天気の常識
天気予報(177)について
天気予報(177)は、基本的に1日に3回大きく更新されます。
大きく更新される時刻は、午前5時と午前11時と午後5時の3回です。
それ以外の時間にも「○時現在の風速」の項目や、各種の注意報や警報等が約1時間毎に
更新されます。
午前5時の更新では、今日の予報と明日の予報が更新されます。
午前11時の更新では、今日の予報と明日の予報が更新され、明後日の予報が発表されます。
午後5時の更新では、今夜の予報が発表され、明日と明後日の予報が更新されます。
したがって、(177)にて天気予報の情報を得る場合は、大きく更新される直後にすると、最も
最新の予報を効率良く得る事ができます。
尚、インターネット上での天気予報の更新は、(177)の更新よりも1〜2時間程度遅れる事が
ありますので注意が必要です。
松山周辺の天気予報の風の強さと波高の関係
松山周辺で釣りをするときは、「愛媛県中予地方」の天気予報を入手します。
TEL NO (089−177)
釣りをする上での天気予報で特に重要なのは、風の強さや風の向きや波高等です。
天気予報での風の強さは、大まかには3段階の言葉で表現されます。
愛媛県中予地方での天気予報上での風の強さと波高は、下記のようになります。
風の強さの表現で、何も付いてない時は、波高50cmの波高予報となります。
風の強さの表現で、「やや強く」と付くと、波高1mの波高予報となります。
風の強さの表現で、「強く」と付くと、波高1.5m以上の波高予報となります。
(注) 風の強さと波高の関係は、地域によって激変します。
愛媛県中予地方の波高1.5mは荒天予報ですが、高知県での波高1.5mは凪ぎの予報です。
天気予報の波高予報と実波高のズレについて
「天気予報で波高1mだったから問題無し・・・」というような目先の予報を鵜呑みにすると、
痛い目に遭う事が少なくありません。
気象台が発表する風の強さや波高は、あくまでも机上での予報です。
釣り人は、机上での波高予報と実波高のズレ分を加味した行動を取る必要があります。
波高0.5mの予報時でも実波高が2m近く立つ事もありますし、波高1mの予報時の半分
ぐらいは、沖の方は波高1.5〜2mの「釣りにならない」荒天になってしまいます。
・・・かと思えば、波高2m予報でもべた凪だったりしますので、予報は100%信用できませんが、
基本的には「予報は常に悪い方に外れる」という考え方の方が安全なのは言うまでもありません。
天気予報の波高予報は、あくまでも「陸地から数百m以内」の予報だと私は思います。
陸から数キロ沖は、波高予報の2倍近くの波高を覚悟する必要があります。
遊漁船に乗られる方は、出船の判断等はプロの船頭に任せておけば、まず間違いは無いの
ですが、小型のマイボートで沖に釣りに行かれる方は、特に注意が必要です。
強風波浪注意報について
愛媛県中予地方では、波高が1.5m又はそれ以上の波高となる場合に強風波浪注意報が
発令されます。
私の経験上、愛媛県中予地方では、波高1.5m以上の波高が予想される3時間程度前に発令
されるパターンが多いようです。
ですから昼頃から荒天になる場合、朝の時点では強風波浪注意報が発令されていないので、
注意が必要です。
私は、強風波浪注意報は、海が荒れ始める半日程度(6時間程度)前に発令されるべきだと
思いますが、実際は海が荒れ始めた後に発令されたり、波高が2mを越えているのに発令されて
なかったりと、チョンボが多いように思います。
雷の音が聞こえたら釣り中止
釣り竿が「電流の良導体」であるということは、釣りをされる方なら誰しも御存知だと思います。
基本的には、「遠くでゴロゴロと雷の音が聞こえたら」即、釣りを中止して下さい。
まれに、「稲妻の10秒後に音が聞こえたから、音速×10秒で雷は遠いよ〜♪」と釣りを続行
される方も居られるみたいですが、雷の音が聞こえる範囲は間違いなく「雷の射程距離」に入って
います。直ちに釣りを中止して下さい。
また、「雷の音や光が全く無いのに釣り竿を持っている手がしびれる・・・」という経験をされた方
も居られると思います。この状態も大変危険な状態なので、直ちに釣りを中止して下さい。
天候の良し悪しと魚の食いは関係あるか?
魚種により、食いの良し悪しが食いに影響するケースは多いと思います。
スズキやグレは、荒れ気味の方が相対的に良く釣れますし、メバルやキス等は穏やかな日が
有利です。
でも、これは一定以上の釣技を心得ている方の話しであって、初心者の方は魚種を問わず
「穏やかで晴天」の日の方が絶対に有利です。
荒れ気味の日は風も強く、仕掛けも思うように飛んでくれないと思いますので・・・
松山周辺の波高別の釣りについて
上記にも書きましたが、波高50cmの予報の時は、基本的に凪となります。
この予報の時は、船釣り等で沖に出ても穏やかで、あらゆる釣りに最適です。
波高1mの予報になると風がやや強くなり、釣りの種類や釣行するポイントにより「何らかの
風対策」が必要となるケースが多くなります。
投げ釣り等は、比較的風の影響を受けにくい釣りと言えますが、軽い仕掛けを使用するメバル
釣り等は、風裏のポイントに釣行しないと厳しいでしょう。
船釣りは、25フィート以下の小型船使用の場合は厳しくなりますし、風向きによっては、40
フィートクラスの船でも「波高1m予報」で釣りにならない時があります。
波高1.5m予報になると、釣りの種類を問わず釣行は厳しいでしょう。
強いて言うならば、風裏の投げ釣りぐらいしか釣りの選択肢は有りません。
海は濁り、各魚種共に食いが悪いので、釣りの種類を問わず釣行は中止した方が無難です。
唯一スズキ等を狙う時は、チャンスとなります。
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