台風17号、週明け本州上陸のおそれ
TBS系(JNN) 9月28日(金)18時59分配信
台風17号と18号、2つの台風が接近しています。このうち台風17号が非常に強い勢力を維持したまま沖縄の南海上を北上中で、午後6時前現在、石垣島などが暴風域に入っています。週明けには本州に上陸するおそれがあり、厳重な警戒が必要です。大型で非常に強い台風17号は、勢力を保ちながら沖縄の南海上を北上しています。午後4時現在、中心の気圧は925ヘクトパスカル、最大瞬間風速は70メートルとなっています。
沖縄県・先島諸島は、28日朝9時ごろ、暴風域に入り、午後4時過ぎには真栄里で最大瞬間風速47.3メートルを観測した。石垣島では、すべての船便が欠航。空の便にも欠航が相次ぎ、空港は旅行客で混雑しました。
「きょう帰らないとマズいです」(利用客)
宮古島では、離島にかかる橋が通行止めに。強い雨で道路が冠水するなどの被害が出ています。
一方、八丈島の東の海上では、台風18号が北上し、海が大シケの状態となりました。この影響で千葉県・鴨川でも・・・。
「海の波が高く、時折、激しく打ちつけています」(記者)
大型で非常に強い台風17号は、時速およそ20キロで本州の方向に向かっています。かつて、この台風によく似たルートで北上したのが、去年9月に発生した台風15号。広い範囲で記録的な大雨を降らせたこの台風。死者・行方不明者は19人に達し、住宅1万1000棟以上が破損や浸水などの被害を受けました。
一方、今回の台風17号は、強い雨に加えて猛烈な風も吹くのが特徴です。こうした風は想像を超える破壊力を持つことがあります。これは、風速50メートルで物が飛ばされ、ガラスに衝突する状況を再現した映像です。水に濡れた洋服で試してみると・・・柔らかいものでもガラスが木っ端みじんに割れてしまいました。専門家によりますと、強風の中、住宅の窓ガラスが割れると、さらなる危険があるといいます。
「窓ガラスが割れると、大きな開口ができる。風上側の窓に開口が開くと、外からの空気によって部屋の中の圧力が高くなる。そうすると屋根を押し上げるようになる」(京都大学防災研究所 丸山敬教授)
(28日17:57)
最終更新:9月28日(金)23時49分
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