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福島 4町の除染完了時期延長へ9月28日 21時3分
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原発事故の影響で広がった放射性物質を取り除く除染を国が進める福島県内の11市町村のうち大熊町や双葉町などの4つの町について、環境省は再来年までに除染を完了させるとした工程表を見直し住民の帰還に合わせて完了時期を延長することになりました。
福島県内の11の市町村やその一部の地域については国が直接、除染することになっていて、環境省はことし1月、年間の被ばく線量が50ミリシーベルト超える地域を除いて平成26年3月末までに完了するとした工程表をまとめています。
しかし、自治体ごとの除染計画が作られたのはこれまでに7つで原発を抱える大熊町や双葉町、それに沿岸部の浪江町や富岡町では作られていないうえ、一部の町では長期間にわたって元の場所に帰還しないという方針を示しています。
このため環境省は4つの町については住民の帰還に合わせて除染を進むべきだとして再来年までに除染を完了させるとした工程表を見直し、除染の完了時期を延長することになりました。
環境省は時間をかけることでより効果的な除染を行いたいとしていて「除染の遅れが復興や帰還の遅れを招くことがないよう対応したい」と話しています。
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