アナウンサーTOPへ
【MBS】山中 真アナウンサー
山中 真アナウンサーのブログ
更新:
2010年3月24日
ジョードプルの宮殿ホテルで素敵なひと時を過ごした夜、
向かったのはジョードプル駅。
次の目的地、砂漠の中の街・ジャイサルメールへと
また夜行列車で6時間の旅です。
前回に続いてもう2度目の夜行列車で慣れたもの、
なはずだったんですが、自分の座席を見てびっくり。
前回のような上・下の2段ベッドではなく
上・中・下の3段ベッド。
しかも私の席はしっかり“中段”
長さは180cmほどあるものの、幅65cm、高さも65cmという
正直かなり窮屈なスペースで、寝ている以外
座ることはもちろん寝返りも
足元の荷物をとることもままならない状態。
まぁ、ほとんど寝ていたんで大きな問題ではありませんでしたが。
今回は終着駅ということで、どこで降りるかどきどきすることもなく
“ジャイサルメール、ジャイサルメール”という低く濁った声で起こされ
早朝5時過ぎ、真っ暗な中でジャイサルメールに到着しました。
そこから街をうろうろ、宿を探したりして、明るくなってから、
ゴールデンシティと呼ばれる黄土色の砂岩で造られた街、
さらにはその街を見下ろす岩山に築かれたジャイサルメール城とご対面。
砂漠の中に浮き上がるようにそびえる“天空の城”ともいえるお城は
築かれたのがこのエリア最古の1156年というその歴史にも目を見張りますが
なんといっても貴重なのは、このお城、インドで唯一
城の“敷地内”に住宅や店など人々が生活する“街”がある、
という珍しい城塞なんです。
城の敷地内ですが、いろいろな商店やホテルもありますし
狭い路地には牛もゆっくり歩いていて
これまでで一番ハエの多い街でもありました。
土壁で造られたシンプルな住居で生活していたり
城壁の上にゆっくり座っているおばあちゃんと子供がいたりします。
この日の夜の宿を探している中であるホテルで勧められたのが“キャメルサファリ”
実はジャイサルメールの観光の目玉のひとつで、
各ホテルやツアー会社がツアーを組んでいる砂漠めぐりのツアー。
元々は日帰りツアーでいいかな、と思っていたんですが
せっかくだからと勧められた1泊2日のキャメルサファリツアーに参加を決定♪
ちなみに僕が落ちた口説き文句は
「参加者はお前と他に4人のガール、計5人だ」
色んな意味でわくわくしながら集合時間の14:30まで街を散策します。
酒屋で「地元で売れているお酒は?」と聞いて
出されたのはバラのリキュールとミント系のリキュール。
電気屋の前に並んでいたこのかごのような四角い箱は
扇風機か、クーラーか、なんせ涼・冷をとるための家電製品だとか。
僕が命の危険を感じたのは、このオアシス・ガディサール湖。
ガイドブックの綺麗な写真につられて行って見ると
水は残念ながら濁っていて正直綺麗ではなかったんですが、
地元の人が湖にエサを投げていて
近くで見るとなんじゃこりゃ?!
この大群はおそらくなまず??
湖の奥の方では牛の群れが水浴びをしているじゃぁありませんか。
首下まで湖に浸かる牛、しかも野生の牛を見るのは珍しいことですよね?
これはシャッターチャンスと思い、湖の奥、牛の近くまでテクテク歩いていきます。
一番近寄って撮った写真がこちら。
この時、20mほど離れたところで違和感、いや殺気?
おそらくこの群れのボスであろう真っ黒ででっかくてりっぱなツノを持った牛が
じっとこっちを見つめている。いやこちらに歩き始めた。
と思った瞬間こっちに向かって走ってくるじゃありませんか!!
明らかに僕にロックオン、一気に距離が縮まってる。
初めて知りました、牛って走ると早いのね。
もちろん全速力で走って逃げました。
湖の奥まで来てしまって、人間は僕だけ、アウェイもアウェイ。
誰にも助けを求められず、ひたすら逃げるしかない。
おそらく自己ベスト更新という速さで走ったと思います。
必死で逃げてある程度の距離ができたら向こうは許してくれたみたい。
遠くから写真を撮りましたが、ずっとこっちを警戒していました。
いや、なかなかどうして。
ヒンドゥーの世界では牛って“神様”でしたよね?!
