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タイの警察官 出産助けて47人目
9月28日 20時41分

交通渋滞が深刻なタイの首都バンコクでは、交通警察官が、タクシーなどで病院に向かう途中に産気づいた妊婦の出産を助けていますが、男性の警察官が、このほど47人目となる赤ちゃんを取り上げ、話題を呼んでいます。

首都バンコクで交通警察官として働くマナ・ジョコックスン(45)さんは、先月20日、朝の通勤ラッシュで動けなくなったタクシーの中で19歳の女性の出産を助け、無事に女の赤ちゃんが産まれました。
ジョコックスンさんが取り上げた赤ちゃんはこれで47人目で、慣れた手つきで赤ちゃんの体をガーゼで拭いたあと、タオルで包んでいました。
交通渋滞が深刻なバンコクでは、タクシーや自家用車で病院に向かう途中に産気づく妊婦が多いため、19年前からオートバイで移動する交通警察官が、出産を助けられるよう特別な訓練を受けています。
交通警察官は、これまでに100人以上の赤ちゃんが産まれるのを助けたということで、およそ半数の赤ちゃんをジョコックスンさんが取り上げてきたことになります。
ジョコックスンさんは27日、47人目となった赤ちゃんの家を訪れ、母親にプレゼントを渡して改めて誕生を祝いました。
ジョコックスンさんは「多くの市民に感謝され、この仕事を誇りに思っています」と話していました。

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