないから、制度に反対でも賛成でもない。しかし、こういった国で死刑制度を存置することはきわめて危険だという気はしてならない。もう少し理性的な国民性の国なら死刑も正しく運用されるかもしれないが、自分にとっての「悪」を短絡的に罵倒してやまないこのレベルの大衆に死刑を使いこなせるのかとても心配だ。
逆説的になるが、死刑を存置していい国とは、多くのひとが犯罪者に対し「死刑にしろ!」「被害者の気持ちを考えれば死刑で当然!」と叫ばない国であるかもしれない。
そういう人たちはじっさいには被害者でないにもかかわらず被害者の代弁者という身分を騙っている。本当に被害者遺族を想うなら、まずは現実の遺族と向きあうべきだろう。たしかにかれらのなかには犯人の死刑を望む者も多いに違いない。しかし、そうでない者もいる。そういった声に対しどう対応するか。ひとりひとりの真心が試されることになる。
とにかくまずは真剣に考えてみることだろう。何も考えず気楽に「死刑!」と宣告するのは、漫画だけで十分だと思うのである。
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ベーダ
太閤娘
×
たった一つの家族の例を挙げて全てに当てはめたり、相手の気持ちなど想像できないという話に賛同しつつ勝手に「「何となくむかつくやつだ」という気分がネットにおいてはすべてなのだ」を始めとする文章の中であらゆる「自分にとって理想の叩けるネット民の偶像」を夢想し、現実の日本の犯罪率と死刑廃止した国の犯罪率を比べたのか比べてないのか「死刑を存置していい国とは、多くのひとが犯罪者に対し「死刑にしろ!」「被害者の気持ちを考えれば死刑で当然!」と叫ばない国であるかもしれない」と偉そうに妄想する。
そしてこの文章自体が自分が叩いている「被害者の身分でもないのに被害者の代弁をしている」事に気がついてないあたりもダブルスタンダードだな。
この人は自分に都合のいい言葉しか見えてないんだろうな、まさに自分が文章で叩いている「想像した存在」そのまんま。
そしてなにより偉そうに語ってるお前は死刑制度に関する知識がねーのかよ、やっぱり更にダブスタじゃねーかw
そしてこの文章自体が自分が叩いている「被害者の身分でもないのに被害者の代弁をしている」事に気がついてないあたりもダブルスタンダードだな。
この人は自分に都合のいい言葉しか見えてないんだろうな、まさに自分が文章で叩いている「想像した存在」そのまんま。
そしてなにより偉そうに語ってるお前は死刑制度に関する知識がねーのかよ、やっぱり更にダブスタじゃねーかw
どろぬま
ひばりん
mogisanman
ガイヤ
しげ
InemachiKeiya
he-suke
cdftkguf
でぃーたー
ナナシ(笑)
mattu-
・・・・・・
×
加害者が生きているいる限り、何度でも再審制度で、弁護士が裁判を起し、弁護士の生活の為に、被害者と加害者の心の傷を掘り返したり、塩を塗る行為が嫌だから「死刑制度維持」
親族や友人、学友等を殺した、犯罪者は冤罪の可能性が無い場合は、直に死刑を執行すべき。相互心情が交差しない、加害者側の一方的な都合で、国民から集めた血税を無駄遣いする事は、許されない。
電力関係の仕事をしているので、平時の時だけでも、電気を送り続け、子供たちに恐怖の思いをさせない為に、頑張っています。高給なのも納得しています。自衛隊の給与が少ないとも思っています。
しかし、弁護士と医者だけは、許せん。
他人の不幸(離婚届、財産分与、借金の返済(自業自得)の手数料だけで、飽き足らず。
冤罪の痴漢の弁護で、相手の家族や企業信頼さえも、自分の餌にする汚いやつ。
医者も、自然摂理に従って、死ねば良い奴(老人、病弱者)を半殺し状態にして、親族から金を回収するし、保険で無駄なお金を使わせる。
子供の為に明るい電気を送っている身にすれば、そのお金で、もっと子供を明るくしてくれと思います。
親族や友人、学友等を殺した、犯罪者は冤罪の可能性が無い場合は、直に死刑を執行すべき。相互心情が交差しない、加害者側の一方的な都合で、国民から集めた血税を無駄遣いする事は、許されない。
電力関係の仕事をしているので、平時の時だけでも、電気を送り続け、子供たちに恐怖の思いをさせない為に、頑張っています。高給なのも納得しています。自衛隊の給与が少ないとも思っています。
しかし、弁護士と医者だけは、許せん。
他人の不幸(離婚届、財産分与、借金の返済(自業自得)の手数料だけで、飽き足らず。
冤罪の痴漢の弁護で、相手の家族や企業信頼さえも、自分の餌にする汚いやつ。
医者も、自然摂理に従って、死ねば良い奴(老人、病弱者)を半殺し状態にして、親族から金を回収するし、保険で無駄なお金を使わせる。
子供の為に明るい電気を送っている身にすれば、そのお金で、もっと子供を明るくしてくれと思います。
ghoster
もち
×
”遺族感情に配慮”も死刑の必要性を訴える理由の1つにあげられるが、
実際のところ、遺族感情に配慮した判決はいくつ出ているんだろうか?
