ユイの奇妙な冒険
- 1 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 00:49:47.37 ID:tm0neHXPO
- はんなりィィィィィィィィィっ!
- 2 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 00:53:16.81 ID:N6C4eoBOP
- http://i.imgur.com/33eOS.jpg
- 3 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 00:53:16.81 ID:LP8Lkr8O0
- おっ、おう。
- 4 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 00:56:21.67 ID:tm0neHXPO
- ここは秋葉町っ!
この町在住の、ごく平凡な女の子「ユイ」。皆からは通称「ゆいはん」と親しみを込めて呼ばれる女の子の物語が始まるッ!
- 5 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 00:58:48.55 ID:ml3twEnL0
- 小説スレはもういいよ
- 6 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:01:57.71 ID:9JuQzmfX0
- 早く!早くゥ!
- 7 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:12:07.12 ID:tm0neHXPO
- 「ねぇゆいはん!お腹空かない?ちょっと寄り道しようよ!」
学校の帰り道、親友のリエ、通称「キタリエ」が今日もお腹を空かし、ゆいはんを寄り道に誘う。
キタリエは食べるのが好きで、ゆいはんはいつものごとく誘われると「またですか?」と呆れ顔で返した。
「今日もあそこでカツ丼食べようよ!」
「・・またカツ丼ですか?そろそろ違う物が食べたいですわ」
「ダメッ!北原、飽きるまでは毎日のようにひたすら食べるッ!それが北原流よ。」
「嫌やわー」
ゆいはんは、嫌々ながらキタリエに強引に秋葉町唯一のカツ丼専門店「ribbon」に連れて行かれた。
- 8 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:24:07.78 ID:tm0neHXPO
- 「らっしゃい!」
カツ丼専門店「ribbon」の店名は、女性店長の頭につけたトレードマーク「リボン」から取ったのは、誰の目から見ても明らかだ。毎日日替わりのこだわりのリボンをしている。
「たかみなさん!今日もカツ丼二つね!」
リボンをした女性店長は、今時珍しい位の暑苦しい熱血タイプで、名前を高橋みなみ、皆からは「たかみな」と親しみを込めて呼ばれていた。
「へい!おまちどうさま!」
カツ丼がテーブルに運ばれて来たと同時に新たな来店があった。
「らっしゃい!」
- 9 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:25:22.69 ID:A1qnz6lX0
- 携帯で頑張って打ち込んでるんやなぁ
- 10 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:26:11.94 ID:pESN3iVs0
- カツ丼食べたい
- 11 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:28:09.15 ID:NOYrzZ/n0
- / ̄「秋 ̄ ̄丶 ____
. / : 葉 ・ ヽ / `丶、
| : の. ・ ! |. : よ ヽ
| : 世. ・ | |. : う. |
| : 界」・ | |. : こ |
ヽ. : へ __/ 丶 : そ |
` ――-へ| ) /
ヽ、 / // ̄ ̄ ̄ ̄
゙i '! li,/X -t=、 メ、 /'′
,イ /},! l,ノ} / ,!=ェ、ヽ'i, ,}l!
/'i′ __,,ィシノ/"イツ /三ニ,フ l}=ァ',イ_, ィ
ll |zテ三う'´ム彡',ィイュニ=' ≦=-<__l /´
,ィ!l |ィ彡'"zニ'"ニ-‐f:Zニ==ニ"´ ̄フブ
. ,イ/ リl,,ノ{/-三r_,三ニ=、y‐、-ミヾミ三ア
/ '′ノ,!ニィ"チシ/;f'r-一'ニ''゙:: ー゙"''"´!ノ
/ /ノ/彡ノィ'/:::ヒ,zィ哉、: ,; ,ッ | /`ァ=‐t、
ノ / ,:' ,r''/イ;;;/...::'´;ェ゙f^´::. 丶_'"_:-ム / __ `'"⌒ ヽ
彳イ /f,ノ,ノ^フ:.:: 、 ノブ,ィニ^ゞ、 / くニ、 ヽ
,ケ ゝiァ〃;;し'{' :.:.:..... i´,i゙,イム=‐'´,)  ̄`丶ミミ、, ヽ
t,_,ィZ/i;l fイy'゙r'シ" ::::::. l, ヾ'´ィ::r''。"・ヽ 〉:.:lヾ;;t ヽ
ハ;f´ , `':.゙'^ ヽ 丶. ゙ーt_nッ'ヽ ,:イ:.:,j:.:.:.ヽ 丶
{ ヾニに 丶 ゝ ,, :: 、) /:.:,ッ'':.:.:..:.:.゙i, 、
゙ト、 ``ー- 、>、,, ,r'^,`ィ"´:.:.:.:ツ′ ,/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:人ヽ
'i,!`''ー-‐''":.:.:.:.:`丶、 , - '":.:.:.:.:.:.:./ _ , ィ":.:.:.:.:.:r、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ト
ヾ トヽ:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.`'ー-‐'":.:.::.:.:.:.:.:.:./_,, .ィ".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,f〉!:.:.:.:.:.:/:::::゙i, t、
ヾ ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,rくr''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:/i リ:.:.:/:::::.:.:.:.:.〉 il
:.:.: `丶、``三ミz'ヽ:.:.:.:.:.:.:-‐ ''"~ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/y'/:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:/
ヾ-=ミ、 `ヾヾミ)ヽ〉 `'::.. '´`ヽ、、:.:.:.__:.:.:// { --―‐-- 、{!