刺激多き街です、ゴールデンシティ・ジャイサルメール。
更新:
2010年3月23日
ジョードプルの街での目的の1つは宮殿ホテルを訪れること。
街を見下ろす少し離れた丘の上まで
前回ブログの“おっちゃん”の
知りあいにオートリキシャーで送ってもらいます。
(運賃はもちろんそれなりにとられましたが)
そこに見えてくるのは建設に1929年から15年もの歳月をかけたという
砂岩で造られた重厚な宮殿、ウメイド・バワン。
現在も王族が住むという現役(?)の宮殿で、
なんとその一部がホテルとして使われてもいるんです。
隣にある博物館は一般開放されていますが、
ホテルのほうは宿泊客以外は基本的に入れないようで。
どう見ても僕がお金を持ってなさそうに見えたのか、
まずはホテル入り口に向かう道中で止められます。
「明後日の予約をとりに来たんだ」と伝えてどうにか入り口へ向かうも、
立ちはだかるのは高い鉄柵の門と恐い顔をした門番。
予約を取りに来た、と伝えると門から電話でフロントに確認をして
「もう空いていないから帰れ」。
いや、じゃあレストランだけでも利用したい、と言うと
「最低でも2000ルピー(4000円)かかる。座っただけでかかるぞ」
と思いっきり上から言われ「どうせ払えないだろ?」といわんばかり。
カチンと来てしまい
「I have money!!」
といやらしい日本人をさらけ出してなんとか門をくぐることに成功。
さらにホテル入り口でもすごいひげのホテルマンにいろいろ言われながら
なんとかフロントまでたどり着くと・・・そこはさすがに超豪華!
大理石が敷き詰められた豪華さと重厚感を
これでもかってくらいに見せつけられます。
宿泊客以外は写真も撮れないと言われながら、レストランに予約を入れて
なんとか写真撮影を許可され、ディナーまで宮殿内をうろうろ探検。
中央の吹き抜けロビーから
バースペースや
ビリヤード室
プールは屋外だけでなく
地下にまで。
街が見下ろせる広〜い庭にもびっくりですが
さらにびっくりはそのお庭に何羽かの
孔雀がいたこと。動物園以外で初めてみました。
庭の向こうに沈む夕日を独り占め気分で満喫した後
いよいよディナー。およそ8000円というコースです。
ライトアップされた庭を見ながら
地元ビール・キングフィッシャーで1人で乾杯。
これまでインドで見たことのないような
凝ったお洒落なお料理を頂きました。
正直、お味は日本で食べた方が美味しい、と僕は思いましたが。
地元楽器・セントゥール(?)の生演奏が流れながら
ライトアップされた王宮で贅沢なひと時を過ごしました。
記念撮影を、と思いスタッフに撮ってもらいましたが
何度撮り直しても・・・僕にピントが合うことはありませんでした。
更新:
2010年3月19日
結局更新が滞ってしまいましたが、
インドの旅、満喫して無事帰国しています♪
前々回のブログで書いたとおり
首都ニューデリーで不安いっぱいのスタートでしたが、
まずは今回の目的地、ジョードプルに向かいます。
ちなみに格好はこんな感じ。
およそ10kgのリュックに貴重品を入れたウェストバッグ、
さらにカメラバッグを斜め掛けというザ・バックパッカー姿です。
ニューデリーの国内線空港で見る飛行機はどれも珍しく。
以前乗った、ビール会社系の“キングフィッシャー”以外にも
今回乗った民間最大手の“ジェットエアウェイズ”。
ロゴの大きな格安航空会社、“ゴーエアー”や
これは???読めませんが。
さらにはこんな“スパイスジェット”なんて航空会社も。
これって日本で言うと“醤油航空”か”わさびエアライン”みたいなことですよね。
なんて勝手な想像をしながらジョードプル空港に到着。
さすが砂漠の入り口の街といわれるだけあって、
天気は快晴、気温は30度を超えています。
空港を出てすぐ見えるオートリキシャーのプリペイドカウンターで
およそ5km離れた市内中心部の行き先を告げて140ルピー(280円)と言われます。
直接運転手と交渉するよりぼられる心配が少ないプリペイドシステム、
と思って安心して140ルピー払って乗り込みました。
帰りに市内中心部から空港に向かった時は80ルピーで行けましたが。
くそっ・・・。
中心部のバザールのエネルギーやスパイスの鮮やかな色にも目を見張りますが
なんといってもジョードプルは「ジョーダ王の街」という意味なくらいで
ジョーダ王が1459年に建設した城砦「メヘラーンガル砦」がシンボル的存在。
130mの切り立つ岩山の上にさらに高さ36mもの城壁が積み上げられていて
その名の「荘厳な砦」という意味どおり大迫力に街を見下ろします。
そしてもう1つの名物がその砦に見下ろされる家々の多くが青く塗られた壁を持つこと。
別名“ブルーシティー”と呼ばれるゆえんです。
目に涼しく虫除けの効果も期待されているそうですが
城壁から見下ろした青は砂漠のオアシスとして輝きます。
城を目指して青の間を抜けているとやたらと話しかけてきて僕と並んで歩くおっちゃん。
以前の僕なら警戒して無視、もしくは分かりやすく眉間にしわを寄せて遠ざけるんですが、
いやいや、今回はインドの人達とコミュニケーションを取るというのも目的のひとつ。
だいたい初日に乗ったオートリキシャーで運転手が
「燃料がないから入れる。お金ないから運賃先払いしてくれ」と言われ
「金持ってないわけないだろ。入れるなら自分で入れろ」と信じなかった結果、
オートリキシャーがガス欠で止まってしまうという
まさかの体験をしていた私は、インドの人を信じてみようと思っていたところ。
「どっから来た?」「今日はどこ行く」なんておっちゃんの話に
しばらく付き合っているといつからか意気投合。
おっちゃんの家も見せてくれましたし
ここ覗いてみたらと言われ1軒の民家らしきを覗くと
電気もつけずに入り口からの外光だけで行われていたのは数学の授業。
16歳以下の子と言ってましたが学校ではなく塾のようなところか?
