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波動機器>波動機器の歴史>波動カウンセリング

波動機器の歴史


波動機器の歴史と言うことになると、やはり、「ラジオニクス」がその始まりと言うことが定説となっています。ラジオニクスはアメリカの医師、アルバート・エイブラムズ(1863〜1924)が創始者とされています。彼は「打診法」の名手で、全米医師会の会長まで勤めた優秀な医師でした。打診法は、患者の身体をトントンと叩き、その反射音を聞いて診断する方法ですが、言ってみれば個人技を要する診断方法です。優秀だったエイブラムズ医師は、この個人的な誤差をなくす方法として機械化を考えました。そうして出来たのが、「バイオメーター」と言う機器です(ラジオニクスはここから派生したもの総称)。研究の中で、エイブラムズ医師が発見した重要な4つの要素は、その後の波動機器の基本的な考えとなっています。

1.全ての物体は固有の波動を放項目【射し、その特徴は内部の分子構造に依存する。
2.その波動は人間の部位の反射音を利用して検出できる。
3.それは「抵抗」などを使って数値で表せる。
4.異なる生体器官の放射は、訓練を積んだオペレーターが簡単な装置を使って探知できる。

その後、ラジオニクス技術はイギリスのデ・ラ・ワー研究所でさらに発展を遂げ、その後の波動機器の発展に大きく寄与しました。それとは別に、ドイツでは独自の波動機器の源流があります。EAV(Electric Acupuncture according to Voll)です。名前が示すとおり、発明者はドイツの医師、フォル博士です。フォル博士は、東洋医学を学ぶうちに、これを経験則でなく誰でも測定が可能なように機械化が出来ないかと考え、煩雑で経験が必要な経穴治療を正確に行う機器を開発しました。きっかけも前述のエイブラムズ医師と同じですし、研究の中で見つけた基本概念も今日の最新理論にも耐えうるだけの、有用な発見がなされています。また、EAV方式は、その測定精度の高さから、その後の波動機器の多くが、測定部として採用しています。

1.経絡を流れるとされる「気」や「エネルギー」※1は、手足の測定ポイントで測定が出来る。また、その状態は、測定ポイントの電位差により、機械的に測定することが出来る。
※1)現在では、バイオ・フォトンと考えられている。

2.経絡上に異常がある場合、計器にインジケータードロップという現象が見られる。
大きく分けて、これら二つの機器を源流として、現在の波動機器があるといっても過言ではないでしょう。それらが、機械的な進歩により電子化されたとはいえ、基本的に身体の状態をエネルギーと捉え、物理的には検出しにくい情報を何らかの方法で測定することを考えた歴史であり、その方法を様々な形で実現しているのが波動機器なのです。


波動機器の現況
その後の波動機器は、ラジオニクス系、EAV系それぞれにおいて独自の発展を見せています。もちろん、原型をそのまま発展させた純粋形も残ってはいますが、様々な新機種がいまだに開発され続けているのです。アメリカで発明されたMRAを代表とするラジオニクス系は、「物質が発する振動」にその研究がフォーカスされ、それを検出、修正する機器として発展を遂げました。現在では、ヘッドフォンや電極を身体に装着する測定方法が採用され、評価分析、修正までをコンピュータが行います。

一方、EAVの多くは経穴の測定方式はそのまま残り、評価分析、修正をコンピュータが行うのはラジオニクス系と同じです。ただ、EAV系においては、ヨーロッパで発達したホメオパシーと強く結びついており、治療用のレメディーもデジタル情報化されています。それ以外で最近注目を集めているのが、レーザーを使ったタイプです。バイオフォトンの研究が進んだこともあり、光(フォトン)治療には、コヒーレントな光を放つレーザーが最適であることは、以前より指摘されており、まもなくその主流になるであろうことが予測されます。

世界の波動機器といっても、やはりその多くは、ヨーロッパが開発の主流であることは、変わっていないと思います。これは、ホメオパシーという医療(現在は、日本の病院でも採用するところが増えている)の歴史、土壌がものを言っていますが、EAVを生んだドイツでは、古くから東洋医学などの正式治療が認められるなどの、新しい医療に関して懐が深いことが要因として挙げられます。最近ロシアの技術が見直されつつありますが、ロシアでは、スピリチュアル系の治療なども保険適用になるなど、この分野の一歩先を行く感があります。


日本における波動機器の歴史
日本では、1992年ごろ弊社代表 江本勝MRAを日本に紹介したことで、波動ブームが起こりました。そして、LFT、BICS、MIRSなどの多くの類似機器が製作されました。

