ニュース詳細
工場爆発 安全対策など捜査へ9月30日 4時15分
K10053910011_1209300732_1209300740.mp4
29日、兵庫県姫路市の化学製品メーカーの工場でタンクが爆発し31人が死傷した事故で、爆発のおよそ1時間半前にタンクの温度が急に上がり、従業員が、異常な化学反応が起きている疑いがあると消防に伝えていたことが分かりました。
警察は、安全対策が十分だったか調べることにしています。
29日午後2時半ごろ、兵庫県姫路市の「日本触媒姫路製造所」で、アクリル酸やトルエンなどの化学物質を貯蔵する3つのタンクが次々に爆発しました。
火は、およそ8時間後にほぼ消し止められましたが、この事故で網干消防署の山本永浩消防副士長(28)が死亡、31歳の男性従業員が意識不明の重体になっているほか、従業員や消防隊員、それに警察官のあわせて29人が重軽傷を負いました。
消防などによりますと、爆発のおよそ1時間半前に、アクリル酸の貯蔵タンクの温度が異常に上がっていることが確認され、従業員が、「アクリル酸が次々につながっていく重合反応という化学反応が起きている疑いがある」と消防に伝えていたことが分かりました。
警察は、業務上過失傷害などの疑いもあるとみて、作業の工程や安全対策が十分だったか調べることにしています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|