近畿日本鉄道は28日、大阪や名古屋と伊勢志摩地域をつなぐ新しい観光特急の名称を「しまかぜ」にすると発表した。2013年３月21日から運行し、年間14万人の利用を見込む。
しまかぜは大阪、名古屋と伊勢志摩を結ぶ（イメージ）
しまかぜは大阪難波（大阪市）―賢島（三重県志摩市）を２時間半で、近鉄名古屋（名古屋市）―賢島を２時間10分で結ぶ。両路線とも原則、水曜日を除き１日１往復を予定している。通常の特急料金に加え、距離に応じて700～1000円の特別運賃が必要となる。
シートの前後の間隔を125センチにしたり、グループでくつろげるサロン席を用意したりして、ゆったりとした雰囲気に仕上げるのが特徴。１編成６両の定員は138人。近鉄は開発・製造に約37億円を投じる。
伊勢神宮が20年ごとに社殿を造り替える「式年遷宮」を来年に控え、伊勢志摩地域の観光は盛り上がる見通し。近鉄は新しい特急を走らせて関連ビジネスの拡大を狙う。
近畿日本鉄道、しまかぜ
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