丶、 '::.. :::::... `ヾ´ _, ,;ク,ィ';;/ ヾ、
,..う、丶、 ,ンヽ、 '",ン=く;;;f ヽ
`ヾ^、 `ニ二´っ `ヽ、、 `' l
- 12 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:29:01.51 ID:Cq15yAM00
- 腹へってきたな
- 13 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:29:11.54 ID:tm0neHXPO
- 眠い(´Q`)。oO
- 14 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:30:02.61 ID:iQE4izIA0
- そういえば48Gに
他にユイっていないな
- 15 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:31:26.27 ID:YXyghzqq0
- ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
- 16 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:34:11.88 ID:wnUX8NbG0
- やれやれだぜ
- 17 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:35:21.98 ID:9JuQzmfX0
- がんばれ
- 18 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:39:08.78 ID:rMpMv4aEO
- >>14
NMB48チームM高野祐衣
とりあえず謝っとけ!w
- 19 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:42:06.13 ID:tm0neHXPO
- 新たな来客は、隣町の男子高校生二人組。いかにも、所謂不良のそれだった。
「おいババア!カツ丼二人な!」
「ちょいまてーい!ババアじゃないでしょ!」
その時ゆいはんが立ち上がり、
「謝って下さい!」
「あ?なんだテメェー?」
ゆいはんは強い正義感の持ち主で、普段はおっとりとした性格なのだが、一度キレると「謝って下さい!」の一言が出るッ。
北原はキレたゆいはんの顔を見て、「あちゃー、駄目だッ!」
- 20 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:43:51.82 ID:iQE4izIA0
- >>18
すみません
- 21 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:44:35.77 ID:qhYUSKFuO
- 我が京都の歴史文化は世界一ィィィィ!!!
- 22 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:48:27.58 ID:tm0neHXPO
- 「ババアってなんですか?たかみなさんに失礼ですよ、たかみなさんに謝って下さい!」
「なんだテメー?可愛い顔してるが怒った顔も可愛いな?ウヒィィィ?痺れるゥゥゥ」
ブチッ
ゆいはんの中の理性が切れた。
ズギューーーーーーーン!
- 23 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 01:55:55.17 ID:b0tp/jWmO
- 波紋を使える方募集!
生八ツ橋に波紋を通してカチカチの八ツ橋にするというバイトです!
未経験者大歓迎!チョビひげのおじさんが優しく指導します!
- 24 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 02:00:19.56 ID:tm0neHXPO
- 「痛テッ!」
「あ痛たたたたたたたたたたたたたたッ!」
ドドドドドドドドドドドドッ!
それは奇妙な光景だった!ゆいはんは所謂不良二人組を睨みつけているだけだったが、二人組がみるみるうちに血だらけになっていくッ!
「なんだコイツッ!奇妙だゼッ!不思議な力を持っていやがるッ!」
「逃げろッ!」
所謂不良男子高校生は、ゆいはんの奇妙な「力」への恐怖と、恐ろしいスピードとパワーで殴られた恐怖で逃げて行った。
たかみなは、その奇妙な光景を眺めながら、
「この子・・・・」
- 25 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 02:06:18.74 ID:tm0neHXPO
- ーTO BE CONTINUED?→
- 26 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 02:06:50.64 ID:cGcr7NDl0
- ゆいちゃんは仗助か
なんか似合う気がするw
- 27 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 02:08:30.31 ID:w9asarzC0
- 意外におもしろい
- 28 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 02:09:21.41 ID:Is889/a60
- ダイの大冒険のパロと思って開いたおれのそっ閉じスレ
- 29 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 06:20:14.70 ID:tm0neHXPO
- 続きは夜ッ!
- 30 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 06:25:22.59 ID:5DuHTUR90
- あれっこの話の流れはどこかで・・・・
スタンド使いというオチはやめてね
- 31 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 14:10:31.67 ID:9JuQzmfX0
- はんなり保守
- 32 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 16:33:30.43 ID:tm0neHXPO
- >>31
保守ありがとうございますゥッ!完全に行き当たりばったりですが、よろしくお願いします!
>>30
すみませんm(__)mオチでスタンド云々と言うより、既にスタンドは出演済みなのでm(__)m
- 33 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 16:49:42.88 ID:tm0neHXPO
- −続き→
カツ丼屋「ribbon」はたかみな一人で回せる程の小さい店舗(決してやる気が無い訳ではない。その日暮らしが出来れば満足満足。)で、席も8席しかない。
この時の客席の状況は、ゆいはん、キタリエ、不良男子高校生二人、それと、たかみなより若干年齢が上かな?位の社会人らしき女性が二人(オーダーは一人がカツ丼。もう一人はトンカツパフェ)の、計6名が現場にいた。
店内は、奇妙な光景を目の当たりにした為か、しばらく沈黙が支配していた。
「やれやれですよ。」
ゆいはんはそう言うと、何事も無かったかの様な振る舞いで席に着いた。
- 34 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 17:06:36.19 ID:tm0neHXPO
- 「たかみなさん、カツ丼まだですか?」
席に着くなり、ゆいはんが開口1番に言った。その口調は、やはり落ち着き払った、さっきの出来事など些細な事ですらないといった雰囲気だ。
「エエッ?えーと、かかかかかカツ丼だったね!」たかみながそう言うと、
「ちょっと!私達、まだ来たばっかりだよ!」
キタリエがゆいはんにツッコミの如く言うと、
「ホンマヤン・・・」
ゆいはんは、いつものおっとりした口調でそう言った。
「ちょっと、見た?あの子ッ!・・・・」
「ええ。こんな所に・・」
社会人らしき女性二人組が驚いた顔で、尚且つ小声でこんな会話をしていた・・狭い店内とはいえ、さすがに小声の会話は辺りに聞こえない。
「すみません、チェックをお願いします。」
女性二人組はそう言うと会計を済ませて店を出て行った。
- 35 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 17:13:14.78 ID:tm0neHXPO
- 「たかみなさん、すみません!お客さん驚いて帰っちゃいましたね?本当にすみません・・」
キタリエがこう言うと、ゆいはんも申し訳なさそうな顔をして
「すみません」
たかみなが言う。
「まあ、あんな手品みたいな凄い事見れたから、あのお客さん達もラッキーだったよ、あはははは」
「私も驚いたけど、まあ待ってなさい!世界一美味しいカツ丼作るから!」
そう言うと、たかみなはオープンキッチンの厨房へと向かった。(ちなみに厨房の壁面はピンクッ!)
