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2012年5月4日19時48分

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韓国、新規原発2基の起工式 福島第一の事故後初めて

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図:韓国の原子力発電所拡大韓国の原子力発電所

 韓国政府は4日、日本海に面する慶尚北道・蔚珍(ウルチン)で2基の原発の起工式を開いた。東京電力福島第一原発の事故後、韓国で新たな原発の建設が始まるのは初めて。

 大統領府によると、起工式に参加した李明博(イ・ミョンバク)大統領は「原油が一滴も出ない韓国にとって、原発は、選択ではなく必須だ」と述べて原発の必要性を強調。「新たな原発は、地震、津波などあらゆる災難に耐えられるようにする」と話した。

 一方、韓国の原発では最近、事故や部品納入をめぐる汚職が相次ぎ発覚している。原発を運営する公営企業「韓国水力原子力」によると、朝鮮半島南西岸の霊光(ヨングァン)原発6号機で1日、原子炉の燃料棒に欠陥があることが分かった。南東岸の古里(コリ)原発では3月、全電源喪失の事故隠しが発覚。原発の部品納入をめぐる収賄容疑で、同原発幹部を含む社員4人が検察に逮捕された。李大統領は4日、原発をめぐる一連の不正に触れ、「国民の信頼を落とすものであり、徹底的に調査し、責任を追及する」とも述べた。

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