猫の飼い方や育て方をイラスト入りで分かりやすく紹介
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猫語でわかる猫の気持ち
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猫語の解読に挑戦しよう!!
日本人は日本語を、アメリカ人は英語を、そして猫は猫語を話します(笑)
猫は犬のように、普段から頻繁に鳴くことはしませんが、必要なときには猫語で気持ちを伝えることができる動物です。ですから、飼い主が猫の言葉を理解してあげることで、より緊密なコミュニケーションがとれるようになるかもしれません。がんばって猫語をマスターしちゃいましょう!!
猫語は大まかに分類すると「ニャーン」「ゴロニャーン」「シャーッ」の3タイプです。
「ニャーン」
自分の存在をアピールしたいときに使います。
飼い主にたいして何か要求があるときもこの鳴き方です。
たとえば、ゴハンが欲しいときや、ドアを開けて欲しいときなどです。
猫は、色んな場合に「ニャーン」を使うので、何を求めているかは飼い主が注意深く観察して、要求に応えてあげましょう。
また、子猫が「ミー、ミー」と鳴くのも、だいたい同じ使用法です。
「ゴロニャーン」
主に甘えているときです。
または、親猫が子猫に呼びかけるときに使います。
「ゴロゴロ」のどを鳴らすのも同じで、くつろいで満足感があり、安心しきっているときに出る猫語です。飼い主との間に良い関係が出来ている証拠かもしれません。
「シャーッ」
ケンカや嫌なことをされたときに、相手を威嚇するために発する猫語です。
のどを振るわせながら低くうなりつつ「シャーッ」と鳴きます。
他にも「フーッ」とか「ギャー」などが同じ言葉の部類に入ります。
その他の猫語「イーッ」「カチカチ」
どちらも素敵な獲物が窓の外にいたりして捕まえられないときのイライラ感を表現する猫語です。低い姿勢でシッポを動かしながら、「イーッ」と鳴いたり、歯を「カチカチ」といわせたりします。
以上が、ごく一般的な猫語の使い方です。もちろん猫によって使い方が微妙に違ったりすると思いますが、だいたいこんな感じだと思います。日頃から注意深く聞き分けて、上手に猫とコミュニケーションを取ってください。
ローカルな猫語!?
猫語は進化する!? 「ローカルな猫語」
猫とより良いコミュニケーションが取れていると、同じ「ニャーン」でもゴハンが欲しいときと遊んで欲しいときとでは、微妙に鳴き方が違うことに気がつくと思います。飼い主が、細かいニュアンスの違いを聞き分けてあげることで、猫語に幅や奥行きが生まれてきます(笑)
また、猫の側でも人間の言葉を真似て鳴くようになることもあります。
うちの猫は、毎回「ゴハンよー!!」と言ってキャットフードを出していたら、いつの間にかお腹がすいたときは「ゴハーン♪」と鳴くようになりました。もちろん他人には普通に「ニャーン」と鳴いているようにしか聞こえないので、あくまでも飼い主と猫の間にだけ通じる微妙な違い・・・ローカルな猫語というわけです。我が家のローカルな猫語は、他にも「アケテー」(ドアを開けて)、「ブニャーン」(ブラッシングして)なんてのがあります。
(実際にはどれも、微妙に鳴き方の違うニャーンです)
ちなみに、我が家の猫は、よくしゃべると言われているシャム系ですが、特に「ゴハーン」や「アケテー」を覚えさせたわけではありません。どれもいつの間にか自然に覚えた猫語なので、飼い主が本気で訓練をすれば、猫語はまだまだ進化するのかもしれませんね。
うちの子はしゃべらないんだけど・・・
無口な猫の気持ちを理解するには!?
シャムやアビシニアンなどの、短毛で顔がキツネっぽい猫は、比較的おしゃべりだといわれていますが、基本的に猫は無口な動物です。残念ながら、あまりしゃべらない猫の場合、飼い主が猫語の細かいニュアンスまで読みとるのは難しいかもしれません。
そこで、無口な猫の気持ちを知るために重要になってくるのが「ボディランゲージ」です。
「ボディランゲージ」の場合、猫語と違って、すべての猫が日常的に使うので、その仕草の意味さえ覚えておけば、猫の気持ちを、かなり的確に理解することが出来るようになります。
「うちのネコは、おしゃべりしない」と言う方は、「ボディランゲージ」から猫の気持ちを探ってみてはいかがでしょうか?
↓↓↓こちらで、「ボディランゲージ」の解説をしています。
猫の気持ち・仕草の意味(ボディランゲージの解説)