それに関するデータは持っていないが、日本の法律は総じて加害者の保護、更生に重き置いているように感じる。
死刑が存続する最たる理由は
「その人間が社会に存在すると、市民生活に支障が出る可能性が高い」
からではないだろうか。
誰もが理解しかねる理由や方法によって人に危害を加え、反省も見られない。
覚せい剤や性犯罪など、再犯率の高い犯罪者に関して、
その危険人物を社会に放つ事を避けるのが、司法の一つの役割ではないかと思う。
終身刑が死刑反対の面、上述の司法の役割の面から見て最も妥当な線だと感じるが、
税金が大量に使われることに対して苦言は残る。
実際のところ、遺族感情に配慮した判決はいくつ出ているんだろうか?
それに関するデータは持っていないが、日本の法律は総じて加害者の保護、更生に重き置いているように感じる。
死刑が存続する最たる理由は
「その人間が社会に存在すると、市民生活に支障が出る可能性が高い」
からではないだろうか。
誰もが理解しかねる理由や方法によって人に危害を加え、反省も見られない。
覚せい剤や性犯罪など、再犯率の高い犯罪者に関して、
その危険人物を社会に放つ事を避けるのが、司法の一つの役割ではないかと思う。
終身刑が死刑反対の面、上述の司法の役割の面から見て最も妥当な線だと感じるが、
税金が大量に使われることに対して苦言は残る。
ねこやなぎ
echocardiogram
クロムの人(アホベメーカー)
bakuto
×
いいたい事は解るし、その通りと思うこともあるが、身内を殺された人の気持ちは理屈で説明できる様なもんじゃないんだよな~。
オレも死刑は反対というか、無意味って思ってる。
そいつが死んだところで何も変わらない、被害者の家族の気持ちはそれ程晴れないから。
身内を殺されたにしろ、「人の死を願う」って病的な部分も有るしね。
それに、法律で「殺しちゃいけない」って決まってるから、自分では手を下さないけど、司法で「殺してくれ!」ってのも、どこかいびつな感じだし不自然。
まあ、オレなら本当に「殺したい」と心の底から思うんであれば、自分で手を下すだろうね。
オレは本当に自分で手を下す寸前まで行ったが、思い留まってよかったと今は思ってるけど。
ただ、日本の無期懲役とかは甘すぎる。
俺的には、終身刑+強制労働で良いと思う。
そしてその金で遺族に賠償するほうが、ナンボか意味があるし加害者も悔い改める時間が有って良いと思う。
ただ、大昔の様に「囚人=労働力」となると、方向性が変わってくるので、「無期懲役以上の犯罪者に限る」で良いかなとは思っている。
オレも死刑は反対というか、無意味って思ってる。
そいつが死んだところで何も変わらない、被害者の家族の気持ちはそれ程晴れないから。
身内を殺されたにしろ、「人の死を願う」って病的な部分も有るしね。
それに、法律で「殺しちゃいけない」って決まってるから、自分では手を下さないけど、司法で「殺してくれ!」ってのも、どこかいびつな感じだし不自然。
まあ、オレなら本当に「殺したい」と心の底から思うんであれば、自分で手を下すだろうね。
オレは本当に自分で手を下す寸前まで行ったが、思い留まってよかったと今は思ってるけど。
ただ、日本の無期懲役とかは甘すぎる。
俺的には、終身刑+強制労働で良いと思う。
そしてその金で遺族に賠償するほうが、ナンボか意味があるし加害者も悔い改める時間が有って良いと思う。
ただ、大昔の様に「囚人=労働力」となると、方向性が変わってくるので、「無期懲役以上の犯罪者に限る」で良いかなとは思っている。
ガイヤ
リトラ
×
死刑についてどうこう言えるほど知識はないけれど本当に囚人達には莫大な金がかかってる。
何も犯罪を犯していない重病者が治療代に頭を抱える中、塀の中に居る物達はただでその治療が受けられる。
その上死刑制度を廃止することになったら刑務所なんて体のいい老人ホームになるだろう。
外向きは犯罪者の拘束。実情は無期懲役の犯罪者を加護する施設。
そんなのおかしいと思う。
被害者家族の気持ち云々ではなく、現実問題としてこの膨大な国債を抱えてる日本に死刑を科されるような人々を抱えておくべきかという事ではないのか?
