ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

おやじスカラー戸田便り

<< 2011/09 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
  
 | 

2011-09-10 光化学スモッグ?

oyajisculler2011-09-10

今日は久々に一日2出艇した。

午前はLBRCエイトで荒川へ:

午前はLBRCエイトの乗艇練習。8月末のインカレ時と先週は台風影響でエイトの乗艇が出来なかったので、今日は3週間ぶりのLBRCエイト乗艇。

先週まで比較的涼しい日が続いていたので、今日も涼しく乗艇できると期待していたが、今日は真夏に戻った様な蒸し暑さだった。

当初、パドルの練習をメインに考えていたが、暑いのでUT中心のメニューに変更した。

さて、荒川へ出艇。先週末の台風・増水の影響で、岸蹴り場前の川底に泥が溜まっていた。濁流が残していった泥だ。この泥が洗い流されるまでは1か月程度かかるだろう。今日は干潮時刻と岸蹴り時刻が重なったため、川底を歩き、足に泥が着く羽目になった。川の水はいまだ少し濁りが残っていた。

今日のクルー構成は身長186cm強が3名も乗っている大型クルー。平均身長181cm、平均体重80kg+。艇も少し沈み気味。重たい割に水中が強く押せなかったのか、なかなか艇速が上がらなかった。というか蒸し暑さが結構きつかった。

途中、漕ぎながら声を出すと良く反響した。橋の下を通るときに声を出すと反響するが、何もないところで声が反響するのは異常現象の様な感じ。乗艇後に昼食を摂っている際に、「今日は光化学スモッグが発生していたんじゃないか?」という話題がでた。そういえば、確かに暑さだけではない、何か息苦しさがあった様だ。

エイト乗艇の方は、予定通り、秋が瀬M字往復を実施。来週は全日本大会中ではあるが、土曜の午前にエイト乗艇する予定。

光化学スモッグとは:

光化学スモッグに関してネット調べてみたところ、今日は光化学スモッグ注意報が出ていた模様。因みに光化学スモッグについて調べたところ:

  • 晴れて日射が強く、気温が高く、風が弱く、そして遠くのものがかすんで見えるような日に、息苦しい、目がチカチカするなどといった症状を訴える人が出ることがある。これは、自動車の排出ガス、工場のばい煙などに含まれている窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)などが太陽からの紫外線を受けて複雑な光化学反応を起こし、オゾン(注1)、パン(注2)などの過酸化性物質からなる光化学オキシダント(Oxという。)のスモッグが発生しているためである。これが光化学スモッグといわれているものであり、植物にも被害を及ぼすことがある。(注1) オゾン:オゾン(O3)は酸素原子3個からなる気体で特有の臭気と刺激性があり、常温において自然に分解して酸素に変化(O3→O2+(O))する。そのとき発生する原子状酸素が強力な酸化作用を示し、微量でも毒性が強く、人や動植物に有害である。自然大気中では0.01〜 0.02ppm程度存在している。(注2) パン:Peroxyacetyl nitrate(CH3COOONO2)の略称で、一般にPANと呼ばれている。人間の眼やのどに刺激を与え、植物にも有害である。

C2のsmoothie2オール:

午後の2出艇目はシングルスカルで荒川出艇。午前中のエイト乗艇でかなり疲れていたので、午後の1X乗艇は軽くLSD漕で秋が瀬鉄橋往復をするのみ。ただ漕ぐだけでは面白みが無いので、今日はC2のSmoothie2オールを借りて試用してみる事にした。

昼食後に三菱艇庫へ行き、管理人さんに事情を説明し、C2のSmoothie2オールをお借りした。下の写真は今日借りたSmoothie2オールの写真。全長284cm、インボード86cmと、現在自分が使っているCrokerオールと同じ設定とした。

f:id:oyajisculler:20110910132049j:imagef:id:oyajisculler:20110910132040j:image

また、Smoothie2とCrokerオールのブレード形状の差異をチェックするため、二つを並べて写真に撮って比較した。

f:id:oyajisculler:20110910133312j:imagef:id:oyajisculler:20110910132558j:image

f:id:oyajisculler:20110910132450j:imagef:id:oyajisculler:20110910132528j:imagef:id:oyajisculler:20110910132620j:imagef:id:oyajisculler:20110910132614j:image

ブレード形状は似ているが、良く見ると微妙に違うところがある。以下、ブレード寸法:

  1. 長さ(シャフト線上):Croker=43.7cm, Smoothie2=45.9cm
  2. 先端幅:Croker=21.9cm, Smoothie2=21.5cm
  3. 中央幅:Croker=20.7cm, Smoothie2=20.5cm
  4. ヒール幅:Croker=17.4cm, Smoothie2=17.5cm
  5. 重量:手で持った感触では、Crokerオールの方が軽い。シャフトの重量差若しくはスリーブやツバの重量差か?

