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宮城 がれき不燃物県内処理へ9月29日 12時28分
東日本大震災で発生したがれきのうち、一部の不燃物について、宮城県は受け入れてくれる自治体が見つからないことから、県外で処理する広域処理の方針を見直し、県内で処理を進めていくことになりました。
宮城県は、震災で発生した大量のがれきのうち、県内で処理しきれないものについては、県外の自治体で処理する広域処理を進めています。
このうち、土砂などが混じった不燃物のがれきについては、大半はそのまま埋め立てるしかなく、県内での最終処分場が不足しているため、43万トンについては広域処理を検討していましたが、広域処理が見込めるのは3万トン余りにとどまっているということです。
このため、宮城県は広域処理の方針を見直し、県内で処理を進めていくことになりました。
宮城県では、不燃物のがれきのうち、再利用できる材料については可能なかぎり分別を進めることで埋め立てる量を減らし、処理を急ぎたいとしています。
宮城県では、今後受け入れ先が出てくれば広域処理も続けたいとしていますが、「現状ではやむをえない判断だが、今後も処理を続け、早期の復興につなげたい」としています。
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