重犯罪者を生かしておいて得する事は何もない。金を払い続けるだけってそれはちょっと応援できないな。
何も犯罪を犯していない重病者が治療代に頭を抱える中、塀の中に居る物達はただでその治療が受けられる。
その上死刑制度を廃止することになったら刑務所なんて体のいい老人ホームになるだろう。
外向きは犯罪者の拘束。実情は無期懲役の犯罪者を加護する施設。
そんなのおかしいと思う。
被害者家族の気持ち云々ではなく、現実問題としてこの膨大な国債を抱えてる日本に死刑を科されるような人々を抱えておくべきかという事ではないのか?
重犯罪者を生かしておいて得する事は何もない。金を払い続けるだけってそれはちょっと応援できないな。
ジュナス
slh
やんまぁ
もず
×
>しかし、おそらくは大半の人々は自分が気分よくなることしか考えていない。
えっ、完全に憶測なんですか?憶測をネット上の「世論」と決め付けているのですか?
>ぼくは死刑制度に関しては知識がないから、制度に反対でも賛成でもない。
何故知識がないのに、批判しているのですか?知識がないなら、勉強してから意見を言おうという趣旨の記事ではないのですか?
>とにかくまずは真剣に考えてみることだろう。何も考えず気楽に「死刑!」と宣告するのは、漫画だけで十分だと思うのである。
記事を書くにあたって知識をつけようともしていない人が「知識をつけよう」というのは、えっ?さすがに?と思います。
えっ、完全に憶測なんですか?憶測をネット上の「世論」と決め付けているのですか?
>ぼくは死刑制度に関しては知識がないから、制度に反対でも賛成でもない。
何故知識がないのに、批判しているのですか?知識がないなら、勉強してから意見を言おうという趣旨の記事ではないのですか?
>とにかくまずは真剣に考えてみることだろう。何も考えず気楽に「死刑!」と宣告するのは、漫画だけで十分だと思うのである。
記事を書くにあたって知識をつけようともしていない人が「知識をつけよう」というのは、えっ?さすがに?と思います。
InemachiKeiya
日の電波
×
よく「なぜ~が殺されなければならなかったのか?理由がわからない。」という被害者がいるが意味がわからない。
理由はあるに決まっている。金が欲しい・むかついた・死刑になりたい等々。
この世の中が「人の気持ちを考えなければいけない」という風潮な癖に犯人の気持ちについてはほとんど
考えられていないのが不思議でしょうがない。
遺族は犯人側の理由をきいた上で被害者側の命と釣り合ってない、許せないと言うべきなのではないか。
裁判においても判決に納得できないと言うことがままあるがどうしても理解できない。
現在までの前例に基づいてプロが判決を下しているのだからそれに粛々と従うべきだろう。
冷静に法改正のために活動をするのなら認めなくもないが感情で動いているのは単なるわがままと
言わざるおえない。
理由はあるに決まっている。金が欲しい・むかついた・死刑になりたい等々。
この世の中が「人の気持ちを考えなければいけない」という風潮な癖に犯人の気持ちについてはほとんど
考えられていないのが不思議でしょうがない。
遺族は犯人側の理由をきいた上で被害者側の命と釣り合ってない、許せないと言うべきなのではないか。
裁判においても判決に納得できないと言うことがままあるがどうしても理解できない。
現在までの前例に基づいてプロが判決を下しているのだからそれに粛々と従うべきだろう。
冷静に法改正のために活動をするのなら認めなくもないが感情で動いているのは単なるわがままと
言わざるおえない。
hikari@RM4
垂直応力
Hanmu
×
