第5回目!アップルストアカレッジナイトをレポート!
2011年12月23日
11月4日(金曜日)にアップルストア銀座にて行われたカレッジナイトの様子をお伝えします。今年度はスマートフォンやiPadの普及によって広がる、様々な表現が印象に残るイベントとなりました。
カレッジナイトとはアップルストアで行われる学生が主体のイベントです。今年度もグラフィックデザイン科と合同で発表させていただき、PCや紙の媒体だけでなく、スマートフォンやiPad上でのデザインといった見ごたえある成果発表となりました。
では、カレッジナイトの様子を作品ごとに紹介いたします。
"成長"という魅力を伝える!「ホットページチームスペシャルサイト」
1年生の授業HTML&CSS実習で制作したプロジェクトチームスペシャルサイトの発表を行いました。プロジェクトチームをより魅力的に伝えるため、活動を通して打たれ強くなっていく姿をピクトグラムで表現したり、成長した自分をどのように活かせるのかをコンテンツに入れることによって、ホットページチームの強みがわかるサイトとなっています。また、Web技術の最先端であるHTML5を使用した部分も注目です。
様々なアイデアで「代官山お散歩デザイン」の形を提案
お次は、2年生の授業ユーザビリティ&アクセシビリティ実習で制作したスマートフォンアプリケーションの発表です。こちらは代官山フィールドワークフォーラムで選ばれた3作品の発表となりました。クライアントには株式会社メディアネットワークスの鋤本浩一様を迎え、代官山の問題解決にも繋がるアプリケーションの提案が課題となっています。お散歩することでかわいいスクラップブックが作れるアプリ、お散歩で代官山のおもしろさを発見・発信するアプリ、手持ちの予算で自分に合ったお散歩スタイルを提案するアプリ。同じ「代官山のお散歩デザイン」といえど、サービスの形は様々です。中には注目のARや、近年増えてきているデジタルサイネージを提案したグループもありました。
スマートフォンの特徴を活かした「モバイル制作」
こちらも2年生の授業からの発表です。モバイル制作からは、ユーザビリティ&アクセシビリティ実習で制作した、代官山お散歩デザインでのアプリケーションの公式サイトを発表しました。こちらは2作品の発表となり、それぞれスマートフォンの環境を考慮したサイトとなっています。ボタンやリンクの押しやすさ、サイトの表示を早くするために画像ではなくCSS3を使用するなど、ユーザーの使いやすさを考えた工夫が凝らされています。
「情報デザイン」では話題の電子書籍をデザイン
最後の情報デザインでは、近年話題になっている電子書籍のインタラクティブデザインの発表を行いました。tupera tupera様著作の、「魚がすいすい」「木がずらり」の絵本を電子書籍としてデザインしたものです。電子媒体ならではの拡大縮小といった操作や音声を利用したものなどの、紙だけでは表現できない要素の入ったコンテンツを制作。どのような体験ができるかをプレゼンテーションし、実際に遊んだときのようなおもしろさの伝わる発表となりました。
会場には、企業様や学生などたくさんの方がお越しくださいました。作品に加えプレゼンテーションにも様々な工夫が凝らされ、日本電子専門学校デザイン系学科の、もの作りに対する情熱がうかがえるカレッジナイトとなりました。
ご来場くださった方にこの場を借りてお礼をさせていただきます。
本当にありがとうございました。
私は今回のカレッジナイトで、授業が時代の技術と共に進んでいることを実感しました。技術が発展し、実現できることが広がっていき、そうなれば今までに無い体験を与えることができると思います。今後もユーザーに対してどのようなことができるかを考え、もの作りを続けていきたいです。
- 記事担当者
- 上原万里奈