先日、せと弘幸Blog『日本よ何処へ』のエントリー「創価学会退会の決意」を読んで少なからず驚いた。
今回の衆院選で、東京12区におけるチラシ配布活動の中心となった方々は、その殆どが創価学会の退会者だったというのだ。
実際、アンチ創価ブログ主催者の中にも創価学会退会者は多いし、退会者や未活動家の方々が、幹部から末端会員まで、様々な方法で創価の実態を暴露してくれている。
こうした個人レベルの活動に加え、創価学会糾弾の組織的活動は、退会者の支援を得て新たなステージへ進んでいる様だ。
せと氏はこう綴っておられる。
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創価・公明党の力を削いでいくには、信者の創価学会離れが一番重要です。
そして、大切なことは実はこのような退会した人が、今度は我々の運動に対する支援者となって活動して頂けることになります。
これからも、この戦いは続きますが、今後はより退会者との関係を蜜にしたいと考えています。
今回、退会者との話で多くの信者が創価学会に寄付したカネを取り戻したいと考えていることも知りました。
多くの退会者が集まれば、勇気をもって戦いに立ち上がることが出来ると思います。利害関係人であれば宗教法人の経理上の書類を閲覧する権利があります。
この利害関係人には退会者も当然入ります。創価学会が本来の宗教上以外の目的の為に信者の浄財を使っていた場合、返還要求にも正当性は認められるかも知れません。
今後は単なる批判からより一歩進めた新たな創価学会追及にも力を入れたいと考えています。
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インターネットが世論を生み出す時代に突入した今、アンチ創価の思想は、今後ますます実社会へ流出していくことになるだろう。
数々のブログや、YuTube・ニコニコ動画などからのネット情報が、実社会へ確実に浸透していくのだ。
反創価活動は、もはや止まるところを知らない。
創価学会で活動を続ける方々には、こうした時代の流れを、もっと敏感に感じ取ってほしい。
衆院選の結果を目の当たりにして、創価の幻想に気付き始めた人、疑問を抱き始めた人がいるかもしれない。
追い風と言われた05年「郵政選挙」と、逆風と言われた09年「政権交代選挙」を比べてみて、気付くことがあるはずだ。
09年 選挙区 782,984 (1.1%) / 比例区 8,054,007 (11.4%)
05年 選挙区 981,105 (1.4%) / 比例区 8,987,602 (13.3%)
公明党の得票数と得票率だが、得票率を見る限り、激減したわけではない。
見方を変えれば、05年も09年も、公明党の支持層は変わらないと言える。
つまり、学会員がどれだけ必死に選挙運動しようが、それに左右される有権者はいないという事だ。
所詮、学会員は組織の駒となって空回りしているに過ぎない。
自公連立が解消され、今後、公明党は自力で選挙を戦わなければならない。
支持母体である創価学会の活動家は確実に減少しており、一方で、アンチ創価活動は着実に拡大している。
こうした状況下で、公明党の得票数が減少の一途を辿ることは目に見えている。
創価学会に疑問を感じている方々に、心の底から伝えたい。
今現実から目を逸らしてしまっては、それを悔いる日が必ず来ることになる。
誤解しないでほしいことは、創価学会という組織から離れることと、信仰を捨てるということは、決してイコールではないということ。
信仰は、心の中にあるもの。
自分という人間がある限り、信仰は心の中で生き続ける。
今大切なのは、組織に縛られない心で「仏の法」を見つめ直すことではないだろうか?