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【プロ野球】

城島「3番捕手」で引退試合 2軍戦で胴上げ

2012年9月30日 紙面から

引退試合となるウエスタン・リーグのオリックス戦に捕手で先発出場し、ホームベースに手を触れる阪神・城島=鳴尾浜

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◇ウエスタン・オリックス戦 阪神3-2オリックス

 晴れやかに宙を7度舞った。今季限りで現役引退を発表した阪神・城島健司捕手(36)が「引退試合」として29日のウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に「3番・捕手」で出場した。

 城島は秋山をリードして初回1イニングを3者凡退に抑えると、その裏の攻撃で中前へ適時打。そこで代走を送られると、仲間の胴上げが待っていた。

 「恥ずかしかったです。自分はこの球団に3年しかいなかったのに。きょう(1軍は)移動ゲームなのにね。みんな来てくれてうれしかったですね。特に投手陣にはいつも厳しいことばかり言ってね。本当に幸せですね」。胴上げは予定されていなかったが、試合前にキャッチボールの相手を志願した藤川の号令でスタート。東京から甲子園に移動してきたばかりの鳥谷らチームメート、そして鳴尾浜に詰め掛けた超満員1717人のファンに拍手を受けた。

 引退試合で今季初めてプロテクターとキャッチャーミットを身に着けた。本塁から球場を眺めて「この景色が自分が今までやってきた景色だな、というのをあらためて思い出した。やはり自分はここで戦ってきたんだなと」としんみり。ウオーミングアップでは、得意の座った姿勢での二塁スローイングも披露。「なんか野球人の血が騒いで投げた結果、激痛です(笑い)。一時、(趣味の釣りの)さおをもてないです」と笑い飛ばした。

 3人の子どもから花束を受け取ると感極まる場面も。城島劇場で野球生活にピリオドを打った。 (中谷秀樹)

 

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