法政大学ピア・サポートコミュニティ(PSC) Hosei University Peer Support Community

卒業生の声(同郷会プロジェクト)

「同郷会にしかできないこと」

2009年度・プロジェクトリーダー、愛知県出身

村上慶太 2010年3月 文学部・地理学科卒業

進路:流通業

僕が同郷会プロジェクトに参加したのは3年の後期からです。「地方出身者集まれ!」と大きく書かれたポスターが、愛知出身の僕の興味をひきました。都道府県人会をつくるプロジェクトと聞いて、自分も県人会を立ち上げたいと思うようになりました。地方出身者にとって、地元が恋しくなるときもあると思います。ときには地元の方言で喋りたくなることも。実際に自分もそう感じてきました。そんなとき身近なところに県人会があったらなあと思ったのです。
 プロジェクトでは僕は主に地方出身者向けのイベント、特にUターン就職支援活動に力を入れてきました。僕自身もUターンしますが、地元での就職活動はやはり大変なものです。毎年Uターンする学生は少なからずいます。そうした学生に向けた地方の企業紹介やUターンに関する相談会など、地方出身者の視点を生かしたイベントは同郷会にしかできないことです。
 そして、こうしたイベントに参加する学生は県人会を必要としているんだなと改めて実感。地方出身者の代表として同郷会に参加してきましたが、思いは変わらず「これからも地方出身者ならではの悩みや楽しみなどを共有できるところとして、同郷会が定着していくこと」を願っています。

page top

「地方出身者が集う場所を作りたい!」

岡山県出身

山本章嗣 2010年3月 法学部・政治学科卒業

進路:大学院進学

「地方出身者が語り合う場所を作ろう」
これが、「同郷会プロジェクト」に参加した理由でした。法政大学は他大学と比べ県人会などの組織が発達しておらず、同じ県の人たちが語り合える場所を作りたい。このような思いから「同郷会プロジェクト」のスタッフを2年務めました。
他大学と比べ、法政大学は地方出身者の割合が少なく、県人会の組織作りは難航しました。しかしながら、新しいことに挑戦する楽しさや成功したときの喜びを同郷会で学びました。
今では一緒にプロジェクトを立ち上げた先輩、同級生、後輩は、私にとっての良き友人であり、相談相手でもあります。法政大学に入学したみなさんも、失敗を恐れず様々なことにチャレンジしてください。様々な挑戦があなたを2倍・3倍に成長させ、充実した大学生活を送ることが出来ると思います。チャンスを掴んで、大きく成長してください。

page top

地方出身という誇りを持てる居場所

2008年度・プロジェクトリーダー、栃木県出身

船山智裕 2009年3月 法学部・国際政治学科卒業

進路:金融(地方銀行)

「学校に新しい居場所を作りたい!」
これがこのプロジェクトに参加した理由でした。サークルをやめてしまい、ゼミも終わりに近づき、大学での居場所を失いそうになった時、スタッフ募集のチラシを目にし、「法政大学には僕が知らないだけで栃木県から来ている人がたくさんいるんだろうなー。その人たちと会えたらいっぱい地元のことを語れて楽しいのになー」と1年生の頃から考えていたことを思い出しました。そして「法政に、地方から出てくる人たちのためのコミュニティーを作ろう!」と決心し参加しました。同じ出身地の人が同じ大学にいるのに会えないなんて損している気がしませんか?クラス、サークル、ゼミ以外にも居場所があったら嬉しいじゃないですか!それから1年半、都道府県人会を作るという目的の下、プロジェクトの代表として様々な活動を行ってきました。
例えば、夏のオープンキャンパスでは、同じ地元栃木の高校生との触れ合いがありました。一人で東京にやってきた同じ地元の高校生と地元話に花を咲かせ、受験の相談にのり、不安を抱えながら東京に来た自分の高校時代を思い出しました。「法政にはもっと地方出身者を受け入れるための基盤作りをしないといけない。それを主導し、その役割を担うのは同郷会だ」という思いをイベントを通して強くしました。
このような同郷会の活動を数多くやっていると、地元のことについて深く考える機会が多くなりました。なぜなら毎回イベントを行う際に、自分は地元栃木の代表として活動することが求められるからです。そのためには地元のことを知っていなければならないし、説明できなければいけません。地方出身の方には、地元を知り、地元に誇りを持ってほしいと思います。東京に呑まれてはいけません。地方にはそこにしかない良いところがたくさんあります!
これから同郷会は、地方出身者の立場から法政大学を良くするための提案をしていくことでしょう。この組織がさらに発展し、地方出身者にとって居心地の良い居場所になればと思います。