- 36 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 17:33:10.55 ID:tm0neHXPO
- 「横山って不思議だよね?私が中学の時、悪い男子に絡まれた時に助けてくれた事あったよね?あの時初めてさっきみたいな不思議な超能力?を見た。あの時も、横山が睨んだだけで悪い男子がボコボコにされてた。」
「・・・自分でも、あの時から突然こんな事が出来る様になって・・何でこんな事が出来る様になったのかさっぱりわからないんです。でも、悪い人達は許せないんです!悪い人達にしか使いません。」
「横山は正義感が強いからね!北原には最高の友達だよ!」
「へい!お待ちどう!」
会話をしていると、たかみながカツ丼を運んで来た。
「えーい!今日はババアって言われて横山が怒ってくれたから気分がいい!今日は私からのおごりだよ!遠慮しなくていいんやで!」
「えー!ほんとに?いただきまーす!」
- 37 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:09:48.91 ID:tm0neHXPO
-
それから数日が過ぎたッ!
ある晩、ゆいはんの大好きな映画!スティーブンスピルバーグ監督1982年の大ヒット作、映画E.T. (The Extra Terrestrial) を観たくなり、レンタルしに行く事を決めた。
秋葉町に唯一のレンタルDVDショップがある。横山家から徒歩で約10分。
E.T.は大ヒット作なのだが、レンタルショップにはさすがに古い作品なので1枚しか置いていない。しかし、そのわずか1枚を、ほぼゆいはん一人でひとつきに2回のレンタルで回転させていた!
店員は、今DVDのソフトは安く買えるのに、何故いまだにレンタルなのか?と常日頃疑問を抱いていたが、こうも考えていた。「よくあるよね、買ったら不思議と観ないよね。」
真実はゆいはんしか知らないのだが、未だにレンタルで済ませている。
「E.T.借りに行ってきます。」
そう家族に伝えると、ゆいはんは何時も通り、歩いてレンタルショップに向かう為に家を出た。
- 38 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:14:58.16 ID:j0cV/P3I0
- 地味に設定細かいのなw
- 39 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:23:28.66 ID:5e7YLYkL0
- よし続けたまえ
- 40 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:25:07.71 ID:SbX0IUik0
- >「E.T.借りに行ってきます。」
笑ったw
- 41 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:33:21.03 ID:KvNTXFHR0
- チャンチャン♪
- 42 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:38:53.67 ID:tm0neHXPO
- レンタルショップへ向かうには、横山家を出て左に向かい、しばらく真っ直ぐ歩くと公園が見えてくる。
その公園を突き当たり、右に曲がり真っ直ぐ歩くと途中左側に秋葉町内に4件あるコンビニの一つ「フレキス」を通り過ぎ、そのまま真っ直ぐ歩いていくと到着するといったシンプルな道のりだ。
遅くなったが、レンタルショップの店名は「オスカー」。ベタな名前だが、ゆいはんは特に気にしてもいなかった。
秋葉町の夜は、街灯も少ない為に夜道は暗い。
だが!秋葉町は小さい田舎町(だが、コンビニは24H営業でオスカーは深夜2迄営業)で、犯罪もほとんど無いような所なので、夜道も女性一人で歩いていても何等不思議では無いのだ。
いつも通りのコースを歩いてオスカーへ向かうゆいはん。
しかし普段通りの道のり、公園を右に曲がろうとした瞬間ッ!
公園を囲って植えてある大量の桜の木の間から、なにやら赤い蛇のようなものが物凄い勢いで不気味な音をたててゆいはんを襲ってきたッ!
ギャァァァァァァァァァァンンンンンンッ!!!!!!
- 43 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:49:26.92 ID:tm0neHXPO
- お腹空いたので、ごはん食べてきますw
また後ほどへ
−TO BE CONTINUED?→
続けていいのかな?(^-^;)
- 44 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 18:50:51.18 ID:f30RSruP0
- ダメ
- 45 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 19:20:22.73 ID:SbX0IUik0
- コンビニときたらオーソンじゃないのか
オスカーときたら村重ちーじゃないのか
- 46 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 19:46:50.75 ID:tm0neHXPO
- >>44
m(__)mすみません、勝手ながら続けさせていただきます。
>>45
m(__)mいろいろ考えたのですが…ご指摘ありがとうございます!これからもよろしくお願いします。
- 47 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 20:21:41.22 ID:tm0neHXPO
- −続き→
赤い蛇らしき物が、不気味な音をたてながらゆいはんに襲いかかってくるッ!!!
ギャァァァァァァァァンンンンンンンンンッッ!!!
「!!!!!!!ッ!!」
「もうッ!やめて下さいッッ!!」
ゆいはんはそう叫びながら身の危険を感じ、例の奇妙な能力を発動させた!
ズギューーー−−−−−−−ンッ!
ゆいはんの背後から無数の拳が繰り出される!
ドドドドドドドドドドドドドドッ!!!
赤い蛇らしき物のスピードは確かに速いが、ゆいはんの奇妙な能力の前では赤子同然だった!
しかし・・・
「!?」
明らかにおかしい!先程まで確実に拳で「赤い蛇のような物」を捕らえていたはずなのに、拳の当たる確率が明らかに落ちているッ!