という事でSmoothie2はCrokerに比べてブレードが少し長めで幅はほぼ一緒という感じ。ただ、良く見るとシャフトに対するブレードの取り付け角度や、シャフトの取り付け位置が微妙に違う様だ。Smoothie2のヒール部はSmoothieより下に出っ張っている様に見えた。

1X乗艇:

上記のSmoothie2のリギング調整や形状比較を終えた後、14時過ぎに早速、荒川へ出艇。日差しが強くやはり暑かった。

先ずはノーフェザーでフィニッシュワーク。先ずは腕漕ぎから。初めて漕ぐオールなので、少し違和感がある事は分かっていたが、漕ぎだして直ぐに気付いたのはSmoothie2はノーフェザーだとフィニッシュでブレード下端の水キレが難しいという事。前述の通り、ブレード下端の出っ張り幅がCrokerより大きいのか、ハンドルを確りタップダウンしないとブレード離水が上手く出来ず引っ掛かり易いように感じた。単におやじの技量不足や慣れの問題かもしれぬが。。。それとオールの重さがCrokerより重いこともフィニッシュの離水の難しさに影響しているのかも知れない。

腕漕ぎからフルレンジまで1500mほど掛けてノーフェザーワークを実施。その後、フェザーを付けたが、フェザーターンをするとフィニッシュの水キレの悪さは解消された。ハンドルのグリップ径が小さいためか、フェザーターンはCrokerよりやり易い様に感じた。

ブレードが水を掴む感じはなかなか良いと感じた。即ち、スリップが少ない様に感じた。

シャフトが重めのためか、フォワード中のバランス安定性が良い様に感じた。また、キャッチ時のブレードエントリーについては、オールの重さを使ってブレードエントリーしやすい様に感じた。

今日の午後は、南の風が強めだったので、大曲から秋が瀬に向かう水路では、往路が順風、復路が逆風だった。また川の流れの方向と風向きが合致しているので、この水域は風浪が発達してチャプチャプ波立っていた。これはラフコン時の漕ぎやすさをチェックするにはお誂え向きのコンディション。

このチャプチャプした水面でSmoothie2で漕いだ感触は、ブレードで波頭を叩いた時にバランスを崩す影響が大きいという事。これはブレード形状の問題というより、オールの重量が重たいことに起因すると思われる。即ち、重たいオールで波頭を叩くとクラッチへのオール荷重変動影響が大きく、それがバランスに与える影響が大きくなるという事。Crokerオールは軽いので、波頭を少々叩いてもバランスを崩しにくい。

以上、今日Smoothie2を漕いだ感じでは、あまり魅力的とは感じられなかった。

という事で、このままCrokerオールで漕ぎ続けようと思う。ただ、グリップに関しては現在使っている黄色いグリップはやや太めなので、ピンクの細めのグリップに替えた方が良いような気がする。

SpeedCoach台座の固定:

1X艇に取り付けているSpeedCoachの台座だが、遠征時など艇運搬時に台座が邪魔にならない様に、台座をデュアルロックファスナーで固定している。2007年の年末に購入した艇なので、かれこれ4年経過して、このデュアルロックファスナーの歯が少し歯抜けになって、接着力が弱くなってきた。そこでデュアルロックファスナーを新品と交換した。下の写真はデュアルロックファスナー交換後の台座。

f:id:oyajisculler:20110910135114j:image

これで確り固定できた。

以上

chi-rochi-ro 2011/09/11 21:04 こんにちは。
僕は今度部活でエルゴの20分測定をするのですが、この間練習で10分を引く前にアップをいつもよりたくさんしたら、思いのほかうまくいって、エルゴ前はアップが重要だと気付きました。
僕は次の20分では絶対にいい記録を出したいと思っているので、そこで質問です。
今度の20分測定では、どれくらい、どのようなアップをしたらいいでしょうか。
あなた様が一番良いと思う方法を教えてください。
ご回答お願いします。

おやじ本人おやじ本人 2011/09/11 22:34 chi-roさん、エルゴのW.Upは実際の乗艇レースのW.Up同様に重要ですね。
私は20分漕をしたことがありませんので、的確なアドバイスはできません。
参考までに私のエルゴ2000mTTのW.Upを参考例として紹介します。
W.Upで4000mを漕ぎます。前半の2000mは体を温める事を目的とし、2'15"〜20"/500, SR18程度のユッタリしたペースで漕ぎます。後半の2000mは、500m毎にレースペース(SR30〜32, 1'35〜40"/500m)*10本を漕ぎ、スプリントの予行練習を行います。主に体のキレをチェックします。レースペース間は2'20"/500m前後のユッタリしたペースで流します。以上4000m漕いで本番に臨みます。
以上

chi-rochi-ro 2011/09/13 20:41 ありがとうございます。
それぐらいアップは大切なんですね。

 | 
プロフィール

oyajisculler

oyajisculler はてなダイアリープラス利用中

14年間のコーチ経験を経て、漕手に復帰した「おやじスカラー」

<お願い> このWebLogには、漕法及び漕艇用具の考察をする上で、理解しやすい様に写真等を掲載しています。この中にはFISAのHP等からダウンロードしたFISA関係者の個人が著作権を有するものがありますので、他に転用したりしない様にお願いします。
Google