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昨日、24km耐久レース後の懇親会でレース中に撮影して貰った自分の連続写真を眺めてみた。客観的にみると両脇を締め過ぎている嫌いがあり、それが原因でフィニッシュでの腕の使い方が窮屈になっている事が自己分析出来た。
以前何度か書いたが、おやじは元々はエイトやフォア等のスイープ種目を主体に取組んでいたSweep Rowerである。従い、体の動きはスイープに馴染んでいる。今でも週末のLBRCエイトとスカルの両方を漕いでいるが、どちらかと言えば乗艇時間の比率はスカルの方が多くなっている。
さて、以前にも書いたが、スイープとスカルでは体の使い方が異なる。一番異なるのがフィニッシュ時の腕の使い方である。
スイープではアウトサイドハンドがハンドルの軌道やパワーをコントロールしている。、インサイドハンドの役割は、フェザーコントロールとアウトサイドハンドを補助する脇役である。アウトサイドハンドはオールの回転中心からみて外側に位置するので体幹の生み出したドライブパワーを有効に伝達するには、「脇を締めて」漕ぐ方が効率良い。脇を締めるというのは、武道、野球、ゴルフ等、様々なスポーツの基本である。下の資料は、スイープ漕法におけるフィニッシュ時の腕の使い方について纏めたもの:
前段が長くなったが、ここからが本日の本題。おやじはここ5年間スカルにも鋭意取り組んでいるが中々旨く漕げずに悩みの種の一つになっているのが、フィニッシュ時の体の使い方。特に腕の使い方である。前述の通り、元々Sweep漕手なのでフィニッシュ時に強く押し切ろうとすると、自然と両脇が締まる訳だが、これがどうやらスカルでのフィニッシュで、上手く漕げない原因になっている事が分かってきた。ビデオや写真でトップスカラーの腕の使い方を見ると、脇を締めずに肘を高く保ち、ハンドルを円軌道の接線方向に引く様にして漕いでいる漕手が多いことが分かってきた。下の写真と解説はそれを纏めたもの。
上記も頭にいれた上で、最近撮影した自分自身の写真映像から、スカル乗艇時の体(腕)の使い方と、改善点について纏めてみた。
要するに、スカル乗艇時には肘を高く保ち(結果として脇は開く)、ハンドルポジションを高くキープする様に漕ぐ必要がありそうだ。そうすればフィニッシュ時の有効レンジが伸び、更に腕・肘を使ってハンドルを円軌道の接線方向に引くことが出来、有効出力がアップする筈。年明け以降は、この点にフォーカスして行こうと思う。
さて、フィニッシュ時の腕の使い方だけでなく、ストローク中の体全体の使い方についても少し直したい。
現状はキャッチ時にブレードが水を捉えるまでの僅かなところでレッグドライブを開始するまえにボディーを開いて漕ぐ癖がある。まあこれはこれで良いのかも知れぬが、おやじの漕ぎを見て上体が早く開きすぎなんじゃないの?というアドバイスを頂くことがある。
そこで上記のスカル時腕の使い方を修正するのと併せて、先ずは基本通りの体の使い方であるレッグ→ボディー→アームの順に漕ぐように努力してみようと思う。特にエントリー直後は先ず脚でドライブという点をフォーカスしてみたい。
早速、スカルが漕ぎたくなった。
年明け早々(1月2日)に戸田に行ってみようか???
以上
スカル=スウィープのInsideだけで漕いでいる
スウィープ=IN と OUTの使い方が異なる、INは接線方向=ハンドルと90度、しかし胸まで引けない(スカルは胸まで引ける)
あくまでも、肘は手首(手の甲は水平)より低くあるべき。
脇を開く意識では大円筋・広背筋などが使われない。
スカルのファイナルでのグリップ間隔(オーバーラップとも関連)によっても脇の開き角度は異なってくるのでは。
また、前記のINの手の位置が異なる事による開き加減の異なりが生ずるのでは。
ファイナルの振り角・オールの入水角等によっても手首・肘・脇の関係は異なってくるのでは??
ここでは、Sweep漕法とScull漕法の大きな違いとして腕の使い方が異なるという悩みを書いています。私自身も種々悩んでいるところですが、現時点での考えでは、Scullを漕ぐ場合は、両脇を開き目にしてフィニッシュでは肘を高く保ち、ハンドルを高くキープしつつ、ハンドルを円軌道に沿って引くのがスカルオールを効率よく効かせるブレードワークが良かろうという結論です。
年明け早々に先ずは実際に漕いで試そうと思っています。少々お時間を下さい。