こういった奇妙な相手と自身の奇妙な能力で闘った経験など、過去に一度も無かった。
しかしそんな事、今はどうでもよい。
「意味わからないッ!!」
ゆいはんは、自身の能力が弱っているのか?と、ふと頭をよぎった。
しかし、目の前の赤い蛇らしき物のスピードがどんどん上がっている事に気付く迄、そう時間はかからなかった!
もう、目の前の赤い蛇のような物は、姿は見えないッ!しかし、不気味な音は更に不気味な音を重ね、まるで赤子の鳴き声のように聞こえてくるッ!
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
「やられるッッ!!!凄く危険ッッ!」
- 48 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 20:33:02.20 ID:tm0neHXPO
- そう身の危険をゆいはんが感じた瞬間、音は止んだ!
シュルルルルルルルル・・・
その音は、大量の桜の木の中へフェードアウトしていった・・
「!?」
ゆいはんは何が起こったのか状況が掴めてなく、唖然とした気分に近い感覚に襲われていたその時、
ガサッ
大量の桜の木の間から、人影が姿を現した。
「!?」
- 49 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 21:02:18.20 ID:w9asarzC0
- カツ丼屋リボンw
細かい設定がツボにくるなw
- 50 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 21:09:17.73 ID:tm0neHXPO
- >>49
ありがとうございます。
m(__)m
これからも、よろしくお願いします。
- 51 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 21:10:55.07 ID:tm0neHXPO
- −TO BE CONTINUED?→
- 52 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 21:12:26.39 ID:w9asarzC0
- >>50
センスありすぎ乙
続きを待ってます
- 53 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 21:18:13.77 ID:tm0neHXPO
- >>52
とんでもないですm(__)m
私も、読んでいただける方々にも楽しみながら続けられたらいいなと思います。
行き当たりばったりの作品ですが、よろしくお願いします。
- 54 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/28(金) 23:43:33.29 ID:tm0neHXPO
- −続き→
ガサッ
桜の木の間から現れた人影、それはたかみなだった。
「あははははっ!びっくりした?びっくりしたやろ?驚いとるで!」
「はあ・・・???」
ゆいはんは、今も状況が掴めずにいた。
「横山が公園に向かって歩いて来ているのが見えたから、先回りして驚ろかしたろかと思って!
あんた、見えるでしょ?これ?」
「愛しさのアクセルッ!」
ズギューーンッ!
たかみながそう叫ぶと、たかみなの背後にはピンクの洋風な鎧を纏った、屈強な怪人が現れた!
身長は2mはあるだろうか。
怪人の身体もピンク一色で、鎧よりは若干薄いピンク色の肌。怪人の顔立ちは、可愛い色使いの身体、鎧とは対照的に、野武士の如く精悍な顔立ちのマスクだ。その手には、長さが2m以上はあるであろう長いリボンを持っている。
「!!!!たかみなさん!!!!」
「びっくりやろ?私もびっくりしたよ!まさか、横山もスタンド使いとは!」
「・・スタンド?」
「そうか・・横山はまだ、スタンドの事をよく理解してないみたいね?」
「?????意味がわかりません」
「ねぇねぇ、これから時間ある?ちょっといろいろ話があるんだ。」
「・・え?うち、これからE.T.のDVD借りにいくんですけど・・」
「あんたも面白い子だねー、E.T.が好きなの?それともスピルバーグ派?」
「うちはE.T.が好きなだけで、スピルバーグが好きな訳ではないです!」
「おっ・・おぅ・・まあ、E.T.は次にしよ!いつでも観れるじゃん!」
「もう・・なんなんですか、E.T.に謝って下さ・・
「ああ!もういいから!今日は私に付き合って!」
ゆいはんはE.T.を今日はあきらめ、渋々たかみなに付き合う事にした。
- 55 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 00:11:58.00 ID:5DjaLF7tO
- たかみなは、ゆいはんを自身の店「ribbon」に連れてきた。
「座りなよ。」
「はあ、でもこんな時間にカツ丼は結構です。」
「ちょっと待てーい!何がカツ丼じゃ!カツ丼食べてもらう為に連れてきたんじゃないから!」
ゆいはんはなかなかギャグセンスあるな・・と、滑りの女王たかみなは、何故か上から目線で評価した。
「あなたのその能力、私達はスタンドって呼んでいるの。スタンドは自分の守護霊みたいな存在で、スタンドの能力も人それぞれなの。横山は、いつその能力に目覚めたの?」
「私は中学の時、突然・・なんでこんな力を持ったのかもわからないんです。」
「・・・後天的な能力のようね。横山のスタンドの能力って、どんなのなの?」
「それが・・よくわからないんです。ただ、悪い事には絶対に使わないです!」
「私が見込んだ通りね・・・よかった。」
- 56 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 00:40:50.21 ID:5DjaLF7tO
- 突然
「たかみなさんって、本当にピンクが好きなんですね。」
「えっ?」
突然の違う話題に驚きつつも、たかみなはそこに注目される事が嬉しかった!
