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おやじスカラー戸田便り

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2010-02-11 久々にポンドでエイト乗艇

oyajisculler2010-02-11

今日は建国記念日の祝日。週末はエイトクルーが集まらないので、今日LBRCエイトの乗艇を行った。LBRCのエイト練習は殆ど荒川で行っているが、今日はSpeedCoachのキャリブレーション(CAL値補正)を目的としてポンドに出艇した。(ゲートが開いており、コースは2000mをフルに使えた。)

今日のメニューは、1周目にW.Up(フィニッシュ練習、パドル短漕、スタート練習など)を行った後、2周目からライトパドル(SR20)を行った。(合計5周で20kmを漕いだ。)

SpeedCoachのCAL値補正(1.000→1.036);

ライトパドルを漕ぐ間に、ゴールから500mまでの1500m間の往復(3000m)を、SpeedCoachを使って計測し、実際の距離との誤差をCAL値で補正した。合計4回、距離計測→CAL値補正を行った結果、CAL値=1.036で実距離と整合した。これまで2回荒川に出艇したが、CAL値=1.000としていたので、艇速が3.6%遅く表示されていたという事だ。(500m当たりのペースで4〜5秒に相当)

5番ペアのシート高1cm Up結果;

先週、5番ペアのシートを1cm高くして、他のシートと同じ高さとした。(下の写真)

f:id:oyajisculler:20100203092654j:image

乗艇後、5番ペアの漕手に結果をヒアリングしたところ、フィニッシュ練習時にバランスを崩した時でもアウトサイドハンドがガンネルに当たる問題は無くなったとのこと。これで一つ問題がクリア出来た。ヨシヨシ!

クラッチブッシュ角変更(5度→4度)結果;

過去2回の乗艇で、ブレードが浮いてブレードが上手く固定できない問題があった。恐らく、POTOMAC号とVirtu号の剛性の差が原因と思われる。(POTOMAC号のリガー及び船体は剛性が低すぎ、水中の強さにリガー剛性が負けて、ストローク中にクラッチ軸が切れ込み、4度ではブレードが切れ込んだ。それで5度を採用した経緯あり)

前回、揚艇後に、ブッシュを5度から4度に変更した。今日の乗艇では、ブレードが浮き上がる問題が解消され、ストローク中にブレードが固定し易くなり、改善された。ヨシヨシ!

しっかり合えばバランスは安定する;

前述の通り、Virtuのリギング調整・整備は、今回の乗艇にて概ね完了。後は本艇をキッチリ乗りこなすのみ。今日の乗艇では、序盤はバランスが安定せずフラフラする傾向があった。しかし、2周、3周と漕ぎ進む内に、クルーの動きが少しずつ合ってきてバランスも安定し始めた。ラスト1周では、艇速を伸ばそうと全員で水中を強く押した結果、安定して漕げるようになった。艇速も順風ではSR21で1'58"/500mが出せた。逆風も2'10"/500mを切る艇速が出て、押して進める感じが出てきた。やはりボートはユニフォーミティーだ。

Virtuはラフコンに強そう;

今日は東の風が3m程度吹いて、ポンドの水面が少しチャプチャプしていた。しかし、Virtu号はガンネルが高いので、水面のラフさは余り気にならず漕げた。この艇は、高レベルのユニフォーミティーを要求する上級者向きの艇だが、キチンと漕げれば、他艇の曳き波や、風浪などラフコンなどの外乱には余り影響されない艇の様だ。これから4月までの期間は、強風で荒川も白波が立つようなラフコンの季節となるが、Virtu号ならラフコンの中でも良い練習が出来そうだ。

下の写真は、2100m地点で折り返し中のVirtuクルー。シドニー小林さんが撮影してくれたもの。写真を見ると本艇のガンネルが高いのが良くわかるので小林さんのブログから転載させて頂いた。

f:id:oyajisculler:20100211104053j:image

以上

川流れ川流れ 2010/02/11 19:20 恐るべし淡青の整備能力

おやじ本人おやじ本人 2010/02/11 22:24 川流れさん、お褒めの言葉有難うございます。
ボートは艇・オール等の道具を使うスポーツですから、使い易いように整備・調整するのは当然の仕事です。
でもキチンと整備できるようになるには、かなりの知識と熟練、そして情熱・執着心が必要となります。
残念ながら、キチンと出来るのは私以外にはいないというのが実情です。一人前になるには、4〜5年コーチをしながら艇整備を勉強する必要がありそうです。

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プロフィール

oyajisculler

oyajisculler はてなダイアリープラス利用中

14年間のコーチ経験を経て、漕手に復帰した「おやじスカラー」

<お願い> このWebLogには、漕法及び漕艇用具の考察をする上で、理解しやすい様に写真等を掲載しています。この中にはFISAのHP等からダウンロードしたFISA関係者の個人が著作権を有するものがありますので、他に転用したりしない様にお願いします。
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