「誰かの代弁者を名乗る人はどういう人なのだろう」という死刑制度問題だけに留まらない、おもしろい問いだと思う。売春問題や野宿者問題にも通じる「倫理感覚」や「常識的感覚」の問題。自分にふとあてはめてみる。自分のパートナーが殺された時と暴力団員が殺された時、ちょっと想像するだけであっても、私のパートナーの命は(私にとって)暴力団員の命とは比べ物にならないほど大切なものなのだ。でも、そこまでで、私が他人の遺族の感情を本当に理解することは(遺族と深く関わらなければ)不可能だと思う。私は自分の周囲3mくらいの人の代弁者にしかなれない存在なのだw ネットで熱くなってる人たちの意見にただ流されることのないように自制しながら生きていきたいものですね。
--x
愛花
ぱぼぱ
kentakenta111
非公開
お面 (Ghost)
ois
ヴィアッリ
boruni
清湯 純
お面 (Ghost)
×
>>31
「法律で「殺しちゃいけない」って決まってるから、自分では手を下さないけど、司法で「殺してくれ!」ってのも、どこかいびつな感じだし不自然」
もとより法が無かったとしたら全ての人が自分の力によって身を守らなければならなくなってしまいます
それではとても危うい一触即発の状態になるでしょう
そこで人はコミュニティを作りコミュニティ内での自身の力による防衛せず政府及び司法に力の行使を受託したのが国の始まりです。これを哲学者のロックは自然権の受託といってます。
その点では死刑制度は正しい法律と矛盾してない物と思います
そして良くあげられる「懲役刑を死刑の変わりにする」ということに関しましては
現在の日本の領土では難しいと思います
そして何より新しく刑務所を作るとしてもその近隣の住民の大きな反対があることでしょう
それは現在の東北大震災の瓦礫処分場の件を見れば用意に想像できます
「法律で「殺しちゃいけない」って決まってるから、自分では手を下さないけど、司法で「殺してくれ!」ってのも、どこかいびつな感じだし不自然」
もとより法が無かったとしたら全ての人が自分の力によって身を守らなければならなくなってしまいます
それではとても危うい一触即発の状態になるでしょう
そこで人はコミュニティを作りコミュニティ内での自身の力による防衛せず政府及び司法に力の行使を受託したのが国の始まりです。これを哲学者のロックは自然権の受託といってます。
その点では死刑制度は正しい法律と矛盾してない物と思います
そして良くあげられる「懲役刑を死刑の変わりにする」ということに関しましては
現在の日本の領土では難しいと思います
そして何より新しく刑務所を作るとしてもその近隣の住民の大きな反対があることでしょう
それは現在の東北大震災の瓦礫処分場の件を見れば用意に想像できます
ぎゅむP
×
死刑にしろって言葉は「被害者の気持ち」を考えての発言なんかじゃない、
そこは同意する。
ネットで叫ぶ人間の根本にあるのは自身が巻き込まれたくないだけだ。
再犯などに巻き込まれたくないからだ。
森という人の記載した記事を引用するのは別にいいが
「被害者の気持ちなんてわかるわけない」と稀有な例を持ちだして
「こういう被害者もいるんだからそれはおかしい」と論じるのは
ミスリードを狙うマスコミの典型的な手法であり
この手の手法を使う様なブログは購読する価値はない。
価値を出したいと思うのならば、この記事を書いた貴方こそ
死刑制度、並びにこれから記事として書かれる事柄について書かれた本をよく読み、
それらの制度について「賛成」「反対」のスタンスをはっきりと明記したうえで
記事を作成されるといいのではないでしょうか。
そこは同意する。
ネットで叫ぶ人間の根本にあるのは自身が巻き込まれたくないだけだ。
再犯などに巻き込まれたくないからだ。
森という人の記載した記事を引用するのは別にいいが
「被害者の気持ちなんてわかるわけない」と稀有な例を持ちだして
「こういう被害者もいるんだからそれはおかしい」と論じるのは
ミスリードを狙うマスコミの典型的な手法であり
この手の手法を使う様なブログは購読する価値はない。
価値を出したいと思うのならば、この記事を書いた貴方こそ
死刑制度、並びにこれから記事として書かれる事柄について書かれた本をよく読み、
それらの制度について「賛成」「反対」のスタンスをはっきりと明記したうえで
記事を作成されるといいのではないでしょうか。
