ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

おやじスカラー戸田便り

<< 2004/06 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
  
 | 

2004-06-20 エイト艇の瀬田川への輸送準備

oyajisculler2004-06-20

来週の瀬田川でのOBエイトによる2マイルレースに向け、自艇の輸送準備を行った。このログではその艇梱包準備について作業内容及び留意事項を記録する。

右上の写真はOBの使用するSykes社製エイト艇の2分割の断面写真。

先ず整備及びネジ類のチェック

艇2分割やリガーを取り外す前に下記のネジ類の固縛状況をチェックし、緩んでいるネジを増し締めする。

  1. リガー:バックステー伸縮部及びクラッチ軸固定ボルトの締め付け
  2. ストレッチャー:ストレッチャーは艇に取り付けたまま輸送するので、ストレッチャー周りのネジを全て確りと固定する
  3. レール固定ネジの締め付け
  4. シート:取り外して梱包しても良いが、今回は右上の写真の様にゴムバンドでデッキに固縛した。

リガーの取り外し

  1. リガーを艇体に固定しているボルトのナット(11mm, 10mm混在)を外し、リガーを取り外す。
  2. リガーを外した後、ナットは確りと艇体付きのボルトに締め付け、更にビニルテープで脱落防止対策をする。
  3. 外したリガーはサイド毎に紐で纏めておく。

舵及びCOX BOX用スピーカーケーブル:

  1. 舵:脱落防止のため、ラダーヨークを紐で船体に縛りつけ
  2. スピーカー・ケーブルは取り外し、別途荷造りする。

艇2分割

右上の写真で分かる通り、2分割部はスキン周りの12本のボルトとデッキ下2本、合計14本のボルトで連結されている。このボルト・ナットを外して分割する訳であるが、作業を開始した当初、#5番のストレッチャーを外さずに作業したため、デッキ下の2本のボルトに気づかず、分割作業に苦労した。以下作業手順を記す。

  1. 先ず上記の通り、リガーを取り外す。
  2. 馬2個を分割部前後に置き、この上に艇を載せる。分割時に舳先と船尾が垂れるので、別の馬を舳先側と船尾側に置く。
  3. ボルト・ナットは自動車タイヤの締め付けボルトと同じ要領で少しずつ緩め、1箇所のボルトに加重が掛からぬ様に注意する。
  4. 全体のナットが手で回せる程緩んだら、全てのナットを取り外す。
  5. ナットを外したら、クルー全員で分割部前後に分かれ、「セイの!」で分割部を引っ張り、分割する。分割したら、ボルトを全て抜き取り、ボルト、ワッシャー、ナットを袋等に入れて輸送する荷物に入れる。
  6. 分割部をクリーンアップする

工具等、雑品の荷造り

リガー外しや艇分割、リギングに必要な工具をコンパクトに纏めて荷造りする。今回は下記をボストンバック1個に入れた。

  1. 工具一式(荷造り紐、クラッチブッシュの予備を含む)
  2. スピーカー・ケーブル

COX BOX本体+充電器と分割部ジョイントボルト・ナットはCOXが現地に手荷物で持参することとした。

オールと馬

オールにについては、今回輸送を依頼した業者(K造船所のトレーラー)が梱包してくれるので、梱包はしないが、アジャスタブルハンドルの増し締めのみを行った。

馬は分割状態で4個必要となるが、最低必要数の2個を輸送することで学生に依頼した。もし不足すれば、テンポラリーに現地で借り受ける予定。

現地での艇組み立て:

上記の逆の手順で艇を手際よく組み立ての予定。

以上

 | 
プロフィール

oyajisculler

oyajisculler はてなダイアリープラス利用中

14年間のコーチ経験を経て、漕手に復帰した「おやじスカラー」

<お願い> このWebLogには、漕法及び漕艇用具の考察をする上で、理解しやすい様に写真等を掲載しています。この中にはFISAのHP等からダウンロードしたFISA関係者の個人が著作権を有するものがありますので、他に転用したりしない様にお願いします。
Google