中国が、アメリカの新聞に全面広告を出したことが注目を集めています。
「日本は(尖閣を)盗んだ」とか「敗戦国が何をいうのか」とか、とんでもない発言を繰り返している中国!
今回は、それに加えて、ニューヨークタイムズ紙とワシントンポスト紙に全面的な意見広告を出しているのです。
なんて憎たらしい!
日本人なのでそう思うのです。だからこそ駐米大使も、広告を掲載した新聞社に対して、事実は違うと抗議をしたのでしょうが‥
いずれにしても、日中間でこんな状態が続いているものだから、国内では、将来を不安視する声も大きくなっているようなのですが‥しかし、私は、このような意見広告は大歓迎!
誤解されないように言っておきますが‥中国の言っていることは、つまらん! 本当につまらん!
或いは、怪しからん!と言ってもいいでしょう。
しかし、だからこそ私は中国の意見広告を歓迎するのです。そんなつまらんことを大金を費やして
大新聞に掲載してもらい‥だから、幾ら米国人が、極東のちっぽけな島の領有権を巡って日中が
争っていることなど少しも関心がないといっても‥そうしてでかでかと中国の意見が表明されるので、否が応でも関心を持ってしまうのです。
いいでしょうか、私は中国当局が、若者にデモをけしかけて破壊活動を誘導するようなことは絶対に認められることではないと思います。
しかし、今回の意見表明は、グー! 大いに結構。何なら米国の新聞だけではなく、英国やドイツ、フランスの新聞にもでかでかと掲載したらいい。或いは、米国のテレビ局に、尖閣の領有権をネタに番組を制作してもらい、世界の人々が意見を言い合うようなことを実現してもらったら如何かと思うのです。
まあ、そのようことを何度も何度も繰り返していけば次第に論点が絞られ‥そうなれば、日中双方にとっての落としどころが少しずつ明らかになっていくと思うのです。
中国と日本は、新聞やテレビで、或いは国連で、どれだけでも思いのたけを述べるべきなのです。
日本を盗人と呼びたければ呼べばいい。敗戦国が何を言うかと、言いたければ言えばいい。それらの行為は、暴力や威嚇行為ではないので、許されてしかるべきだと思うのです。そして、そのうちに世界の人々は分かるのです。領有権の問題は別として、中国の言動には品がない、と。それに、
仮に、日本が中国のものを盗み取ったと言うのであれば、何故今まで中国はおとなしくしてきたのか、と。中国のフィリピンなどに対する接し方を見るまでもなく、もし、本当に中国が何かを盗まれたとしたら、それを黙って長年放置しておくことなんか、どうしても信じられない、と。
その辺の疑問にも中国が米国の主要紙を通じて答えてくれれば、結局、国際司法裁判所に判断を仰ぐ結果と同じようなことになり、武力の行使を用いず、国際間の紛争が解決する道が開けると思うのです。
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