Web 2.0

17 11月, 2006 (10:02) | インターネット | By: 村夫子

久しぶりに 伊地知晋一(いじちしんいち)氏と 邂逅した。
元 ライブドア 副社長。今も 顧問として 残っている。
現在 (株)ゼロスタート コミュニケーションズ 専務取締役。
Web 2.0の コンサルティングとして 引っ張りだこだ。

伊地知氏とは 彼が ライブドアに入る前から 面識があった。
その会社の社長は 先日宇宙旅行に行くと 世間で話題になった方である。
その後 その会社が 堀江氏率いるオンザエッヂに 買収され
そのまま入社し すぐにライブドア買収の 作業に従事した。


伊地知晋一氏

今日も 昼間 堀江氏の公判に 証人として 出廷してきたらしい。
面白いのは 検察側、弁護側 双方から要請されて 出廷していることで
“微妙な立場です”と 苦笑していた。

思えばあの騒動の最中も 非常に冷静沈着、
リベラルに マスコミに 対応していた
伊地知氏の人柄を表わす エピソードである。

今日は 今はやりの Web 2.0と CGM について 話を聞いた。
面白かった話の 要点を少し 披露します。

1) CGMとは コンシューマー・ジェネレイティッド・メディアの略。

2) Web 2.0 は箱で CGMは 増殖していく コンテンツと考える。

3) このシステムを導入して 最もビジネスとして 成功している企業が アマゾン。

4) 1.0型 メディアが 従来の テレビ、新聞、雑誌など一方通行で 
   2.0型 メディアの代表が ミクシー。

5) CGMを利用した メディアの特長は 批判を受け入れるということ。
   80:20の法則により むしろ批判的な意見も 取り込んだほうが
   リアリティー がある。またその 排除も 出来ない。

6) 悪用すると 炎上する。伊地知氏は 炎上の火消しも 引き受けますとのこと。

7) マーケティングの重要な機能として 情報の整理(タグ)、レーティング
   API の公開、協調 フィルタリングの 4 点を あげる。

最後に SNSの効能についても 話が及んだ。
皆さん この世界は えらいことになっていますよ、、
考えてみると 伊地知氏は 日本で一番最初に ブログを立ち上げた人だ。

今 ブログサイトは 50程 あるそうだが
ホリエモンが盛んに主張していた ブログの時代は
実は この人がウラで 絵を書いていたのだ。

今堀江氏の裁判で 経営について
殆ど知らなかったことを 本人が協調しているが
このように 一つ一つの案件の ウラには
それぞれ エキスパートがいて 本人は広告塔に徹していた ケースが多い。

なんと言っても 堀江氏の社長ブログの 影響力はすごかった。
続いて 乙部氏のブログも ブレイクした。
化粧品などは 良く 売れたそうだ。
これも 全て 伊地知氏の仕掛けである。

これからの 彼の動向に 注目したい。                 村夫子拝

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