ニュース詳細
新出生前検査 来月下旬以降に9月29日 18時50分
K10053852411_1209291847_1209291857.mp4
妊婦の血液からダウン症など胎児の染色体異常を調べる新しい出生前検査について、今月から検査を始める予定だった東京の2つの病院は、日本産科婦人科学会が検査を行う際の指針を示すのを待って、来月下旬以降にほかの複数の病院とともに一斉に検査を開始することになりました。
導入が予定されている新しい出生前検査は、妊婦の血液を調べるだけでダウン症など3種類の染色体の異常がないかどうか、99%の確率で分かるとされています。
国内では、東京の昭和大学病院と国立成育医療研究センターが、共通のルールを設けたうえで今月から検査を始める予定でした。
しかし、日本産科婦人科学会が、安易な実施は慎むべきだとして小児科や遺伝医学などの学会と合同の検討委員会を設け、検査を行う際の指針を示すことにしたため、2つの病院は、指針がまとまるのを待って、来月下旬以降に新しい検査を始めることを決めました。
新しい検査は、流産の危険がないことなどから希望者が増えるとみられていて、2つの病院には合わせて2000件を超える問い合わせがあったということです。
2つの病院は混乱を避けるため、医療機関側の受け入れ態勢を整える必要があるとして、導入を検討しているほかの複数の医療機関とともに一斉に検査を開始することにしています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|