<< | 2010/03 | >> | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 4 | 5 | |||
9 | 11 | 12 | ||||
15 | 16 | 18 | ||||
21 | 23 | 26 | ||||
29 | 30 |
昨日午後、JISSの会議室で、日ボ主催のコーチセミナーがあった。14時から19時まで5時間近くの長丁場だった。講師はCrew JAPANの専任コーチ:マックス(ドイツ人)。講師が一方的に喋るだけでなく、受講者(各チームのヘッドコーチクラス)との座談会形式にしたいと言うマックスの希望もあり、沢山の質疑応答があり、有意義なコーチセミナーだったと思う。
参加者の顔ぶれを見ていると、おやじの様に長年指導した実績のあるベテランが6割。未だ大学生、或いは未だ卒業したての若手が3割。残り1割はCrew JAPAN或いは日ボ理事と言った構成。ベテランは、マックスが如何なるローイングスタイル或いは考えを持っているのかや、リギング等、細部情報を確認しようとしたりしていた。一方、若手は大学で講義を受けるが如く、座談会というより、兎に角情報を引き出したい・聞きたいという姿勢が窺えた。今回のコーチセミナーのの目的は、マックスと、国内各チーム指導者との交流・意見交換がメインであったとも思われるので、出来れば各大学チームのベテラン指導者(中年クラス:40歳〜50歳)はもっと積極的に参加すべきだったと思う。
さて、昨日は結構メモを沢山とったので、有益な情報と思われるものを以下箇条書きする。本来は情報の区分を整理しなおすべきだが、時間が掛かりそうなので、今日のところはメモした時系列で箇条書き(単に羅列)する。
メモに記録されていたことは以上の通り。結構密度の高いコーチセミナーだった。マックスは、今後もコーチセミナーをすべきだと言っていた。是非継続すべきだと思う。
以上
今回はセミナー開催を知らず・・・残念
日ボでもっと日本流あるいはマックス流を強力に推し進めるべきかな?とも思います。
漕法という中身が、人により・学校により異なり
共通部分であるべきブレードの操作までが混乱を起こしていそうなのが一番気になるところ・・・。
日ボのコーチでさえ間違ったことを教えたことがある。
流石、海外を渡り歩くプロコーチ、経験も豊富だし、貴重なデータ・ノウハウを沢山持っていました。
日本も、選手だけでなく、プロコーチを育成する環境づくりが必要と思いました。柔道・水泳・マラソンなど常に世界のトップクラスと伍して戦っている日本競技団体には優れた日本人コーチがいます。ボートも脳ミソのポテンシャルは彼らに負けていませんが、経験という貴重な要素が決定的に劣っています。要は継続と勉強。ボートは忍耐力と継続がモノを言うスポーツ。しかも道具を使うということで最も日本人向きのスポーツと私は考えます。足りないのは指導者。我々大人が確りしなければなりません。
トップレベルの漕手で合計6度程度。振り角のうち6%前後の数値がブレードの出し入れに使われる・・・。
ヴィデオで駒数を測っても近い数値になっています。
念のため、本文中に解説図を追記しました。参考ながら、キャッチの戻りの事は誰でも分かるのですが、フィニッシュのロス角度については、ゼロに出来ると勘違いしているコーチが多いので困ります。昔の教本に「ブレード後方のエアーポケットを使ってブレードを離水する」なんて書いてありますが、あれはスリップが大きかったマコンオール時代の話で、ビッグブレードは1枚入っているとエアーポケットなんて出来ません。従い、ハンドルをタップダウンして離水するしかない訳です。
低レベルのクルーは、ミドルからフィニッシュに掛けてブレードを浅くしてWash Upするもんだから、フィニッシュエンドでフェザーするだけでフィニッシュ完了なんて勘違いするんですよ。実はこういうフィニッシュはフィニッシュハーフ(30度)は全てロス角って言うことなんですけどね。(おやじの愚痴でした)