二葉山トンネル建設問題:広島市長「促進決議は判断材料」 着工判断時期、明言せず /広島
毎日新聞 2012年09月28日 地方版
広島市の松井一実市長は27日の定例記者会見で、二葉山トンネル(東区)建設計画を巡って住民の反対が続く広島高速5号について、建設促進を求める決議案が26日の市議会で可決されたことに対し、「判断材料として受け止めたい」と述べた。松井市長は年内に着工の可否を判断すると表明しているが、具体的な時期については明言を避けた。
トンネル建設計画を巡っては、11日に住民に対する説明会が東区内で開かれたが、松井市長は出席しなかった。松井市長は会見で、判断の前に住民の声を直接聞く場を設けると明言したが、その時期は明示しなかった。また、湯崎英彦知事と協議したうえで、着工の判断をする考えを述べた。【中里顕】