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おやじスカラー戸田便り

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2005-05-12 エイト強豪クルーのリギング数値

oyajisculler2005-05-12

戸田界隈で最近活躍している強豪クルーのリギング数値を教えて欲しいとお願いしたところ、下記の4クラブから早速データの提供を頂いた。確認したところ、このサイトで公表しても良いとの了解を得た。

f:id:oyajisculler:20050512125636:image

字が潰れて読みにくいが何とか読めるかな?

今回調べて気付いたことは下記の通り。

  1. オールの全長:NTT, 中大共に376cmと長めのオールを使っている。日本人選手の体型・体力だと373cm位が適当かなと思っていたが、強豪クルーは長めのオールを使っている。明治安田生命からは長さが連絡されなかったので何とも言えないが、国内の5分50秒を切る強豪クルーの標準的なオール長は376cmなんだろうか?しかし、海外のリギング資料等を見るとやはり日本人選手程度の体格では373cm程度になっているのだが。。。 この点についてはもっと良く調査しないと分からない。
  2. ストレッチャー位置(Pin To Heel):NTTや明治安田生命の選手は身長182〜183cmで36cm程度で漕いでいる模様。身長差の半分をPTHで調整するとして、おやじは身長174cmの場合、彼らのPTHだと32cmで漕いでいることになる。おやじは現在28cmで漕いでいるので4cmスターン寄りにしていることになる。フィニッシュの引ききりでどんな感じなんだろう?一度試してみようと思う。因みに海外のリギング資料にかかれているスイープでのフィニッシュ角は35度。このストレッチャー位置でフィニッシュ角が何度になるか一度計ってみようと思う。一橋大のリギング設定は概ねおやじの設定と同程度になっている。中大はこの中間程度。
  3. はみ出し(オーバーラップ):明治安田が30cmになっている以外は何れも31cmを標準としている模様。但し、NTTはC2のアジャスタブルハンドルを使っているので実質は1cm程度短く、明治安田と同程度か?これはストレッチャーをスターン寄りにしていることも関連していると考える。
  4. ワークハイト:概ね17cm程度に設定しており、これは余り差がない模様。但し、明治安田生命(#4のみのデータ)は15.8cmと非常に低い。計り方の相違?或いは本当に低めで漕いでいるのか?

今回の調査で、おやじが標準的と考えるリギング数値とは異なる設定でNTTや明治安田生命が漕いでいることが分かった。特にストレッチャー位置の設定、即ちフィニッシュ角については、一度LBRCエイトを使って計測してみようと思う。

尚、貴重リギング数値のなデータ提供に協力頂いた方々(NTT:Y崎さん、明治安田:H田さん、中大:K野さん、一橋:N畑さん)に感謝したい。

1X夜間乗艇:

今日は出張帰り(夜行列車で帰京)で体が疲れていたが、予定通り夜間乗艇を実施。12kmロングを行うつもりで漕ぎ出したが、2000mコースを1周回ったところで息が上がってしまった。疲れが溜まっている様でもあり、無理せずメニュー変更し、パドル30本の短漕に切り替えた。おやじは昨年、体重が80kgあったが、今年は冬場から2Xの乗艇など週2回出艇したおかげで5kg減量し、目標体重75kgを既に達成してしまった。体重が減って艇が少し浮いているのと、尻の贅肉が落ちて座高が下がったためか、ハンドルの高さが以前より高く感じられる様になった。次回出艇するときに5mmハイトを下げて漕いで見ようと思う。(B/S:19.0/16.5→18.5/16.0)参考までに1X艇の喫水1mm当たりの排水量変化を試算する。

1X艇排水量変化=L*B*Cw*1mm*SG*1000(kg/t)=8.0*0.26*0.65*0.001*1.0*1000=1.35kg/mm

おやじの5kg減量に伴う喫水変化=5kg/1.35kg/mm=abt.4mm

喫水減少(乾舷増加)4mmに対するハイト調整=abt.2mmとなる。

尻の贅肉がどの程度減ったか良く分からぬが、先ずは5mmハイトを下げて様子を見ようと思う。

以上

おやじ本人おやじ本人 2005/05/21 00:42 慶応大学エイトのリギング数値を織り込んだリギング一覧表改訂版を5月19日のログに記載したので、こちらも合わせて参照下さい。
http://d.hatena.ne.jp/oyajisculler/20050519

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プロフィール

oyajisculler

oyajisculler はてなダイアリープラス利用中

14年間のコーチ経験を経て、漕手に復帰した「おやじスカラー」

<お願い> このWebLogには、漕法及び漕艇用具の考察をする上で、理解しやすい様に写真等を掲載しています。この中にはFISAのHP等からダウンロードしたFISA関係者の個人が著作権を有するものがありますので、他に転用したりしない様にお願いします。
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