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おやじスカラー戸田便り

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2012-05-26 荒川2出艇

oyajisculler2012-05-26

今日は荒川に2回出艇した。

午前はLBRCエイト:

来週の全日本マスターズレガッタにLBRCエイトがカテゴリーDで出漕するが、その事前練習あり。おやじはこのマスターズレガッタには参加しないが、人が足りないとの事で今日は代漕した。

朝から良く晴れて絶好のボート日和。メニューはいつもの通り秋が瀬M字往復の22km。最初のノーフェザーフィニッシュワークは腕漕ぎで少々バタバタしたが、往路の秋が瀬に着く頃には大分動きが合ってきてバランスも良くなった。

パドル短漕では、スピードが乗ってきたところで、バランスを少し崩してブレードで水面を擦り、乗ってきた艇速をロスする場面が見られた。

最後の秋が瀬から戸田橋へ向かうライトパドルでは、概ね動きがあってきた。

大曲から笹目方向に向けて1000mレースシミュレーションを行ったが、静止スタートからハイピッチに入った辺りで、#7のクラッチ軸(ピン)が根本から折れて漕げなくなってしまった。そこからは止む無くセブンワークで戸田橋まで戻った。

現役時代も含めてセブンで延々と漕ぐというのは殆ど経験がないが、それほどお崩れもなく、何とか漕げるものだというのが分かった。

揚艇後に折れたピンの破断面を観察したところ、肉眼で見て分かる「ビーチマーク」がハッキリ見えた。

  • ビーチマークとは金属疲労で亀裂が徐々に進行する際に、破断面が海岸線の浪打際(ビーチ)の様な扇状の模様で痕跡が残ることを言う。

f:id:oyajisculler:20120527160854j:image

要するに、大分前から既に亀裂が入って徐々に進行していたという事だ。この艇は1995年製で、今年で満17年。ピンが疲労破断しても何ら不思議ではない。

午後はMHIボート部員で荒川漫漕会:

今年、勤務先ボート部にKO大卒の新入部員が1名入った。5月上旬に歓迎会を行ったが、その際に、漫漕会を荒川で行おうという話が出た。そこで実施したのが、今回の荒川漫漕会。

当初、4,5名でやろうという計画だったが、皆さん種々都合あり、結局おやじも含めて3名となった。 おやじが1X自艇で水先案内し、残り2名で2X艇を漕いだ。

2X艇の2名は神戸大と北海道大卒で、荒川で漕ぐのは今回が初めてとのこと。出艇前に当社所有の2X艇とオールの整備・リギングを30分程掛けて念入りに実施。来週のマスターズでこの2X艇を貸し出すので、丁度良い整備となった。

1X艇で荒川の土手を超える陸送は難儀だが、二人で運べる2X艇での荒川乗艇は割と難易度が低い。二人とも初めての荒川乗艇だが、特に事故もなく快適に漕げた。

今回の行程は秋が瀬往復の17km。往路はスイスイとついてきた2人だが、折り返してからは、彼らは疲れたのか途中で1km近く離れてしまった。

また今度日を改めて荒川での漫漕会を行おうと思う。

大曲〜秋が瀬間の暗礁を確認:

今日は丁度干潮時間帯での出艇となった。笹目水位で40cmを少し切った頃で、岸けり場の川底が10m程度干上がっていた。岸を蹴ったのが15時15分頃。大曲を過ぎたのが16時頃だろうか? 大曲を過ぎ、杭が林立する危険個所を超え、秋が瀬まで1km辺りのところで岸から30m程度離れたところを上っていると、水面に大きな杭が15cm程頭を出しているのが見えた。良く見ると同じ場所に杭が3本ほど岸と並行に頭を出していた。バックローして杭の近くまで寄ってみると、杭の周囲は石がゴロゴロして浅瀬になっていることが分かった。(ブレードの下端が石ころに当たるほど浅かった)

実は、以前も干潮時にエイトでこの付近を漕いでいた時に杭が頭を出していることに気付いた事が何度かあったが、エイト乗艇中で詳しくしらべる事が出来なかった。今回は1Xで漫漕中なので、1X艇で近寄り、ジックリ観察できた。

現地の位置を記録に留める意味で図示したものを以下に添付する。

f:id:oyajisculler:20120527155940p:image

以下この暗礁に関して要点を箇条書きする:

  1. 位置:大曲の上流1.5km辺り。(秋が瀬から1km程度)彩湖側(左岸側)の岸から25mほど沖。この辺りは川幅が狭いので危険。
  2. 笹目橋水位(AP)で40cmを切る干潮時に暗礁の杭(3本あり)が水面から頭を出す。また、杭の周囲には石ころを積み上げた様な浅瀬がある。
  3. 笹目橋水位(AP)で1m以上あれば問題ないが、1mを切る水位の時には、この当りを上る際には、彩湖側の岸から30m以上離れる必要がある。

以上

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プロフィール

oyajisculler

oyajisculler はてなダイアリープラス利用中

14年間のコーチ経験を経て、漕手に復帰した「おやじスカラー」

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