MRA(波動測定器) MRA(波動測定器) MRA(波動測定器)
MRA(波動測定器)

EAVにおいてもアキュプロという新型のものが発売され、世界の波動機器の流れに同調しましたが、ただ一点、MRAにおいては江本が独自のイマジネーションを持っていたため、ホメオパシーをそのまま採用するのではなく、情報を水に転写した波動水を開発し、それがまた新たな研究の基礎となっています。

現在、MRA系では、国産のHADO-Rから、オーストリア製の「HADOアストレア」というヘッドフォンを測定センサー部としたコンピュータ画像診断型へと変遷し、ラジオニクス純粋系としては、オムニセンス(オムニジャパン株式会社)、EAV系は、デジタルホメオパシー型のスターライトなどがあります。

HADOアストレア
HADOアストレア


応用される波動技術
波動機器のエネルギー(情報)測定、改変と言う側面から応用範囲は大変広いと思われます。現在の主流は、やはり医療分野がもっとも多く、医師、歯科医師などが使用していますが、医療機器としての認定はありません。どちらかと言うと、治療と言うより測定に使用されることのほうが多いようです。エネルギー状態を測るということから考えると、当然モノと身体との相性を見るのに優れています。もともと身体との親和性などはなかなか測定しづらいようです。

医者で言うと、抗生物質がその人に合うかどうかは、非常に難しい選択あるといいます。歯科医師にとっては、歯の詰め物といったところでしょう。そういったとき、これらの波動機器は、身体に及ぼす影響を予言するかのように、エネルギーレベルで確認が出来るようです。これらに関しては、最も症例が多い分野です。過去には、北海道の獣医師が、牛の感染症の治療で絶大なる効果をあげています。

最新型の「HADOアストレア」では、文字情報を入力し、その相性を見るという特徴から、カウンセリングや人生相談のような分野に力を発揮すると思われます。

他にも、波動機器の「相性を観る」という特性から、身につける様々なものとの相性が測定できます。したがって、個人でそれらの測定をするというのもよいですが、販売店などが顧客サービスの充実、差別化として利用すると大変有効的であることがわかっています。ある宝石の販売会社は、一人一人に合った宝石のアクセサリーを測定し、オリジナルのジュエリーとして販売する、カウンセリング販売の方法を確立しました。


科学的に証明されてきた見えない世界

昨年(2007年)、11月30日に、「意識で水を浄化する集団実験」という画期的な試みが行われました。主催するのは、「フィールド」という著書で一大センセーションを巻き起こした、リン・マクタガートというジャーナリストです。彼女の主催するウェブサイト「The intention experiment」では、様々な意識の力に関する公開実験を行ったり、個人的実験を集めています。そもそもなぜそのようなことをやっているのかという疑問に答えるため、彼女の著書2冊の内容を紐解き、さらに関連の話題を紹介してゆこうと思います。

リン・マクタガード
イギリスの医療ジャーナリストである彼女が主宰する「医者があなたに言わないこと」というニュースレターは、10万部以上の発行部数を誇るそうです。著書「フィールド 響きあう生命・意識・宇宙」(野中浩一訳 河出書房新社)は、欧米で発売されるや否や、センセーショナルな反響を巻き起こしました。
続く近著「意思のサイエンス」(早野依子訳 PHP研究所)は、その実践版といってもよく、「フィールド」での報告がより身近に感じられるうえに、自分自身でそれを実践(実験)するための方法を学ぶ内容になっています。また、ウェブ上で世界中の個人からの実験報告を受け付けると共に、集団による意識の公開実験なども行っています。

科学の本質
マクタガート女史は、その著書において、一般の人々の常識が根底から覆されるような様々な研究を紹介しています。しかも、その登場人物は皆、物理学、医学、生物学、脳科学、超心理学などの研究者で、所属先もイェール、プリンストン、スタンフォード、エディンバラといった世界有数の大学や研究機関、国や企業の研究プロジェクトなのです。彼女がジャーナリストであったことが、一方では幸いしました。このような先端の研究は、なかなか一般的に知られることはありません。

しかも、多くは狭い縄張りの中で専門的に研究が進められ、斬新なアイデアは専門誌で発表された時点で潰されてしまったり、横の繋がりがないために、新たな発展を見せる可能性が狭まっていました。そのような現状に窮する科学界にあって、彼女の「思考は物理的現実を変えることができるか?」という問いは、様々な分野の科学者に刺激と繋がりを与え、閃きをも与えたのだと思います。

