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エルゴ大会は屋内でやる競技であり、屋外で行う実艇の競漕大会と異なり、天候や水流・風向・風速・温度などの外的な要因に殆ど影響されないので、その記録は公正且つ公平である。それがエルゴ大会の良いところで、コンセプト2社のエルゴ大会(Indoor rowing)は全世界で行われている。大会の出漕者は、自己の目標記録に挑戦する事が目的だが、ライバルと記録競争したり、過去の大会最高記録を更新する事も大きな目的だと思う。
C2社のHPにはエルゴ2000m漕の年齢・体重区分別のWorld recordが掲載されている。日本国内の記録については、18回大会までは、エルゴの販売代理店であるスターライン社が自社のHP(下記URL)上に日本記録を掲載していたが、その後の記録更新はメンテされていない。
http://www.starline.co.jp/sports/record/2m_mj.html
一方、日ボのHPには各年度の記録や順位は掲載されているものの、日本最高記録の一覧表が公開されていないため、自分で調べないと分からない状態。日ボはボート競技者の漕力向上を狙って全国マシンローイング大会を主催している訳なので、日本記録をHP上に公開する事は有効且つ必要なことと考える。
S社のHPに掲示されている18回大会までの日本記録を基点として、その後(19回大会以降)の各競技種目の優勝者記録をチェックして最新の日本記録をメンテしてみた。下のリストが1月26日時点で日ボHPに公開されている23回大会記録まで織り込んだ最新の日本最高記録の一覧表。
上表は19回大会から23回大会までの、各種目(年齢・体重区分別)での優勝記録を調べて作成したもので、詳細データは下のエクセルファイル参照:
上記の表に黄色く色塗りしたものが、今回の23回大会で樹立された日本新記録。合計10件もの日本記録が塗り替えられた。
ボート競技の中央団体である日ボのHPにエルゴの日本記録を常時掲載することは、有効且つ必要なことと考え、早速、エルゴ大会を所管する日ボ競技委員会へ日本記録の掲示をお願いした。また、日本記録を更新した優勝者に対しては、エルゴ大会の表彰状に「日本新記録」を明記頂きたい旨も併せてお願いした。これが実現すれば、目標が明確化され、日本のエルゴ記録向上に役立つと思う。前向きに検討するとの事なので、近々実現すると期待している。
以上
エルゴ大会に向けて本気で取り組んでいる人は、日本記録に興味津々の筈です。記録を目的とする他の競技、例えば、陸上、水泳、ウェイトリフティング等の中央競技団体のHPには、必ず「記録」というサイトがあって、常時最新の日本記録が閲覧できるようになっています。
屋外の水上で実施されるボート競技の場合は、風や流れ、そして温度でタイムが大きく影響を受けるので、競技はタイムと言うより着順の方が優先となります。一方、エルゴの場合は、屋内で行われること、また、マシンも世界標準機であり、どこでやっても記録は公正・公平となります。従い、皆が記録に興味津々となる訳ですね。
さて、今回、日本記録一覧を作って改めて分かった事が一つあります。当たり前の事ですが、エルゴの日本記録を持っている方々の殆どは、実際のボート競技でも日本チャンピオンなんですよね。
即ち、ボートで勝つためにはエルゴが強いことが必要条件という事です。(エルゴが強くてもボートを漕ぐのが下手な人がいるので、十分条件ではありません。念のため)
それでは。
以上