「そそっ、ピンク大好きで、世界一ピンクが似合うんじゃないかなーなんて」
「たかみなさん、確かに可愛いくてピンクも似合ってますよ。でも、お店の厨房もピンクなのは間違ってると思います!」
「トホホホ・・・こだわりのピンクの厨房なのに・・」
ゆいはんは、初めて店に来た時からピンクの厨房が気になっていた。
実際、「ribbon」の厨房はお金が掛かっている。
厨房のフード等は、油汚れもするので普通の塗料では常識的に持たない。
一度、特殊な塗料でピンク塗装をし、さらにそれを焼き付けるといった、手の込んだ仕様なのだ。レンジまわりもしかり。
鍋類もカラフルなピンクを扱っているという理由で、フランスの高級鍋メーカー、「ル・クルーゼ」で統一されているといった徹底ぶりだ。
しかし、目がチカチカする。常に綺麗にされた厨房なのだが・・
「ところで、ちょっと会わせたい人達がいるの」
たかみなは、ピンクの厨房を眺めながら言った。
−TO BE CONTINUED?→
- 57 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 01:15:45.27 ID:oaHJPJn/0
- すげー面白いわw
スレ主にお小遣いあげたい気分w
メアドと口座を教えてくれたら振り込むぜ!ゴゴゴゴゴ
スレ主がこの男の軽妙な語り口に違和感を感じないわけがなかった。
- 58 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 02:16:35.82 ID:QWhsnZE10
- 捕手!
- 59 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 05:00:41.70 ID:f9QkgIc90
- 続きまってるよ!
スレが落ちませんように...
- 60 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 05:42:15.26 ID:5DjaLF7tO
- >>57>>58>>59
m(__)mどうもありがとうございます!
- 61 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 06:44:46.88 ID:5DjaLF7tO
- −続き→
数日後ッ!
ここ数日、ゆいはんのこれまで平凡なはずだった日常(自身の奇妙な能力の事は除き)は少しづつ変わろうとしている。
たかみなとの出会いにより、自身の奇妙な能力の事、そしてこの奇妙な能力を使える人間が自分以外にいた事、秋葉町に5件目となる新たなコンビニの建設が始まった事、先日E.T.と一緒に何気無くレンタルした「未知との遭遇」がスピルバーグ作品だったと知った事。
学校の友人と組んでいるバンド(ゆいはんはドラム担当で、バンド名はBABY BLOSSOM)の練習で使用するスタジオが、ドラムスティック(イアン・ペイスモデル)の使用がスネアが破け易いとの理由で使用禁止になった事など・・・
しかし、ゆいはんはマイペースな性格で、そんな日常の多少の変化など気にもとめずに、それ意外は相変わらずの日常を過ごしているつもりだった!
しかし、そんなゆいはんの中でも無意識の内?に何かが変化もしていた。
自身のスタンドに名前をつけたのだ。
スタンド名は、「偶然の十字路」。
毎日通う秋葉女子校の通学路の途中に、秋葉町内では珍しい少し大きめの十字路があるのだが、その十字路の一角にカツ丼屋「ribbon」は存在している。
「ribbon」に行かなければ自身のスタンドの事も謎なままだったはずだ。
先日、たかみなとの会話で「自分を護ってくれるスタンドに、名前をつけてあげなよ」と言われ、たかみなとの、偶然の出会いを与えてくれたこの少し大きな十字路に感謝の気持ちも込めて、「偶然の十字路」という名前をつけたのだッ!
しかし、たかみなとの出会いは必然だったのかも知れない。
「横山、スタンド使いはね、引き寄せあうんだよ。」
たかみながそう言っていた事もあり、横山はスタンドの存在の事も、徐々に意識し始めていた。
- 62 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 07:07:43.32 ID:5DjaLF7tO
- ここで、もう少しゆいはんのスタンド「偶然の十字路」について説明しよう。
スタンドは、同じスタンド使いの目にしか見えないらしく、友人のキタリエは幸運?にもそれは見えてないらしい。
ゆいはんのスタンド「偶然の十字路」の背格好は、やはりたかみなのスタンド「愛しさのアクセル」と同じ2m程の身長で洋風の鎧を身に纏った屈強な姿をしている。
鎧と身体は金色なのだが、かと言って目に優しい金色で輝いているのだ。決して眩しい金色ではない。
その身に纏った鎧の背中には、少し大きめに「京」という文字が書いてある。洋風の鎧に漢字のミスマッチ・・その少々奇妙なバランスは、ゆいはん自身気に入っていた。
「偶然の十字路」は、物凄いスピードとパワーで拳を使い闘うタイプのスタンドの様だが、まだ秘密はありそうだとたかみなは言っていた。
しかし、ゆいはん自身は現在もそれ以上の能力を求めてもいなかったし、身を護るには今のままで充分だったので、「偶然の十字路」のその他の能力については特に考えていなかった。
- 63 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 08:01:51.94 ID:5DjaLF7tO
-
現在、世の中は空前の女性バンドブームが来ていたッ!