そもそも、「科学の合理性」については様々な議論があり、線引きできないグレーゾーンがいやおうなしに現れます。海外では、線引き自体に異議を唱える科学者もいます。超心理学に対する議論では、それらを攻撃する科学者の非生産的な態度を指摘する声も多いようです。
「フィールド」においては、科学者が考える合理性にも基づき、

・恣意性や各種バイアスを排除した厳密な実験手順(二重盲検法など)。
・統計的に優位であること。
・実験の追試・再現がされていること。
・仮説→検証といった前進的なプロセスを踏んでいること。
・推測ではなく、既存の科学理論の成果を踏まえていること など。
をきちんと行った研究であることから、「フィジカル・レビュー」や「ネイチャー」といった権威ある科学誌にもその論文が発表されています。


水の記憶事件
そういった「科学の合理性」に気を配った取材をする中で、彼女は科学界の矛盾に対しても事実を元に痛烈な批判をしています。例えば、1988年、水の記憶に関する論文で「ネイチャー」333号で有名な論争を巻き起こしたジャック・ベンベニスト博士に関しても、その後のネイチャー誌側が行った理不尽な仕打ち(調査)に対して詳細に報告しています。水の記憶事件ベンベニスト博士は、フランスを代表する医学者であり誇り高き人であったために、真実を最後まで貫き、妥協を許しませんでした。「科学の合理性」に基づく実験を、ついにはそのプロトコル(実験手順)を完全に機械化、自動化してまで何百回も行いました。

しかし、頭から認めないといった態度のネイチャー側調査団は、科学者を一人も含まないチーム編成で、ついには偽りの調査書にてベンベニスト博士に引導を渡したのです。その後、何人かの研究者が「水が情報を記憶しない」ことを証明しようと追試を行い、逆にベンベニスト博士の理論を裏付ける結果になってしまったことは、博士が亡くなってしまった今となっては、返す返すも残念でなりません。


ここまで進んだ物理の世界
本書を解説することで、我々のいう「波動」についてより良く理解してもらう、または、よりリアリティーを持ってもらえることを期待しています。しかしながら本書の内容は、マクタガート女史の文章力により、困難さがかなり緩和されてるとはいえ、科学的素養のない一般の人には、専門用語も含め難しい内容になっています。したがって、まず、報告されている研究者をレビューし、その後、ポイントとなる実験を簡単に紹介していこうと思います。興味のある方は、実際の2冊の熟読をお勧めします。

ハル・パソフ−レーザー:物理学者。スタンフォード大学付属研究所を経て先端研究所所長。宇宙の根源にあるゼロポイント・フィールドの作用や量子真空からエネルギーを取り出す技術を研究(後述)。

バーニー・ハイシュ:宇宙物理学者。マックス・プランク研究所特別研究員。カリフォルニア州立大学の物理学者、応用数学者であるアルフォンソ・ルエダやパソフらと共にニュートンやアインシュタインを超えるゼロポイント・フィールド理論を提唱。

フリッツ・アルバート・ポップ:生物物理学者。在学中にレントゲン賞を受賞。DNAがバイオフォトンを放出する源であることを突き止める。生き物同士のコミュニケーションにもフォトン(光子)交換が使われていることを検証。ホメオパシーの効果も、生物光子の共鳴吸収ととらえる。その研究は世界的評価を受け、ノーベル賞受賞者が参加する「国際生物物理研究所」の設立に繋がった(副所長)。

ジャック・ベンベニスト:医学者。フランス国立保健医学研究所で主任研究員を務め、フランス科学界最高の栄誉であるCNRS(国立科学研究センター)の銀メダルを受賞。分子と生きた細胞とのコミュニケーションの仕組みを探求。生命に欠かせない水の「記憶」が、波動情報を伝えるメディアになることを発見し、ホメオパシー効果の謎に迫る。薬剤を使わず、波動を活用するまったく新しいデジタル生物学・医学を提唱。その効果は実験で確認され、特許も取得している。

ルパート・シェルドレイク:生物学者。時空を超えた「形態形成場」という記憶のフィールドを提唱。分子や生物などは、遺伝子レベルだけではなく、こうした形態共鳴場により記憶を伝えていくとする。

カール・プリブラム:脳科学者。イェール大学・神経科学研究所、スタンフォード大学・行動科学先端研究センター所属。脳のホログラフィー理論によって、記憶が脳に分散しているモデルを提唱。ノーベル賞受賞物理学者デニス・ガボールの研究を元に、脳の認知・運動と波動パターンとの関わりを解明する。

