イスラエル:被爆者が訪問 「核と共存できぬ」に共感 イラン脅威「現実を見ろ」の声も

2012年09月28日

戦争体験を語り合い、ホロコースト生存者と抱き合う被爆者の土田和美さん(手前左)。右端は杉野信子さん=イスラエル・エルサレムのホロコースト記念館「ヤドバシェム」で2012年9月11日、花岡洋二撮影
戦争体験を語り合い、ホロコースト生存者と抱き合う被爆者の土田和美さん(手前左)。右端は杉野信子さん=イスラエル・エルサレムのホロコースト記念館「ヤドバシェム」で2012年9月11日、花岡洋二撮影

 広島に投下された原爆の被爆者4人が今月10日から1週間、イスラエルに滞在し、エルサレムなどで証言集会を開いた。イスラエルは核兵器の保有が確実視されながらもその有無を明確にしない「核のあいまい政策」を続けているため、公の場で核兵器の是非が問われる機会はほとんどなかった。被爆者らは独ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)生存者とも交流し、戦争被害を語り継ぐ重要性を確かめ合った。【エルサレム花岡洋二】

 今回の交流は、NGOピースボートと地元の市民団体「イスラエル軍縮運動」が被爆者との初の本格的な交流事業として主催した。

 エルサレムでの集会には市民約30人が参加した。被爆者の三宅信雄さん(83)=埼玉県在住=は、被爆者の体の皮が焼けただれたり、知人が次々と亡くなった様子を語った。参加者の一人は「核兵器保有疑惑のあるイランに対し、イスラエルが先制攻撃を仕掛ける可能性があることをどう思うか」と疑問を投げかけた。

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