アスベスト健康被害で電話相談9月29日 13時24分
アスベストによる健康被害を訴える人たちに専門の医療機関などを紹介する電話相談が、29日から全国各地で行われています。
電話相談の窓口は、西東京が042-451-0471、名古屋が052-682-3211、神戸が078-611-3114などで、29日と30日の2日間、午前10時から午後4時まで受け付けています。
このうち、東京・西東京市の窓口には、「アスベストを扱う造船の仕事をしていたが、簡単なマスクしかつけていなかったので心配だ」などといった相談が寄せられ、専門の医師がいる医療機関を紹介していました。
アスベストを巡っては、17年前の阪神・淡路大震災でがれきの撤去作業に携わった男性2人が中皮腫を発症して亡くなり、ことし、労災に認定されたことが明らかになりました。
アスベストを吸ってから中皮腫や肺がんを発症するまでは、おおむね10年から50年ほどと潜伏期間が長いことから、電話相談を主催した重工産業労働組合の山口健司さんは、「少しでも異常を感じたら早めに相談してほしい。東日本大震災の被災地で作業をしている人も注意してほしい」と話していました。
各地の相談窓口の電話番号は、それぞれ▽東京が03-3647-5057、▽横浜が045-513-1365、▽大阪が090-3273-0891、▽姫路が079-297-3259、▽相生が0791-23-0804、▽玉野が0863-31-9191、▽新居浜が0897-41-3231、▽尾道が0848-37-5899、▽呉が0823-22-9799、▽広島が082-262-2099、▽長崎が095-832-6888となっています。
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