'12/9/29
県議リコール署名ハイペース
道交法違反(無免許運転)罪で有罪判決が確定した正木篤広島県議(広島市安佐北区)に対する解職の直接請求(リコール)で、署名活動をする住民団体は28日、1カ月で3万7237人分を集めたと発表した。解職投票には約4万1300人以上が必要となるが、署名期間の半分で9割のペース。有権者の厳しい目がうかがえる。
団体は区内の自治会役員たちでつくる「正木篤県議のリコールを勧める有志の会」。同会によると、27日現在で地区ごとの署名数は可部1万2350人、高陽1万3706人、安佐7829人、白木2452人。主に町内会単位で集めたが、受任者が知人を頼るなどして集めたのが900人に上るという。
この日、高陽地区の集会所で開いた記者会見で、梅田千秋代表(73)は「活動の盛り上がりは想像以上。3万7千人という数字を受け止めて、正木県議には今にでも辞めてほしい」と話した。
有志の会は今後、署名の少ない地域を町内会単位で分析。受任者約1400人がマンション、アパートなども含めて、重点的に回る。署名の不備や重複を想定して、あと1万人を集めるという。
【写真説明】正木県議のリコールに向け、区内の商業施設前で署名を集める有志の会のメンバー(9月9日)