おっちゃんの仕事は昔ながらの天秤を使ってのなんかの粉の量り売り。
女性の職場といって見せてくれた葉巻タバコを路上で作る女性達。
迎えに行くついでにと子供達の通う小学校まで見せてくれました。
まぁ、それぞれの場所でちょっとずつお金を要求されたりはありましたが、
やっぱり変に警戒せず仲良くなってよかった♪
大変貴重な体験をさせてもらいました。
この後はジョードプルでの目的の1つ。
現在も王族が住むという宮殿ホテルを目指します!
更新:
2010年3月15日
ほとんど余裕なく更新が止まってましたがインド旅は無事続いています♪
マハラジャ(王族)の宮殿ホテルを覗いたり
また寝台列車で移動したり
砂漠に行ってみたり
と今回も盛りだくさんの旅を満喫していますが、詳しくはまた帰ってから。
ちなみに今日(3/15)は帰りの経由地シンガポールで、できたばかりのカジノ、さらにはオープン前のユニバーサルスタジオシンガポール・USSを取材している、はずです。
更新:
2010年3月11日
ニューデリー空港を出てきたのが昨夜の23時頃。
そこから市内へのバスを探すも見つからず、オートリキシャー(3輪スクータータクシーで安いが遅いし寒い)で市内へ。
もう2回目で慣れたもんですから、前回同様ホテルも適当に探して値切って…
と思って予約もとってなかったらこれが大間違い!
安宿街近くまで行ったら「今日からフェスティバルで中には入れない」と道の人。
最初は嘘かとも思ったんですが、運転手も行ってくれないし、その後違う宿街に連れて行かれるも「今日からフェスティバルで部屋はない、fullだ」と言われる始末。
夜中で街もフェスティバルでいつも以上に危ない、と脅され、空いているのはミドルクラスのホテルだけ、とのこと。
半信半疑ながら路上で夜を明かす勇気もなく、仕方なくミドルクラスのホテルへ。
予定では6〜700円のホテルに泊まるはずだったのに。
部屋を見る限り10倍以上の差があるとは全く思えないんですが…
窓空いてる?ってくらい外の音聞こえるし、白いはずのタオルは白くないし。
およそ1万円(しかも最初は2万くらいと言われ泣きついて値切ってこれ)という高級?
ホテルに入ったのはもう深夜1時近く。
ここがどこだかもわかってないし…
不安いっぱいのインド旅スタートです。
更新:
2010年3月11日
ラジオ・たびぐみの取材旅でインドでの道シーズン2がスタートしました!
昨日(3/10水)朝11時に卒業旅行の学生グループが多い関空を一人で出発しておよそ7時間でシンガポールへ。
橋下知事も羨むアジアのハブ空港・チャンギ空港でその広さや人の多さ、ショップの多さなど勢いを感じながら、そこからさらに5時間半ほどかけてインド・ニューデリーに到着です♪
安いチケット(それでも往復13万円くらい)で、遠回りの経由とは言え、
なかなかどうして、インドは遠いですな。
シンガポール航空は120本もの映画の中から自由に選んで見放題ってことで最新を3本も見て来たんであっという間でしたが。
さぁ今回はどんな旅になるのか、余裕がある範囲で現地から更新します!
バックナンバー
2012年
9月
8月
7月
2月
2011年
3月
2月
1月
2010年
12月
11月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月
2009年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月
2008年
12月
11月
10月
8月
7月
6月
5月
3月
2月
1月
2007年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
3月
2月
1月
2006年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
4月
3月
2月
1月
2005年
11月
9月
8月
7月
6月
4月
3月
1月
2004年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
4月
3月
2月
1月
2003年
10月
9月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月
2002年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
3月
2月
2001年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
プロフィール
名 前:
山中 真
誕生日:
11月20日
星 座:
さそり座
血液型:
A型
入社年:
2001年
担当番組
ちちんぷいぷい