イスラエル:被爆者が訪問 「核と共存できぬ」に共感 イラン脅威「現実を見ろ」の声も

2012年09月28日

戦争体験を語り合い、ホロコースト生存者と抱き合う被爆者の土田和美さん(手前左)。右端は杉野信子さん=イスラエル・エルサレムのホロコースト記念館「ヤドバシェム」で2012年9月11日、花岡洋二撮影
戦争体験を語り合い、ホロコースト生存者と抱き合う被爆者の土田和美さん(手前左)。右端は杉野信子さん=イスラエル・エルサレムのホロコースト記念館「ヤドバシェム」で2012年9月11日、花岡洋二撮影

 だがこの集会について報じたニュースサイト、Yネットのウェブサイトには、「核兵器保有」を擁護する多くの意見が書き込まれた。「イスラエルはかつて、シリアとエジプトを核で脅した。その後、平和が保たれた」「(核開発疑惑のある)イランに行け」「現実を見ろ」

 それでも「核兵器保有」について語り合う貴重な機会になったことは間違いない。「イスラエル軍縮運動」の創始者、シャロン・ドレフさんは「やっと国民が議論を始めることができた」と評価する。

 ◇ホロコースト生存者と交流 「戦争被害語り継ぐ責任」

 被爆者はホロコースト生存者とも対面した。杉野信子さん(68)=東京都=は中学1年の兄が原爆で行方不明となり、死が確認されるまで帰宅を待ちわびた母の体験を紹介した。旧チェコスロバキア出身のジゼル・シコビッチさん(85)は「無力感が同じだ」と共感を示した。シコビッチさんは44年に強制収容所に送られ、1日パン1枚で生き延びた当時の様子を語った。

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