ウォルター・シェンプ:MRI装置の世界的権威。欧州原子核共同研究機関(CERN)所属のイギリスの物理学者。ピーター・マーサーとともに、脳と記憶と量子ホログラフィーの関わりを研究。記憶が、脳内ではなく、ゼロポイント・フィールドに折り畳まれていると説く。

スチュアート・ハメロフ:麻酔医。アリゾナ大学で、脳内の微小管と意識、光子との量子的な関わりを研究。意識は脳内だけでなく、身体全体に広がるコヒーレントな光であることを伝える。数理物理学の世界的リーダーであるオックスフォード大学のロジャー・ペンローズは、この微小管の働きに注目し、脳と心と量子を繋ぐ理論を展開している。

ヘルムート・シュミット:心理学者。ボーイング社の科学研究所で、心が物質に影響を与えるかどうかを調べる念動(サイコキネシス)実験を進める。「乱数生成期(RNG)」と呼ばれる装置によって、サイキック能力を検証する新しい手法を開発。一連の実験は、私たちの意思が「過去」に影響を与えることも示唆している。

ロバート・ジャン:応用物理学者。プリンストン大学 工学部学部長。シュミットのRNG研究をさらに深化させ、科学的に精緻な統計手法により、心が物質に与える影響を検証。特別な人間ではなく、一般の人々にもこうした能力があることを確認。さらに、遠隔透視が過去や未来までも透視することを明らかにする。

ウイリアム・ブロード:心理学者。ヒューストン大学からマインドサイエンス・ファウンデーション所属。テレパシー実験によって、人間の意思、思考が細胞や血球、他の人間、生き物などに影響を与え、互いに影響を与え合うことを示す。また、その影響力とは、コヒーレントに整序された力であることを検証。根源瞬間(シードモーメント)の提唱者。

ラッセル・ターグ−レーザー:物理学者。先駆的なレーザー開発を推進。パソフと共に、CIAが進める遠隔透視の実験に参加。厳密な科学的手順においても、遠隔透視が認められることを明らかにする。また、彼の娘エリザベスは、カリフォルニア・パシフィック・センター代替医療研究所の所長。父親同様、厳格な科学的手順によって、各種ヒーリングに治療効果があることを実証。

ロジャー・ネルソン
:心理学者。プリンストン大学PEAR研究所の実験統括者。ポケットサイズのコンピュータにREG装置を取り付け、持ち運びできるPalm REGを開発。会議やコンサート、演劇や聖地などにおける集合意識を探る。そのデータは、個人の意識を超えた集団や場所のエネルギーの存在を浮かび上がらせる。大学内に設けられた「地球意識プロジェクト」のリーダー。権威ある米国研究評議会もREG実験の成果を肯定的に評価している。

エドガー・ミッチェル:アポロ14号の飛行士であり、宇宙での神秘体験を経て、心と物質を繋ぐ探求を続ける。世界各地の最先端科学者たちを結ぶ媒介役でもある。


「意思のサイエンス」には、我々に関係する重要な人物が二人登場します。ひとりは、アリゾナ大学、バイオフィールドセンターの心理学者、ゲーリー・シュワルツ博士です。彼は、「ヒーリングという人間の想念は、光の波を作り出す」ことを発見しました。人間が量子信号の受信者でも発信者でもあることを明らかにしたのです。私たちの想念は高度にコヒーレントな周波として機能し、分子の構造を変えてしまうのでしょう。これは原子内におけるあらゆるコヒーレントも同様です。

私どもは昨年の10月にアリゾナのツーソンでシュワルツ博士とお会いしました。IHMが主催する「HADOインストラクタースクール」の講師を引き受けていただいたこともありますが、博士から共同研究のありがたい申し出を頂き、その打ち合わせで夕食を共にしたのです。博士は大変豪快な明るい方で、日中の講義の疲れも見せず、食事中つばも飛ばさん勢いで水の結晶の魅力について我々に語って聞かせたのでした。

もう一人は、アメリカでも有数の超心理学者であるディーン・ラディン博士です。博士は様々な意思のサイエンスに関わる実験を行ったことで紹介されていましたが、中でも江本勝 IHM総合研究所所長との合同実験である2,000人の祈りが水に与える影響の公開実験を行ったことで、その内容が紹介されていました。ここでも科学的な手順を守った実験を行い、水の氷結形状の評価については、一般人の投票によって評価するという客観性を持たせました。結果は、祈りの力が水の結晶構造を変える証明となったのです。


