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慰安婦象徴の少女像に「お年玉」 巾着から見つかる
2012/01/04 09:32 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【ソウル聯合ニュース】ソウルの日本大使館前に設置された従軍慰安婦を象徴する「平和の碑」の少女像がお年玉をもらった。

 日本の植民地時代に従軍慰安婦にされた韓国人女性を支援する市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」は3日、先月30日に少女の像に掛けられた巾着から現金1万1000ウォン(約736円)が見つかったと明らかにした。

 同協議会のアン・ソンミチーム長は「巾着を見つけ、もしやと思い開いてみると1万ウォン札、1000ウォン札が1枚ずつ入っていた」と明かし、「真冬の寒さの中で座っている少女像を見た市民がかわいそうに思い、お小遣いをあげたのだろう」と話した。同協議会はこのお金を被害女性らの支援金として積み立てた。

 同協議会は先月14日、慰安婦問題の解決を求め1992年1月から毎週水曜日に日本大使館前で行っている抗議集会「水曜集会」が1000回を迎えたのに合わせ、大使館前に平和の碑を設置した。この碑は両手をひざの上にそろえ、いすに腰掛けている慰安婦を象徴している。高さは約130センチメートル。

 1000回目の水曜集会の翌日、少女の像にマフラーが贈られたのを機に、相次いで服や毛糸の帽子、毛布が掛けられていた。

少女像に掛けられた巾着から見つかった現金(韓国挺身隊問題対策協議会提供)=4日、ソウル(聯合ニュース)

ikasumi@yna.co.kr

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