そのブームは、やはりここ小さい田舎町、「秋葉町」でも波が来ており、BABY BLOSSOMもやはり同じブームに乗って結成された、生まれて間もないバンドだった。
以前紹介した通り、ゆいはんはドラムを担当しており(以前は先輩から貰った大切なイアン・ペイスモデルのスティックを使用していたが、スタジオが使用禁止になった為に、スタジオのマスターに訳もわからないまま奨められたスティーブ・ジョーダンモデルを現在使用している)。
ボーカルはキタリエ。情熱と勇気だけで歌い倒すタイプで、歌唱力に保証は正直無い。楽器が出来ない為ボーカルへ。
ギターを級友のしーちゃんこと大家志津香(使用ギターはスクワイヤー製のゴールドのデュオソニックモデル)。
ベースギターを派手な顔立ちだからとの理由だけで隣のクラスから無理矢理引っ張ってきたちかりーなこと近野莉菜(使用ベースは、フェンダージャパン製のボディがサンバーストフィニッシュされた渋めのジャズベを使用)が担当する、4人組コピーバンド。
(コピー曲には、ジョーンジェットの代表曲「I LOVE ROCK'N'ROLL」などの女性ヴォーカルの曲を。)
小さな田舎町、「秋葉町」に唯一の楽器店舗兼スタジオ「AKS」は、秋葉町の南に位置する「なんば町」との境目に店を構えている。
スタジオ「AKS」は横山家から自転車で20分程の距離で、週末に一度の練習にはみんなで自転車に乗りスタジオへ足を運んでいた。
しかし、20分という距離を、楽器を肩に掛けて移動するというのは、女の子にはもの凄い重労働に近い。
ボーカルとドラムは荷物など無いに等しいので物凄く楽だ。
最近では、しーちゃんとちかりーなの右肩に多少筋肉が付いたのではないか?とゆいはんとキタリエは人ごとのように話していた。
−TO BE CONTINUED?→
- 64 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 10:46:02.88 ID:KJTDSN0X0
- けいおん!になるには一人足りないが
- 65 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 13:01:22.31 ID:QWhsnZE10
- このスレ見るのが楽しみになってきた
- 66 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 13:58:40.02 ID:5DjaLF7tO
- >>64>>65
楽しく行きますので、今後もよろしくお願いしますッ!m(__)m
- 67 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 16:20:15.19 ID:5DjaLF7tO
- −続き→
本日の秋葉町は日曜日ッ!日曜の晴れた日には、秋葉町内の公園「桜木公園」は家族連れが多い。
しかし、そんな平和な光景とは違った日曜日を楽しむ者達もいる。
BABY BLOSSOMのメンバー達も例外ではない。
スタジオ「AKS」に到着ッ!
「AKS」にはA・B・Cの3つのスタジオが用意されている。Aスタジオが1番広いスタジオで、大所帯のバンドなどがよく利用しており、金額が1時間一人2000円と高め。
B・Cスタジオは、5人組バンドが入って少しスペースに余裕があるかな?といった位のスタンダードなスペース。1時間一人400円。
店舗は3階建てで、1階が楽器販売。2階にBとCスタジオ、3階にAスタジオといった造りになっている。BABY BLOSSOMは、なんとなく気分が落ち着いてリラックスして練習出来る、いつものBスタを予約していた。
受け付けを済ませ、Bスタへ向かう為に階段を昇る4人。階段の壁面にはマスターの趣味でローリングストーンズのギタリスト、「キースリチャーズ」のポスターが貼ってある。
階段を昇り終えると、右側にBスタ、左側にCスタがあるのだが・・・
ズギューーーーーーンッ!
4人の耳に、圧倒的演奏力!圧倒的歌唱力を持った女性ボーカルバンドの音が飛び込み、ストレートに胸に突き刺して来たッ!
「カッコイイ!!凄いバンドが練習しているよッ!震えるッ!」
4人は、各スタジオのドアに設置されている小窓から、Cスタの中を覗き込まずにはいられなかった!
- 68 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 17:04:22.51 ID:5DjaLF7tO
- 窓を覗き込むと、4人組ガールズバンドで編成は、ギター兼ヴォーカル、ベースギター、キーボード、ドラム。
「私達はまだまだ全然だけど、この人達が圧倒的に凄いのは理解出来るよ!」とキタリエが言うと、ちかりーなが「でも、この辺で見ない顔よね?この町は田舎だから、だいたい顔見知りだったりするんだけど・・・歳もあんまり変わらなさそう」
「ひょっとして、隣町の「なんば町」の子達かもしれん。なんば町にあったスタジオが先月潰れたて聞いたとよ」と、しーちゃんが言う。
演奏している曲も聴いた事が無い。オリジナルの楽曲だろうか?ジャンルはパンクみたいだ。
パンクバンドと聞くと、ギターをひたすら掻き鳴らすバンドといった印象があるが、実際パンクの演奏は追究すればする程奥が深い。
海外のパンクバンドの演奏は、実は日本のJポップやフュージョンに演奏が近い。
所謂、走り気味に演奏をするのがパンクバンドなのだが、この走り気味の演奏というのが、ギター側から例えると・・
ハイハットやスネアの音と合わせて演奏している状態で、コンマ数秒ドラムより早く弾くと、所謂走る状態になり、音が軽快になる。
逆に、ドラムの音よりコンマ数秒遅れて弾くと、重目の音になる。ブルースやヘビメタの音がそれだ。
このCスタで演奏しているガールズバンドは、リズムが狂う事無く、ドラムとベースのリズム隊のグルーヴも完璧に紡ぎ出されて気持ち良い。音の隙間に入るタイミングや「間」などを理解しているのだ。
特にギター兼ヴォーカルの女の子は、その細かい音と音の間に自然に、尚且つ経験に裏打ちされた物であろうギタリストの右手から生み出すグルーヴをリズム隊に安定して提供している。素晴らしい演奏力だッ!
しかし、BABY BLOSSOMのメンバーは、そんな細かい事はまだまだ知らない。ただ、凄いバンドとそうで無いバンドの区別くらいは付けれた。
しーちゃんが鼻息が荒く一言。
「うちらも負けとられん!はよスタジオに入って練習せんと時間の勿体無かよ!」
そういうと、4人は隣のバンドに刺激を受けたのか、いつもより張り切った様子でスタジオに入って行った。
- 69 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 17:06:02.56 ID:5DjaLF7tO
- −TO BE CONTINUED?→
- 70 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 18:35:55.06 ID:KJTDSN0X0
- チャンチャン♪
- 71 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 20:39:42.39 ID:5DjaLF7tO
- 保
- 72 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 22:44:57.79 ID:ix48umKr0
- 「保守する」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。
なぜなら、オレや、オレたちの仲間は、
その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際に相手を殺っちまって、もうすでに終わってるからだッ!
だから使った事がねェーッ。
ペッシ、オマエもそうなるよなァ〜〜〜、オレたちの仲間なら…
わかるか?オレの言ってる事…え?
『保守した』なら、使ってもいいッ!
