NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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直筆アンケのネット公開中止

行政情報の発信にインターネットを積極的に活用していることで知られる武雄市は、市民を対象に行ったアンケート調査の結果を、直筆のままインターネット上に公開したところ、筆跡や内容から個人が特定されるおそれがあるという指摘が寄せられ直筆の文章の公開中止を決めました。
武雄市は全国チェーンのレンタルビデオ店を展開する大手企業に市立図書館の運営を来年４月から５年間委託することを決めています。これについて武雄市は先月から今月にかけて市民などを対象にしたアンケート調査を行い１１００人あまりから回答が寄せられました。武雄市は、このアンケート結果をできるだけそのままの形で伝えたいとして、市民の手書きの記述をパソコンで読み取り、今月１３日にインターネット上で公開していました。
ところが、アンケートの筆跡や記述内容から個人が特定されるおそれがあるという指摘が市民から寄せられたほか、記述の中に実名が残っていたケースがあることもわかり、検討を行った結果、武雄市は２８日、直筆の文章の公開中止を決めました。
これについて武雄市は「アンケート結果の信頼性や透明性を保つため手を加えず公開したほうがよいと考えたが、市民の『個人が特定されるおそれがある』という不安の声に配慮して公表をやめることにした」としています。

09月28日　22時24分

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