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かつて、日本経済の牽引役となった大企業。そこへ入社さえできれば、定年までの雇用と高額の退職金が約束された時代は、とうに終わったとの声がよく聞かれる。リストラや賃金ダウンで、転職を強いられる人もいるだろう。
前回に引き続き、今回は、
「転職、採用現場のリアルな実態」
「自社に、転職エージェントに、これだけは言いたい!」
などについて、日本企業の現役の人事採用担当者4人に、語ってもらった。
※前回記事はこちら
「人事採用担当者覆面“本音”座談会『転職に失敗する人の条件』」
――皆さんは、企業の採用担当者としてご活躍ですが、他の企業の採用担当者との横のつながりはあるのでしょうか?
A 意外とつながりが強い業界と、そうではない業界があると思います。
――皆さん会われて、具体的にどういうお話をされるのでしょうか?
D 年間何人採用していて、どういう体制で採用を行っているか、どういう方法を使って採用しているのかなどです。
A 採用って実はすごく単純で、より早く、安く、良いタイミングで候補者を入れることしかない。この「安く」の中に自分たちのコストも含まれるので、「より少ない人数で、安く採用する」ということが求められている。
B 採用予算は「今期これだけ」と決められていますが、どの部門が何人辞めるのかはまったくわからないので、絵に描いた餅のような予算です。ですので、他社がどのような採用方法をとっているかは、とても参考になります。
――ある意味、お互いにライバルでありながら、良い方法は取り入れようとする関係にあるわけですね。
C 今は違いますが、昔は「どこの転職エージェントが良い」などの情報交換をしていました。ライバルといっても、まったく同じことをやっているわけではないですしね。ただ、同じ業界内でも、採用担当者が他社との付き合いのない企業もあるようですね。
A X社とか?
一同 (笑)
――なぜX社は、他社と付き合わないのですか?
C 同業他社への流出が激しいからじゃないですか?
B しかも、X社さんは「エージェントを使わない」と決めた瞬間から、転職エージェントの“狩場”になっている。エージェントは「転職者を入れる会社」と、「引き抜く会社」を決めていますから。
転職エージェントはどう使う?
――一般的には、経験者の採用といえば、まず転職エージェントを使うということになるのでしょうか?
A 私は使っていますよ。一人でスカウトからスクリーニング(候補者の選別)まで、すべてをやるのは限界があります。エージェントからの紹介は、アウトソーシングのひとつとして、ある程度使っています。エージェントを使わない企業は少ないのでは?
C X社くらいですか?
B いや、X社も実は2~3社は使っているはずですよ。
D 日本人って公の場に情報を出さない。特に「欲しい」と思う人は今の会社で優遇されている人で将来有望視されていますから、わざわざ個人情報をパブリックの場に流さない。なので、そこにリーチするためには、やはりエージェントをある程度使わざるを得ない。
C 例えば、ウチと取引のある企業に採用したい人がいる場合、あからさまに引き抜くわけにいかない。そういう場合、お金を払ってもいいから、どこの誰かわかっているけれど、あえてエージェントに間に入ってもらうこともある。
――積極的にエージェントを使っているわけではないのですね。
A 役職によりますね。
B 普通に探していたら、絶対にこのレベルの候補者は見つからないというケースもあるので。
D ケース・バイ・ケースですね。
A 簡単に採用候補者が見つかる職ではエージェントは使わないようにして、自力でやっても届かないところをエージェントにお願いするようになりました。全体的にはエージェントを使うケースは減っているのですが、使うところはしっかりと使う。
C エージェントにも「付加価値を出さないと意味がない」と言っているのですが、理解してくれない。
B 確かに、僕もそう思いますよ。
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2012年06月18日 ガイドラインを変更しました。