他にも、「植物の神秘生活」で有名なクリーブ・バクスターのその後の研究や、画期的な機器を製作し、ゲージ場に変化を起こす実験を行ったスタンフォード大学のウイリアム・ティラー博士、キルリアンGDV(気体放電視覚化)を開発した物理学者コンスタンティン・コロトコフ博士。時間をさかのぼる影響力を証明したのは、ウィーン大学のヴラツコ・ヴェドラルとその同僚のチャスラフ・ブルクネルです。全ての瞬間における行動は、私たちの過去の行動に影響を及ぼしていることが、初めて数学的に証明されたのです。また、量子物理学で未解決の観察者の問題にも答えを提示しました。現在の何かを変えようという思いが、過ぎ去ったはずの過去をも変えうるのです。

ゼロポイント・フィールドの世界
その他、数多くの著名な科学者による意識に関わる実験が紹介されていますが、この2冊の本の中に一貫して流れるキーワードがあります。それは「ゼロポイント・フィールド」という概念です。

ハイゼンベルグのゼロポイント・エネルギーの発見以来、普通の物理学者の大半は、ゼロポイント・エネルギーを数式から外してきました。物質内にゼロポイント・フィールドが存在するからこそ、何の変化も起こさない。それなら、あって当然のものとして見過ごそうというわけです。ところが、新しいエネルギーを模索していた物理学者ハル・パソフが、真空に渦巻くエネルギーを地上や銀河系への輸送エネルギーとして利用する方法を研究し始め、30年もゼロポイント・フィールドについて研究することとなったのです。

彼は仲間と共にゼロポイント・フィールドで絶え間なく起こっているエネルギーの交換は、水素元素、ひいては全ての物質の安定性を支えるものであるとことを証明しました。彼はまた、ゼロポイント・エネルギーが慣性と引力をも支えていることを示したのです。現在彼は、それを宇宙旅行に用いるための大型プロジェクトにも取り組んでいますが、このことは、慣性や重力を制御する技術に繋がり、UFOのような乗り物も作り出せる可能性を示唆しています。

不確定性や非局在性、エンタングルメント(絡み合い)といった、量子世界における不可思議な現象は全て、ゼロポイント・フィールドにおける絶え間ない量子の相互作用によって説明がつきます。ゼロポイント・フィールドにおける量子の相互作用は、粒子間の非局在的な影響力のメカニズムであり、ひとつの粒子がどの瞬間においても他の粒子と接触することを可能にするのです。このことが、スピリチュアル系でよく言われる「個と全体」「個別であり、ひとつである」ことの証明にもなります。全ては繋がっており、その相互作用で様々な物理現象が起こっているというのです。

日本でのゼロポイント
ニュートンからアインシュタインまで、矛盾を孕みながらも一貫した原則の下に積み上げられてきた物理学が、今まさに統一的な概念で束ねられようとしています。そのキーワードが、「ゼロポイント・フィールド」なのです。

ところがこの先端的な研究が日本でもすでに別の角度から証明されています。元九州大学の高尾征治博士の「量子水学説」です。高尾博士は、触媒作用の不思議な現象に興味を持ち、原子転換説の証明を含め、この「量子水学説」により、物理の4大矛盾を見事に解決しています。高尾博士は、「陰陽、相対的、変化する」という物心一元論を元に、量子レベルの水に注目し、フラーレン構造などの幾何学構造をヒントにして「ニュートリノゼロ点創生」と言うモデルを考え出しました。これは奇しくも、ゼロポイント・フィールドと同じものを証明していますが、元々化学が専門であるゆえにオリジナルな結果も多数得られています。もちろん、実験は大学内の精密な機器で行われたものです。

もうひとつの例は、民間の研究者で理論上のみですが、實籐遠さんが、すでに20年ほど前、この見えない波動の世界をゼロポイント・フィールドにより解明していました。彼の理論は「ゼロ縦波」「4次元のゼロ世界」ですが、「フィールド」に登場する科学者と同じかそれ以上の理論構築をされていました。波動測定器MRAが無知な電気技術者らによってバッシングを受けた際も勇敢にその持論を展開し、サポートをしていただきました。實藤氏は、ゼロポイント・フィールドを提唱する科学者同様、ゼロの科学を使えば全ての物理矛盾は解決すると説明します。また、水の結晶の不思議も幾何学構造で説明が出来、遠隔治療なども説明できてしまいます。

