サンデー・トピックス:相次ぐ駅リニューアル 地域ニーズ生かし多様に /北海道
毎日新聞 2012年09月30日 地方版
ビル内のロビーなどでは高齢者住宅の入居者を招いた音楽コンサートを開くなど、訪れた市民も一緒になって楽しめるようなイベントを工夫して開いている。船場隆之駅長(57)は「駅に直結した高齢者住宅は、地元を離れた子供や孫が会いに来た時などに便利。入居者にとっても車の運転が大変な冬場には重宝するのではないか」と新たな取り組みによる相乗効果を見込む。
◇街再生へ進む再開発−−旭川
JR旭川駅は鉄道高架化に伴い、平屋の旧駅舎から2階建てに更新。昨年11月、内装に道産タモ材などを使って「木のまち」を表現した駅舎が全面開業した。
駅周辺では国、道、旭川市、JRの4者が鉄道高架化、土地区画整備、街路建設の3事業を一体的に推進する「北彩都あさひかわ」整備計画が進行中。これまで駅前地区を分断してきた忠別川を横断する橋も2本新設され、人の流れは変わり始めている。