【よかれと思った肝臓の薬で、尿酸値が再浮上(Kさん・カメラマン・42歳)】
「尿酸値7」以上で医師から警告を受けたKさん。半年間の禁酒&節制が功を奏し、数値が「5」まで減少。が、飲酒生活に戻る際、肝臓のためを思い飲み始めた薬になんとプリン体が配合!翌年、尿酸値が元に戻るという悲しい出来事を経験したという。
「痛風=生活習慣病。数値が下がったから終わり、ではありません」(友利先生)
【「ダメだと思ってもやめられない...ビール生活で痛風2度発症」(Uさん・BAR経営・44歳)】
仕事柄、毎日ビールを大瓶10本以上飲んでいたUさんは、40歳で痛風に。医師から処方された薬で治ったため、数週間後、またビール生活に逆戻り。生活習慣を見直さなかったつけか、42歳で2度目を発症! 今でも爆弾と隣り合わせ。
「飲酒量を減らさないと。薬だけでは根本治療になりませんよ!」(友利先生)
【「それは突然やってきました! とてつもない痛みに死を覚悟...」(Tさん・会社員・47歳)】
休暇中、旅先の熊野古道で膝に激痛。骨の異常ではなく、まさかの痛風! 仕事に戻るも、靴下もはけない、ズボンもはけない、形容しがたい痛みに閉口。そして魔の満員電車。小さな揺れも激痛を引き起こす。死をも覚悟する痛みだったそう。
「レアケースですが痛風は膝にも発症するんです!」(友利先生)
間違った知識や思いこみ、都市伝説も多いのが痛風。痛風から脱出するためには「偏らず、バランスよく食べる」「アルカリ性食品をとる」「プリン体の多い食品の摂取を減らす」「水を飲む習慣を!」「一度発症したら、一生付き合う気持で」などが、大切だそうだ。