4次元以上のゼロの世界は、±電荷によるメビウス状のゼロのペアが、ゼロの静電気となって回転していることでゼロ磁場の渦が出来る。そこに3次元にはない磁流が発生して、特別な力を加えない場合は、全てが同じ大きさのゼロの渦と螺旋で、ひとつながり(現在・過去・未来の全ての情報を有す)で全宇宙のすべてが関連しあいながら同期しているそうです。

このような説は、我々が「波動」と言う言葉で説明してきたことが全て科学的に証明される可能性を秘めています。「ゼロポイント・フィールド」にしても、私自身、「情報フィールド」と言う言葉で理解し、今まで皆さんに説明してきた事柄です。そうすることによって、波動の説明はずいぶん楽になったように記憶しています。波動やスピリチュアル系の人々が話すようなことが、一般的なレベルで、リアリティーを持って説明実践できる日が遠からず来ているようです。



波動機器が測るエネルギー
そんな波動機器に対する一般的な認識の中で、当時から一貫して、「波動機器は見えないエネルギーを測定している。」と言い続けている人がいます。「4次元のゼロ縦波」というキーワードを使い、見えない世界を見事に説明している實藤遠さんです。實藤さんも文系の人ですが、今から数十年前、超能力ブームが巻き起こったときに触発され、見えないエネルギーの研究を始められたそうです。数多くの著書の中でも、「波動測定の科学的正体」(サンロード出版)と言う本は、皆さんもぜひ読んで学んでいただきたい一冊です。

實藤さんは、その著書の中で「MRAの批判に全て答える」と題して、その仕組みを明快に説明します。MRAの場合(初期型)、ラジオニクスの仕組みから発展させ、マルチバイブレーターと言う部品により電気信号に変換する仕組みを持っています。その後、電子機器の発展により変換の仕組みや使用部品が変わっただけで、基本的に「ゼロのエネルギー」を検出して、それを電気信号に変換すると言う仕組みは変わっていません。したがって、通常の電気回路とはまったく異なる概念で作られていたわけですが、それらを理解するには、實藤さんの言う「ゼロ縦波」を理解する必要があったのです。

ゼロの世界
3次元の物理世界は、必ず+と−のある世界です。しかしその、正と負が拮抗し、打ち消しあってゼロになったら、何もなくなるのでしょうか?古典物理学はこれを、「ゼロなのだからないもの」としてきました。しかし、エネルギー保存の法則からするとそれは、矛盾することになります。

ではどこに行ったのか?それをゼロのエネルギーと呼び、4次元に保存されたと實藤さんは説明します。エネルギーは相殺されてゼロになっても、圧力とポテンシャルとして4次元の見えない世界に残るのです。ゼロ縦波は、トーマス・ベアデンが発見したスカラー波と同じです。3次元では大きさや方向性、角度がありこれをベクトルと呼びますが、スカラー波は、大きさだけで角度や方向性を持っていない量のことで、4次元の真空状態のことです。+と−が打ち消されるとゼロベクトルになり、4次元の真空にポテンシャル・圧力に変換されて存在し、エネルギーの保存則は守られているのです。

また、ゼロ縦波は電磁波図にはっきりとその存在証明を示しています。電磁波は電場と磁場を発生しますが、その進行方向としてのベクトルは縦波です。縦波は粗密波、圧縮波といって、空間の伸び縮みの波のことなのです。しかし、この縦波は測定できないため(振動成分0のため)、ないものとされていますが、実際にはゼロのエネルギーと同じく存在しているのです。

スカラー波理論を唱えたベアデンは「真空や空間を流れているのは位相による情報だけで、それがアンテナ中の電子に作用して電子に運動を起こさせ、それと同調したものが、各放送局の放送などである。」と言っています。電磁波は横波ですが、この位相による情報の波は縦波です。つまり、無線通信などの空間を伝わっているのは、電流ではなく情報の波だというのです。

したがって、電波などに象徴される見えないエネルギーは、いわゆる波動であり、實藤さんの言うゼロ縦波であって、テレビが映る仕組みも、言ってみれば波動測定を端的に表していると言ってもよいかもしれません。つまり、電気的特性があるのは3次元の物質であり、波動測定で得る情報は、4次元以上の物質的特性を持たない情報だと言うことになります。

しかも、實藤理論によると、「4次元はゼロでひと繋がりの渦と螺旋の幾何学構造をしているため、現在・過去・未来の全ての情報を有する。」ということですので、およそどんな情報でも取り出すことが出来るのではないでしょうか。

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