ある日、涼は同級生から
「俺の・・・・・・カノジョになってくれないか?」
と告白されます。あわてて断る涼。なぜなら涼は、「男の子」だからです! 男性から何度も告白されるほど可愛い涼でしたが、中身はいたってフツーの男の子。男同士でお付き合いなんて趣味はないのです。
いろいろな意味で身のキケンを感じた涼は、前から考えていた、ある計画を実行する事にします。
「律子姉ちゃん。僕も、律子姉ちゃんみたく、アイドルになりたい!」
それは、いとこで765プロの現役アイドル、秋月律子を頼ってアイドルになること。そしてイケメンに、もっとカッコよくなりたいと願う涼。
涼の必死な様子に、律子は知り合いの事務所、876(バンナム)プロのマネージャー、岡本まなみさんを紹介することにしました。
ところが、現場にまなみさんを尋ねてみると、彼女はとても困っている様子。ライブに出演するはずのアイドルが1人、来れなくなってステージに穴があきそうとのこと。
すると律子は、涼に向かって「そうだ、涼、チャンスよ!」と一声。涼にステージの代役を務めさせることを思いついたのです。
成り行き任せでステージに立つ事になった涼。ところが用意されていたのは女の子のステージ衣装。しかしそのまま歌う事に!
見事「GO MY WAY!!」を披露し、図らずもその秘めた実力?が明らかになります。
律子は、女装のままやっぱり765プロに入れようと宣言!
もちろん涼はそれを拒否、まなみに「うちなら、男の子デビューでもいーです!」と言われ、涼はそれを信じて876プロに行くことにしたのでした。
が。
876プロの石川社長は一言、
「断じて、女の子デビュー。それ以外は認めません」
アイドルとしての才能に男も女もない、まずは女の子としてアイドルのチカラを証明してみせて、と語る社長。成功すれば、男性へのコンバートを手伝ってもらえると言われ、遂に涼は、
『イケメンになるために、女の子アイドルとしてデビューする』
ことを了承するのでした。
その後、レッスンと営業を重ねて無事アイドルデビューを飾った涼でしたが、まだまだアイドルとしての試練は続きます。
1つしかない番組出演の枠をかけて、876プロ同期3名によるオーディション勝負が始まることに。
ところが、愛と絵理にはそれぞれ、頼りにできる味方がついてくれているのに、涼は孤軍奮闘しなければならないことに。
困った涼は、また律子に電話します。が、律子は律子で忙しい様子。代わりに、頼りになる人を紹介するとメールが。
待ち合わせの神社にいたのは、律子と同じく765プロの現役アイドル、菊地真さんでした。
菊地真さんも、765プロの現役人気アイドル。本当なら忙しいはずですが、たまたま長期オフだったので、涼をアイドルとして指導してくれるというのです。
ただし、律子からも厳しくやってくれと言われているし、ビシビシしごくぞ、と言う真。
涼も気合を入れなおし、「望むところです!」と応えるのでした
真の特訓は、思った以上にスパルタでした!
体力をしっかりつけながら、アイドルらしいプロポーションを維持することも忘れない真。
ちょっとその体に触らせてもらったりしながら、涼はアイドルにとって大切な何かを学んでいくのでした。
ところが。
ミーティングをするために765プロを訪ねた涼を待っていたのは、あわてた様子の真。
真から渡されたゴシップ雑誌には、こんなスクープが載っていたのです。
『あの菊地真、駆け出しアイドルをひっかけラブラブデート!』
はたして、この騒動、どうなってしまうのでしょうか?
それは、ぜひゲーム本編で、あなた自身の目で確かめてください!