中国新聞社(広島市)は27日、読者を中心とした会員向けサイト「中国新聞ちゅーピーくらぶ」を運用するサーバーが海外からの攻撃を受けたため、閉鎖したことを明らかにした。サーバーには、尖閣諸島の画像を表示させようとした痕跡があったという。
同社によると、25日午後11時55分ごろ、サーバーの監視システムが異変を感知。この約10分前に中国と米国から1度ずつ不正アクセスがあり、サイトの画面を表示させるプログラムファイルが壊れていた。サーバーに残された画像には、尖閣諸島や中国の地図と、中国語と英語で「国土を守れ」などの文字があったという。同社は復旧作業を進めている。