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おやじスカラー戸田便り

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2004-06-07 全日本選手権優勝タイムの評価

oyajisculler2004-06-07

6月6日に決勝が行われた全日本選手権の男子クルー優勝タイムをおやじなりに評価した結果を比較してみました。決勝当日は小雨が降り、風も穏やかであったこともあり、全てのレースが無風であったと看做して評価しました。(逆風で漕いだクルーの皆さんには申し訳なし。)

(尚、右上の写真は全日本とは関係ありません。6月5日にグリップ交換作業後のSweep Oar8本です。写真が無いと寂しいので添付しました。)

優勝タイムとエイトタイム換算の比較

種目 優勝タイム 8+タイム換算 (エイト6'00"換算タイム)

-----------------------------------------------------------

8+(明生)  5'47"  同左    (6'00")

4+(関電)   6'36"  6'00"    (6'36")

4-(明大)  6'21"  5'59"    (6'21")

2+(東レ)  7'52"  6'24"    (7'22")

2-(タカニチ) 6'58"  6'05"    (6'52")

4X(中電)  6'13"  6'00"    (6'13")

2X(中電)  6'42"  5'59"    (6'42")

1X(三洋)  7'14"  5'59"    (7'15")

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計算条件

  1. 全てのレースで無風のコンディションであったと仮定。
  2. 全ての種目で同じ技量レベルで漕いだと仮定。タイム差は単純に艇上で発揮した漕力差と看做した。(大艇と小艇の1Xや2-を同じ土俵で評価するのはちょっと厳しいとは思うが、割り切った。)
  3. 艇重、COX体重は競漕規則の下限重量ベース。漕手の体重は一律72kgと看做して評価。
  4. Sweepで漕いだ場合の推進力を1.0とし、同じ漕手がScullを漕いだ場合の推進出力を1.075と仮定。
  5. 速度指数=(クルー合計漕力/排水量^(2/3))^(1/3)で試算。

評価

FISAのHPに掲示されている各種目の世界ベストタイムでクロスチェックしてみたが、上記算式で求めた各艇種間のタイム相関関係は概ね整合が取れている。(世界記録を出す様なレベルのクルーでは、技術レベル及び漕力レベルは概ね横並びと認識。)

さて、今年の全日本の各艇種優勝クルーの実力No.1は、やはり8+の明治安田生命クルーと認定致します。これ以外の種目の優勝クルーは、2+を除き、8+タイム換算で6分丁度辺りで横一線になっています。2+の優勝タイムはエイト換算で6'24"となり、この種目は一発決勝ということもあり、レベル面で低調であったと言うことでしょう。

ご意見、反論のある方はどうぞコメント願います。

以上

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プロフィール

oyajisculler

oyajisculler はてなダイアリープラス利用中

14年間のコーチ経験を経て、漕手に復帰した「おやじスカラー」

<お願い> このWebLogには、漕法及び漕艇用具の考察をする上で、理解しやすい様に写真等を掲載しています。この中にはFISAのHP等からダウンロードしたFISA関係者の個人が著作権を有するものがありますので、他に転用したりしない様にお願いします。
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