- 73 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 22:56:52.28 ID:5DjaLF7tO
- −続き→
翌日ッ!
先日たかみなに「合わせたい人達がいる」と言われ、その話に首を縦に振った約束の日だ。
「その日月曜は店を休む(本来の店休日は第2、4の火曜日)けど、「ribbon」に夜7時に来てよ。」と言われていた。
学校から帰宅し夕食も済ませ、そろそろ家を出てちょうどよい時間なので、ゆいはんは外出の準備をして、玄関の扉を開け「ribbon」に向かった。
「たかみなさん、会わせたい(人達)言ってたから、何人かと会う事になるんかな?」
ゆいはんは、自転車でribbonに向かう途中、そんな事を考えながら、自転車のペダルを漕いだ。
- 74 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 23:08:56.03 ID:5DjaLF7tO
- −続き→
そろそろ「ribbon」の白い建物が見えてきた。
「ribbon」の外観はほぼ真っ白なのだが、屋根はやはりピンク。しかし、屋根の部分なのでゆいはんが厨房のピンクに感じた違和感と比べたらあまり気にならなかった。
「ribbon」に到着し、店の左奥に、6台は置けるであろう駐輪場があるのでそこに自転車をとめた。
その駐輪場には、明らかにたかみなの自転車とわかる「ピンクのマウンテンバイク」が常に駐輪されている。
そのピンクのマウンテンバイクを見る度に、「たかみなさん、どんだけピンクが好きなん・・」と、ゆいはんは毎回心の中で突っ込んでいた。
- 75 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 23:11:27.24 ID:5DjaLF7tO
- >>72
明らかに心地良いその表現ッ!ありがとうございますッ!m(__)m いただきましたッ!
- 76 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 23:30:04.29 ID:5DjaLF7tO
- 「たかみなさん、お待たせしました。」
そう言いながら白いドアを開けると、たかみなともう一人、「この女性は間違い無く良い香りがするはずッ!ああッ!一度でいいからその香りを知りたいッ!」そう同性にも思わせる女性がいた。
「横山いらっしゃい!」
今日のたかみなは、いつに無く上機嫌だ。店も休みなので、その開放感からなのか?一瞬そう思った。
「まあ、座りなよ」
ゆいはんが席に座ると、
「あ、紹介するね。この子、私の友達の小嶋陽菜。私はにゃんにゃんって呼んでる!ウヒヒヒヒッ!」
「はあ・・」
今日のたかみなは、なんとなくなのだが上機嫌ではあるが、様子が変だ。
小嶋が「初めまして〜」
「初めまして。横山由依です。」
「ちょっと待ってね、今コーヒー煎れるから。」
たかみなはそう言うと、ピンク色の厨房へ向かった。
- 77 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 23:38:48.74 ID:5DjaLF7tO
- 小嶋が「学生さんなの?」と聞くと、
「そうなんですよ。今日もさっき迄学校でした。」
「えーっ、でもそうだよね〜。今日はわざわざ来て貰ってありがとう〜。たかみなのつまんないギャグ聞かされて、何時も大変でしょ〜?」
「そんな事無いですよ」
と答えながらも心の中で、「そうなんです。大変なんです。」と思った。
「待てーい、誰のギャグがつまらんのじゃー!」
たかみながそう言いながら、コーヒーを持ってきた。
- 78 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/29(土) 23:43:41.39 ID:5DjaLF7tO
- −TO BE CONTINUED?→
- 79 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 00:24:10.97 ID:LVvpnCQv0
- チャンチャン♪
- 80 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 00:36:18.19 ID:7orsyHJmO
- −続き→
たかみなが、先ず小嶋の前にコーヒーを置き、次に横山へ。そして自分の席へコーヒーを置き、トレンチは隣のテーブルへ置き席に着いた。
たかみなは上機嫌だった顔を突然キリリと正し、
「横山・・私にゃんにゃんと付き合ってるの・・ウヒヒヒヒッ!」
「・・・・・」
この瞬間、これまでに体感した事がない、そして恐らく、これから先も経験する事は無いと確信を持って言える程の寒い沈黙が店内を覆った。
小嶋が「え〜また〜?・・」とでも言いたげな呆れ顔をすると、横山が突然
「たかみなさん、駄目ですよ。小嶋さんとたかみなさんって女同士じゃないですか。好きになるのは仕方が無い事ですけど、女の子同士は結婚も出来んし駄目だと思います。」と真顔で返した。
小嶋はたかみなの寒い言動の後に襲った沈黙を、真顔で突き返したゆいはんの真面目さがツボに入ったのか
「あははははは〜もぅ〜やだ〜!」と笑った。
「横山、冗談よ、冗談!メンゴメンゴ!」とたかみなが言うと、
「もう〜、やめて下さいよ〜」とゆいはん。
- 81 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 00:44:02.03 ID:7orsyHJmO
- 眠いのでw
今度こそ−TO BE CONTINUED→
- 82 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 03:14:26.31 ID:QAIdgYas0
- 保守
- 83 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 03:21:31.47 ID:hGmm2SVx0
- ジョジョおもしれー!
- 84 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 03:53:13.18 ID:i1tzhcME0
- 明日もよろしく
- 85 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 08:09:17.96 ID:7orsyHJmO
- −続き→
「実はね・・・」
再びたかみながキリリと深刻な顔に戻り、話出した。
「先に言っておくよ。まず、にゃんにゃんもスタンド使いなの。
そして最近奇妙な事に、私達みたいなスタンド使いが秋葉町で急激に増えてきてるッ!スタンドと言う能力が何故身に着くのかは、実は私達にもわかってないんだ。
私もにゃんにゃんも、3年位前に突然・・・」
ゆいはんも、やはり3年程前に覚醒していた。
たかみながコーヒーに口をつけ、再び話を続ける。
「一つわかる事は、このスタンドの能力を悪用しようとするタイプの人間がこの世にはいる。
スタンドの強力な力に心まで支配され、欲望のままにスタンドを悪用する。はっきり言って、こんなに強力な力があれば手に入らない物はないよ。
でも、私達はそんなスタンドを悪用する奴らが許せないんだよ!