クロアチア徹子
yuu
boruni
qudans
マミー
ガイヤ
boruni
MSM-07
×
結局ニコニコでコメントした人もこの記事書いた人も、やってることは同じなんだよね。
ストレートに感情を出したか遠まわしに論述しようとしたかってだけの違いで、どっちの意見も言ってることは間違いじゃない、だけど視点を変えれば穴がある。
でも俺はそれでいいと思う。
死刑制度が存在していい国って、こんな風に賛否両論があってお互いに自分の意見をぶつけ合い続けることができる国なんじゃないかな。
今回の場合は、意見の対立じゃなくて発言者叩きじみた論争になっちゃってるのが問題だけどね。
個人的な考えを出すなら、死刑制度は必要だと思う。
人間が人間を裁くっていう制度自体が不完全なものなんだから、取れる選択肢は一つでも多い方がいい。
それが実行されるか名前だけのものになるかは裁判官に任せるしかない。
ストレートに感情を出したか遠まわしに論述しようとしたかってだけの違いで、どっちの意見も言ってることは間違いじゃない、だけど視点を変えれば穴がある。
でも俺はそれでいいと思う。
死刑制度が存在していい国って、こんな風に賛否両論があってお互いに自分の意見をぶつけ合い続けることができる国なんじゃないかな。
今回の場合は、意見の対立じゃなくて発言者叩きじみた論争になっちゃってるのが問題だけどね。
個人的な考えを出すなら、死刑制度は必要だと思う。
人間が人間を裁くっていう制度自体が不完全なものなんだから、取れる選択肢は一つでも多い方がいい。
それが実行されるか名前だけのものになるかは裁判官に任せるしかない。
wing man
boruni
涜名鬼某
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原田正治氏については呉智英先生が、遺族から「基本的人権」である筈の復讐権を召し上げて加害者の量刑を決定する国家権力に対する絶望から来る「異常心理」に陥った結果、加害者の死刑にも反対するようになったのではないかと指摘しています。そして彼自身は近代法治主義・人権思想批判の立場から、死刑を廃止して仇討を復活せよと主張しています。
何故ここで近代イデオロギーの話になるかと言うと、遺族の処罰感情に依拠して量刑を決めるということにしてしまうと、近代法治国家における刑法の大前提である「罪刑法定主義」と両立しない、いわゆる「ダブスタ」になってしますからです。例えば殺害した人数が一人なら死刑か否か、という「基準」が問題になるのも、近代司法機関である限り、量刑を「法定」しなければならないからです。でなければ金やコネがものを言う支那や、或いは任期終了後に大統領が過去の疑惑を一気に問われる韓国のような、形式的には「法治国家」だがその実態は「人治国家」ということになってしまいます。個人的には「鬼平犯科帳」とか好きなのですが、司法官の「人徳」やその加害者・被害者に対する心証で捜査方針や量刑が決まってしまうと、結局金やコネの方に流れてしまいますので、前近代法制に戻せという無責任な事も言えません。それこそ量刑については医療保険みたいにポイント制にして、生育環境・前科・加害程度・遺族の状態などを点数化して加減して決める、種類についても死刑以外に、それこそ原子炉での作業とか、危険度が高いがその時点で社会に必要とされる労役などを、遺族が希望すれば選択できるようにするとか位しか思いつきませんね。
