先日、ある本を読み終えました。
『大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ』中村仁一著です。
これはなかなか面白かったです。
このお方、とにかくはっきりと静かな口調でネタ的に医療における生と死の深いところを突いてます。
で、この本の中に、医療に関する思い込みテストというのがあったので、それを参考に作ってみました。
皆さんチェックしてみてください。
医療に関する思い込みテスト『大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ』中村仁一著参照
□ ①ちょっと具合が悪くなると、すぐ医者にかかる
□ ②薬を飲まないと病気はよくならない
□ ③病名がつかないと不安
□ ④医者にかかった以上、薬をもらわないことには気がすまない
□ ⑤医者は病気のことなら何でもわかる
□ ⑥病気は薬剤注射を打ったほうが早く良くなる
□ ⑦よく検査をするのは熱心な良い医者だ
□ ⑧医者にあれこれ質問するのは失礼だ
□ ⑨医者はプロだから、自分に一番いい治療法を教えてくれる
□ ⑩大病院ほど、信頼できる医者がたくさんいる
□ ⑪入院するなら大病院・大学病院のほうが安心できる
□ ⑫外科の教授は手術がうまい
□ ⑬メディアに登場する医者は名医だ
□ ⑭医学博士は腕がいい
□ ⑮原因である遺伝子さえ突き止めたら病気は治る
チェックの数 13-15個=妄信していませんか?
10-12個=思い込みが強いです
5- 9個=思い込まされています
4- 1個=もう少しで開眼できます
0個=あなたは大丈夫です
解説
①ちょっと具合が悪くなると、すぐ医者にかかる
国民皆保険による少額の自己負担金で手軽に医者にかかれること、素人判断は危険という医療側の脅しが利 いてることで、風邪などでですぐに医者を受診してしまうのは日本くらいである。病気を治す力の中心をなすものは、〈自己治癒力=免疫力〉です。薬や手術で病気が治るのではありません。
②薬を飲まないと病気はよくならない
症状は早く治そうとする身体の反応・警戒サインですから、それを無闇に抑えるのは〈自然治癒力=免疫力〉を邪魔することになり、根本的な治癒を遅らせます。ただし、症状がきつい場合は緩和のために極短期間の服用はやむを得ません。
③病名がつかないと不安
医学が発達しているのだから、病名がついて治療法も確立されているはずだ、と思っているのは近代医療に対する重大な誤解と錯覚があります。難病や生活習慣病などは、原因が体質や素質・生活習慣・老化など多岐にわたり特定できません。よって近代医療では除去・完治不能です。難病は原因がわからなくて治療法がないから難病なんです。
④医者にかかった以上、薬をもらわないことには気がすまない
病気を治す主役が薬と思っている重大な誤解です。元来、現代の薬は化学物質であり異物です。身体にいいもの必要なものではないのです。最初に作られた抗癌剤がマスタードガス(枯葉剤:毒ガス)から作られたのは有名な話です。
⑤医者は病気のことなら何でもわかる
科学の発達により人体や病気のほとんどが解明されていると思いがちですが、実際はほとんど分っていないというのが実情です。
⑥病気は薬剤注射を打ったほうが早く良くなる
飲み薬などは薬材成分が100%体内に入るものではありませんが、注射は血管内(体内)に直接入るため効果の現われが早いが、病気を治すのはあくまで「自己治癒力(免疫力)」です。よく点滴でもしてもらったら良くなると思っている方が多いですが、点滴は基本的に栄養剤の補充ですから、ブドウ糖が入っているミネラ
ルウォーターのようなもので薬でもなんでもないです。
⑦よく検査をするのは熱心な良い医者だ
詳しい問診と身体所見から8割くらい診断がつき、検査はその裏づけのために必要であるといわれています。しかし、これには数値や画像などの客観的(目に見える形での)な証拠が示されないと納得しない患者側の事情や、訴訟対策・収入増としての医療側の事情があると考えられています。ただ言えることは、検査しても病態を好転させる手立てが得られるのかどうかが重要です。精密検査でもすれば、何とかなるはずと思うのはまさに思い込みでしかありません。
⑧医者にあれこれ質問するのは失礼だ
ご自分の身体のことですから納得できるまで聞いたほうがよいでしょう。もっとも質問することで怒ったり、他の療法をしていることで怒る医者は、即刻医者替えをすることをおススメします。
⑨医者はプロだから、自分に一番いい治療法を教えてくれる
たしかにプロとして自分が最善と信じる治療法を進めるでしょうが、現在は治療法が一つとは限らなくなっています。それぞれの治療法のメリットデメリットを自分の価値観に沿ってしっかり判断されることです。これこそが患者中心の医療です。
⑩大病院ほど、信頼できる医者がたくさんいる
何を持って信頼できるというのか根拠が不明で、これこそ思い込みでしょう。
⑪入院するなら大病院・大学病院のほうが安心できる
現在、医療過誤が表沙汰になっているのは大学病院に多いですが、他の病院などが安心というわけでもありません。人間だからミスはあるという前提で評価・判断をされることをおススメします。
⑫外科の教授は手術がうまい
教授の選考基準に手術の上手・下手は入ってません。
⑬メディアに登場する医者は名医だ
名医とは何ぞや? 有名な医者が名医なのでしょうか?「日本の名医100人」なる本がありますが、何を基準に選んでいるのでしょう?
⑭医学博士は腕がいい
医学博士とは、臨床・医療技術ではなく学術的業績(いわゆる論文など)に対して学位を授与されたものです。博士号は昔から「足の裏についた米粒」と言われています。その心は「取らないと気持ち悪いけど取っても食えない」です。
⑮原因である遺伝子さえ突き止めたら病気は治る
糖尿病・ガンなど病気は遺伝すると思う人は多いでしょうが、遺伝子解析が済んだ現在でも遺伝子を特定して病気を治療すると言う話は聞いたことがありません。遺伝子の70%は普段使われていません。何かがキッカケでスイッチが入り活動します。そのキッカケを作るものが多岐にわたり結局わからないというのが答えのようです。病気は日々の生活・習慣の積み重ねです。病気を作るのはあなた自身です、自分を見つめ直すことから治療は始まるのです。