そこで、正義感の強い横山にも私達に協力して欲しいの!
スタンドを悪用する奴らを改心させて行くのが、私達の役割って勝手に思ってるッ!」
「私もスタンドをそんな風に使うのは許せません。わかりました。協力します。」
ゆいはんはそう言うと、コーヒーに口をつけた。
「あ〜猫だ〜。」小嶋がそう言いながら、店舗を囲む塀の上を横切る黒い猫の姿を、窓越しに目で追いながらコーヒーを飲んだ。
- 86 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 08:42:04.26 ID:7orsyHJmO
- たかみなが、「そういえば、チョコレートケーキを買ってきてたんだよ!チョコっと、ケーキ食べながら話そうよ!」
「わ〜い♪」
「いただきます。」
「こやつら、私のハイレベルな今のギャグに着いてこれなかったみたいね・・・」
たかみなはそう思いながら、厨房の冷蔵庫へ席を立った。
小嶋が小さい声で、
「そうそう〜面倒臭いから、今みたいにたかみなのギャグは受け流していいんだよ〜」
「はい。」と横山が言い、
「あっ、また猫だ〜。」
二人で横切る猫を見ていると、
「はいっ!持ってきたで〜」
たかたながケーキを運んできた。
小嶋、横山、自分の順番にチョコケーキを配り、席に着くたかみな。
「わーい♪いただきま〜す」
そう言う小嶋を見ながらゆいはんは、「小嶋さんって、いちいち可愛い人やわ〜」と思いながら、自身も
「すみません、ご馳走になります。」と礼儀正しく言った。
「エーッ!ほらほら!また猫がいるよーッ。可愛い〜。」たかみなが窓を指指してそう言っている時、ゆいはんは、奇妙な事に気付いた。
「なんか、おかしくないですか?」
「何が?」
「だってあの猫・・・うちが来た時から同じあの窓だけを、左から右に横切ってるだけなんですよ。何匹か猫がいるのかと思ってたら、ずっと同じ猫って気付いたんです。」
「えっ!!!?」
- 87 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 09:46:31.60 ID:7orsyHJmO
- 「二人共!警戒してッッッ!!!!」
ガタッ!3人共席を立つ!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・!店内に緊張が走るッ!
「黒猫型のスタンドッ!?」
3人共、黒猫が横切っていた窓を見つめながら、店内にも目を配り警戒したッ!
「ねえ!にゃんにゃん?」
「なに?」
「そっち側の窓から、外の様子って見える?猫って何匹いるのかしらッ!?見れる!?」
黒猫が横切った窓を中央にして、左右に一枚ずつ、計3枚の窓がある。
小嶋は小さく頷き右側の窓にソーっと近付いて行く。
「にゃんにゃん気をつけてねッ!」
一番右窓の、その右側の壁の部分から外を覗いてみようと思い、だんだんと警戒しながら壁に近付いて行く小嶋。
壁に到着し、一番右窓の横の壁側から中央窓の外を警戒しながら覗いてみた。
「いない・・・・」
と言った瞬間ッ!
ガシッッ!
窓の中から、突然真っ白で屈強な腕が現れ、小嶋の首を羽交い締めにしたッ!
「ウッ!?」
「にゃんにゃんッ!」
「小嶋さんッ!」
「愛しさのアクセルッ!」ズギュー−−−−−−ンッ!
たかみなは、咄嗟に自身のスタンド「愛しさのアクセル」を発動させ、スタンドの右手に持っているリボンで、窓から小嶋の首を羽交い締めにしている腕を攻撃した!
ギャアアアアアアアアアンッ!
もの凄い勢いで、リボンがその腕に届いた!
- 88 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 10:12:40.73 ID:7orsyHJmO
- リボンは真っ白で屈強な腕に巻き付き、「愛しさのアクセル」がリボンを両手で掴み、引っ張り戻して小嶋の首から腕を離そうとする!
「オラァァァァァァァ!」
たかみなは叫びながら、リボンを引っ張った!
ガッ!
小嶋の首を羽交い締めにしていた片腕は小嶋の首を離れた!小嶋はよろけながらも、壁際から離れる!
その時、窓からもう一本の真っ白で屈強な腕が現われ、たかみなのリボンを2本の手で掴み、今度は逆にリボンを引っ張り返そうとしているッ!
グンッ!
「キャアッ!!!」
白い腕がリボンを引っ張ると、たかみなと「愛しさのアクセル」は物凄い勢いで窓側へ引っ張られた!
「偶然の十字路ッ!!!」ズギュー−−−−−ン!
ゆいはんはスタンドを発動させ、リボンを掴んでいる真っ白な両腕を攻撃したッ!
ドドドドドドドドドッ!!!!
真っ白な両腕は攻撃に耐え切れずに、リボンを離し窓の中へ消えた!
スドーン!
たかみなは引っ張られた勢いで窓の下の壁にたたき付けられたが、無事だ。
「何なのッ!?スタンドは黒猫じゃないのッ!?」
たかみなはそう言いながら、直ぐさま立ち上がった!
3人は、正体の見えないスタンドに恐怖しながらも警戒を強めたッ!
- 89 :名無しさん@実況は禁止です:2012/09/30(日) 10:17:57.50 ID:7orsyHJmO
- −TO BE CONTINUED?→
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