何故ここで近代イデオロギーの話になるかと言うと、遺族の処罰感情に依拠して量刑を決めるということにしてしまうと、近代法治国家における刑法の大前提である「罪刑法定主義」と両立しない、いわゆる「ダブスタ」になってしますからです。例えば殺害した人数が一人なら死刑か否か、という「基準」が問題になるのも、近代司法機関である限り、量刑を「法定」しなければならないからです。でなければ金やコネがものを言う支那や、或いは任期終了後に大統領が過去の疑惑を一気に問われる韓国のような、形式的には「法治国家」だがその実態は「人治国家」ということになってしまいます。個人的には「鬼平犯科帳」とか好きなのですが、司法官の「人徳」やその加害者・被害者に対する心証で捜査方針や量刑が決まってしまうと、結局金やコネの方に流れてしまいますので、前近代法制に戻せという無責任な事も言えません。それこそ量刑については医療保険みたいにポイント制にして、生育環境・前科・加害程度・遺族の状態などを点数化して加減して決める、種類についても死刑以外に、それこそ原子炉での作業とか、危険度が高いがその時点で社会に必要とされる労役などを、遺族が希望すれば選択できるようにするとか位しか思いつきませんね。
ガイヤ
akihiro
初老太郎
とととと
グリフ
boruni
×
>>90
その場その場の感情で無節操に倫理が変わっているわけでは無いでしょう。
そのための法治主義であり、司法制度です。
正義は、人間の感情と無関係に存在するわけではありません。
法治国家では、人治主義に陥らないよう、極力客観的に法律が作られていますが、
それは人と無関係に存在する神ではないので不変不朽でもありません。
「客観」するのも人間なので、国民感情とあまりにかけ離れた結果を生まないように、
長いスパンでは大きく変化するものです。
そして日本に限って言えば、司法制度はあなたが言っているほどの過ちは犯していないと思われます。
日本より倫理が高い、と言える死刑廃止国が殆ど無いところから考えても。
その場その場の感情で無節操に倫理が変わっているわけでは無いでしょう。
そのための法治主義であり、司法制度です。
正義は、人間の感情と無関係に存在するわけではありません。
法治国家では、人治主義に陥らないよう、極力客観的に法律が作られていますが、
それは人と無関係に存在する神ではないので不変不朽でもありません。
「客観」するのも人間なので、国民感情とあまりにかけ離れた結果を生まないように、
長いスパンでは大きく変化するものです。
そして日本に限って言えば、司法制度はあなたが言っているほどの過ちは犯していないと思われます。
日本より倫理が高い、と言える死刑廃止国が殆ど無いところから考えても。
遊兵
×
「遺族の身になれ」という奴が遺族の身になれてると思えない当たりは同意
だが
死刑に賛成でも反対でもないっていうのは、簡単に「死刑、死刑」と
叫んでる奴より更に性質が悪い
むしろ結論を出してない分、他人の命に対して無責任である
状況によって、「死刑に賛成でもあるし反対でもある」
は道理を得てるが、どちらでもないというのは価値のない見解だ
更に
死刑を望まない遺族がいるから、「遺族の気持ちになること」が必ずしも
死刑にすべきという結論を導き出しはしないが
逆に「死刑を望まない遺族の気持ち」になろうとも死刑を回避しなければならないという
結論は導かれない
死刑か否かは遺族の感情云々ではなく
犯人の危険性、更生の可能性、
終身刑で犯罪者を生かすことによって得られる観察対象としての受刑者の心理の価値
社会の持てる余裕(税金とか経費かかるし)
に照らして判断されるべきであろう
だが
死刑に賛成でも反対でもないっていうのは、簡単に「死刑、死刑」と
叫んでる奴より更に性質が悪い
むしろ結論を出してない分、他人の命に対して無責任である
状況によって、「死刑に賛成でもあるし反対でもある」
は道理を得てるが、どちらでもないというのは価値のない見解だ
更に
死刑を望まない遺族がいるから、「遺族の気持ちになること」が必ずしも
死刑にすべきという結論を導き出しはしないが
逆に「死刑を望まない遺族の気持ち」になろうとも死刑を回避しなければならないという
結論は導かれない
死刑か否かは遺族の感情云々ではなく
犯人の危険性、更生の可能性、
終身刑で犯罪者を生かすことによって得られる観察対象としての受刑者の心理の価値
社会の持てる余裕(税金とか経費かかるし)
に照らして判断されるべきであろう
ずにょ
ガイヤ
boruni
ガイヤ
boruni
ガイヤ
