東京都品川区の区立中学1年の男子生徒(12)が自殺した問題で、校長が28日夜に報道陣の取材に応じ、「いじめが自殺の原因になった可能性が高い」と述べた。複数の加害生徒をほぼ特定しているという。
校長の説明によると、男子生徒は4月以降、シャープペンシルがなくなったり壊されたりしたとして、担任に何度か相談していた。自殺後の調査では、「消えろ」「バカ」などと言われていたという複数の証言も得られたという。
暴行の有無については「調査中で答えられない」としつつも、そうした情報があることを認めた。複数の生徒は朝日新聞の取材に対し、「教室で暴力を振るわれていた。相手は主に1人。多くて一度に3人ぐらい」「昼休みに殴られていた」などと話している。