boruni
ガイヤ
yuu
ガイヤ
boruni
蒼炎
×
「法律を変えようとする動きなら正しいが、前例から決定された判決に異議申し立てするのは遺族の我儘」というコメントがあるが、判決の前例は法律と同じ働きをするから判決を覆して前例をつくろうとする行為は法律を変える行為と同じです。言葉を変えただけでどちらも同じことを言っている。
森と勝間和代の死刑制度に反対する放送の目的とはなんだったのか。
たくさんあるコメントの中から「遺族の気持ちを考えろ」という感情論に注目し、「本当に気持ちを共有しているのか?その言葉は不遜だ」と返してしまうと「遺族の気持ち」についての言葉遊びに脱線という形となっている。
本来の目的は死刑廃止の考えを納得させて広めることにあったのではないか?これでは挑発だったかのように見える。言葉遊びで勝ったほうが正義になるのならなんでも正義になれる。
この国は法治国家。基本法律は人が正しく生きられるようにと作られたもの。現状では死刑は認められている。法治国家において法を支持するのは至って自然なことだ。だからこそ自分の正義と異なる新法は通さない働きがでる。死刑廃止も新法と同じ。だから死刑廃止を実現させるには民主主義において支持されることが重要。その点、この記事は「遺族の気持ち」という言葉についての討論重視。ここまで敵意むき出しの記事はむしろ死刑廃止を妨げていないか?
森と勝間和代の死刑制度に反対する放送の目的とはなんだったのか。
たくさんあるコメントの中から「遺族の気持ちを考えろ」という感情論に注目し、「本当に気持ちを共有しているのか?その言葉は不遜だ」と返してしまうと「遺族の気持ち」についての言葉遊びに脱線という形となっている。
本来の目的は死刑廃止の考えを納得させて広めることにあったのではないか?これでは挑発だったかのように見える。言葉遊びで勝ったほうが正義になるのならなんでも正義になれる。
この国は法治国家。基本法律は人が正しく生きられるようにと作られたもの。現状では死刑は認められている。法治国家において法を支持するのは至って自然なことだ。だからこそ自分の正義と異なる新法は通さない働きがでる。死刑廃止も新法と同じ。だから死刑廃止を実現させるには民主主義において支持されることが重要。その点、この記事は「遺族の気持ち」という言葉についての討論重視。ここまで敵意むき出しの記事はむしろ死刑廃止を妨げていないか?
JC3
ガイヤ
yuu
boruni
boruni
boruni
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ビンラディン殺害に対する主要死刑廃止国のコメント。
英国(死刑廃止国)
「偉大な成功だ。世界に大きな安堵をもたらすだろう」 と歓迎する声明を発表した
フランス(死刑廃止国)
「(米中枢同時テロ以来)10年間、容疑者を追跡した米国の執念に敬意を表する」
ドイツ(死刑廃止国)
「アルカイダに対する決定的な打撃だ」 と歓迎する声明を発表した
ロシア(死刑事実上廃止国)
ビンラディン容疑者の殺害を歓迎する声明を発表。
豪州(死刑廃止国)
ビンラディン容疑者の殺害を歓迎する一方で、「テロとの戦いは続けなければならない」 と強調した
韓国(死刑事実上廃止国)
「米国のテロ撲滅の努力を歓迎し、支持する」 との声明を発表した
英国(死刑廃止国)
「偉大な成功だ。世界に大きな安堵をもたらすだろう」 と歓迎する声明を発表した
フランス(死刑廃止国)
「(米中枢同時テロ以来)10年間、容疑者を追跡した米国の執念に敬意を表する」
ドイツ(死刑廃止国)
「アルカイダに対する決定的な打撃だ」 と歓迎する声明を発表した
ロシア(死刑事実上廃止国)
ビンラディン容疑者の殺害を歓迎する声明を発表。
豪州(死刑廃止国)
ビンラディン容疑者の殺害を歓迎する一方で、「テロとの戦いは続けなければならない」 と強調した
韓国(死刑事実上廃止国)
「米国のテロ撲滅の努力を歓迎し、支持する」 との声明を発表した